「劇場でお会いしましょう!」ペ・ドゥナからコメントも
20年ぶりにメインキャスト4人が揃う!『リンダ リンダ リンダ』4K版公開記念イベント開催決定
2025.07.23 12:00
©「リンダ リンダ リンダ」パートナーズ
2025.07.23 12:00
山下敦弘監督作『リンダ リンダ リンダ』の4Kデジタルリマスター版が8月22日(金)より公開されるのを記念して、メインキャスト&監督が登壇するイベントの開催が決定した。
20年前の2005年7月23日(土)に公開され、本日公開20周年を迎えた『リンダ リンダ リンダ』は、文化祭前日に突如バンドを組んだ女子高生たちが最終日の本番に向けてTHE BLUE HEARTSの名曲をコピーすべく猛練習に励む3日間を描いた物語。世界で活躍する俳優ペ・ドゥナが歌う、たどたどしくも心に響くブルーハーツの名曲たちと、実際にドラムとギターに挑んだ前田亜季と香椎由宇のひたむきな佇まいと、本職ミュージシャンながら演技初挑戦で女優たちと渡り合ったBase Ball Bearの関根史織。監督の山下敦弘がこの奇跡的なコンビネーションをまとめ上げ、青春映画の金字塔として公開から20年経っても世界中にファンを増やし続けている。

そして今回の4K版リバイバル公開を記念して、バンドのボーカルで韓国人留学生・ソンを演じたペ・ドゥナが来日し、8月21日(木)に丸の内ピカデリーにて公開前夜祭イベント、8月23日(土)にグランドシネマサンシャイン池袋にてトークイベントが行われる。イベントにはペ・ドゥナをはじめ、ドラムの山田響子を演じた前田亜季、ギターの立花恵を演じた香椎由宇、ベースの白河望を演じた関根史織(Base Ball Bear)、そして山下敦弘監督も登壇。メインキャスト4人が揃うのは20年ぶりとなり、チケット発売情報などの詳細は後日発表される。
ペ・ドゥナ コメント全文
“I’m coming to Japan! Let’s meet at the theater!(日本に行きます!劇場でお会いしましょう!)”
リバイバル公開に向けたコメント(解禁済)
ペ・ドゥナ
映画『リンダ リンダ リンダ』が20周年を迎え、4K公開するとのこと、心よりお祝い申し上げます。 2004年の前橋での『リンダ リンダ リンダ』の撮影は、私にとって忘れられない大切な思い出です。韓国映画界だけで活動していた私にとって初めての海外作品でしたが、日本語も日本文化も不慣れな私は劇中の歌そのものだったように思います。 そんな私の友達になってくれた香椎さん、前田さん、関根さんと撮影しながら感じたその暖かさは今でも心に残っています。 『リンダ リンダ リンダ』は、個人的にも、私の20代の出演作品の中で一番好きな作品のひとつであり、とても誇らしい作品です。「歌ができなくてもいい、日本語ができなくてもいい」とラブコールを送ってくださった山下敦弘監督に改めて感謝します。 おかげで、こんな貴重で素晴らしい作品の中に私の20代が収められました。 改めて20周年おめでとうございます。
前田亜季
20周年おめでとうございます。大好きな作品が再び4Kで上映されること、本当に嬉しく、私自身もとても楽しみです。 試写で久しぶりにスクリーンで見て、懐かしさで胸がいっぱいになると同時に、新鮮に感じる不思議さ。 泊まり込みでみんなで通った現場や撮影合間の出来事、部室でした楽器練習、色んなことが思い出されて、素敵な記憶として私に刻み込まれてるのだな、と思います。 実際の高校生活よりも青春していた日々。校舎のカットがいま、胸にグッときます。 再びの方にも、新たにの方にも、ぜひ大きな画面で楽しんでいただけたらと思います。 一緒に楽しみましょう!
香椎由宇
この度は公開20周年おめでとうございます! 部活にしろ、遊びにしろ、何にしろ、何かに熱中することを少し恥ずかしいと思い込んでた10代、そんな時にこの作品の撮影がありました。 ドゥナさんを始め、前田さん、関根さんとは、まるで本当の同級生のように部活(バンド練習)に励み、あんなに何かに一生懸命になれたことも、国も年齢も違えどあんなに毎日毎日ただただ笑えたのも、演技なのか演技じゃないのか錯覚するように撮影に臨めたことも、私にとっての宝物の時間になりました。 そんな全てをしまいこんだ『リンダ リンダ リンダ』 今観ても愛おしく懐かしく、また、当時の自分を羨ましく思える作品です。 20年前に観た方も、今青春真っ只中な方にも、やっぱり観て欲しいと胸を張ってお届けしたい作品です。
関根史織(Base Ball Bear)
撮影当時、わたしはまだ下北沢でライブし始めたばかりのバンドマンでした。 縁あって出演が決まったのですが、バンドマンとしてのキャリアも浅いわたしがいきなり出演して大丈夫なのか…そもそもあいつ演技できんのか?と恐らく周りの人たちを大変不安にさせたかと思います。 でもそんなわたしを、現場の誰1人バカにしたりせず、ほぼ自分のままでいられるような役に皆で仕立てあげて下さいました。 20年経った今もわたしはバンドをやっているのですが、どこへ行っても本当に色んな人たちから「あの映画大好きなんです」と言ってもらえます。 こんなに嬉しいことはあまりないです。 今回の4Kリマスターをきっかけにまた改めてたくさんの人に観ていただけたら嬉しいです。
山下敦弘監督
『リンダ リンダ リンダ』という映画は、たぶんいろんな出会いとタイミングが上手く折り重なった映画なんだと思う。 “女子高生がブルーハーツのコピーバンドをする” ただそれだけの物語なのに、あの頃の自分たちなりの欲望や衝動が滲み出ていて、内容はもちろん、作る側も青春ど真ん中にいたような気がします。 あと皆んながホント可愛い。 監督しといてなんですが、自分にとって“奇跡の一本”だと思っています。 4K リマスターされた『リンダ リンダ リンダ』は当時の印象そのままにまた新しい感動を与えてくれると思います。是非スクリーンで楽しんでください。