2025.07.09 07:00
©2025「君の顔では泣けない」製作委員会
2025.07.09 07:00
芳根京子主演、髙橋海人共演の映画『君の顔では泣けない』が11月14日(金)に公開されることが決定し、特報映像とティザービジュアルが解禁された。
君嶋彼方の同名小説を原作とした本作は、坂平陸(さかひら・りく)と水村まなみによる15年に及ぶ“男女入れ替わり”の物語。高校1年生の夏、プールに一緒に落ちたことがきっかけで心と体が入れ替わってしまった二人は、元に戻る方法を模索し奔走するも見つからないまま人生の転機を経験していく。しかし30歳の夏、まなみは「元に戻る方法がわかったかも」と陸に告げる。
監督を担当するのは『決戦は日曜日』(22)の坂下雄一郎。主演の芳根京子は入れ替わったことを受け入れられず、不器用ながらも誠実に生きようとする主人公・陸を演じ、髙橋海人は陸と入れ替わってしまうまなみを務める。
さらに今回、15歳の二人を演じたキャストが解禁された。陸役を演じるのは、第9回「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受賞し『とりあえずカンパイしませんか?』(TX)でドラマ出演を果たした西川愛莉。まなみ役には、スターダストプロモーション所属の新人&若手俳優集団・恵比寿学園男子部”EBiDAN”の研究生であるEBiDAN NEXT NAGOYAのメンバーとして活動し、『D&D〜医者と刑事の捜査線〜』第3話(TX)でドラマ初出演を果たした武市尚士が抜擢された。二人は共に本作が映画初出演となる。

初の本編映像となる特報では、入れ替わった陸とまなみが元に戻れないまま、15歳から30歳までのお互いの人生を歩む様子が描き出される。進学、初恋、就職、結婚といったかけがえのない15年間がエモーショナルに紡がれる中、芳根演じる陸が「入れ替わったのが水村でよかった」とこぼすと、髙橋演じるまなみも「私もいま同じこと言おうと思ってた」と和やかに応える場面も。しかし映像の最後は、「私の顔で情けなく泣かないでくれる?」というまなみの言葉と共に、溢れる涙を必死に堪える陸の表情にタイトルが重なる印象的なカットで締めくくられる。
併せて解禁されたティザービジュアルは、向かい合って座る陸(芳根京子)とまなみ(髙橋海人)の姿を切り取った一枚。「この人生は、本当は君のものだから」という二人の15年間の葛藤がにじむようなコピーが添えられている。
西川愛莉(坂平陸役)コメント
オーディションの結果を聞いた時は、とても嬉しかったと同時に、陸とちゃんと向き合っていけるのか、不安もありました。
突然体が入れ替わり、帰る家も、話せる友達も、見える景色もすべて変わってしまった2人。
「自分のやりたいことって何だろう」「そもそも自分って誰なんだろう」
誰にも相談できない秘密を抱えながらも、「元に戻れる」という希望を信じ、進み続ける2人。
脚本や原作を読む中で、陸の悩みや葛藤、悲しみや孤独と沢山向き合っていきました。
ファンタジーな世界観でありながら、繊細で丁寧な、そして陸とまなみに寄り添ったお話です。
この映画が観てくださる皆さんにどのように届くのか、期待と緊張で一杯ですが、
先が見えない不安の中、もがいて悩んで、お互いに支え合いながら成長していく2人を劇場で見守っていただけたら嬉しいです。
武市尚士(水村まなみ役)コメント
水村まなみの高校生時代を演じました、武市尚士です。
小説を読んだ時から、さまざまな解釈ができて終わりのないこの物語に、引き込まれていました。そして、自分がこの作品でまなみを演じさせていただくことが決まってからクランクアップまでの間、何度も何度も脚本読み返す中で、読むたびに新たな気づきがあり、より深く考えながら演じました。
俳優として初めての現場で、緊張でドキドキが止まらなかった僕に、監督やスタッフのみなさん、そして共演者の方々がたくさんのことを教えてくださったおかげで、最後まで演じ切ることができました。いきなり始まった新しい生き方を、まなみなりに向き合い生きる姿勢に、僕自身がたくさん勇気をもらいました。
自分の人生の尊さと大切さをあらためて感じられる作品です!ぜひ、劇場でご覧ください。