2025.05.30 19:00
©LAPONE ENTERTAINMENT
2025.05.30 19:00
激しさだけじゃない、魅力全開のステージ
MCでは池崎理人がJO1の豆原一成と共演した映画『BADBOYS -THE MOVIE-』のPRで回し蹴りをしてみせたり、田島将吾が唐突なクイズをはじめてみたり、普段のINIが垣間見えるトークを展開。佐野雄大が「地球最後の日に何をするか」と質問を投げかけると、許豊凡は「たぶん食べ物は入らないと思うからバンジージャンプかスカイダイビングしたい」と現実的な答え。尾崎匠海は「ハンバーガーが食べたい」というと、佐野は「俺、包むの速いよ。作ってあげようか?」とノリノリで返していた。
最近、ショート動画でバズっているラブライブ!の「愛♡スクリ〜ム!」の一節を真似て松田迅が「何が好き〜?」と問いかけると、「チョコミントよりもINI」と答えるMINI。後藤威尊に聞いてみると「ラットプルダウンよりもMINI」と、筋トレ好きな後藤ならではの答えが返ってきた。さらに木村に聞くと「MINIよりも迅」とハグ! 思いがけない答えとハグに「カメラ回ってるから!」と言いながらも松田はニコニコでハグを返していた。

MCではわちゃわちゃトークでMINIを笑わせるINIだが、ひとたびライブに戻ればパフォーマンスで会場を圧倒する。「CALL 119」では見事に統率の取れたダンスを披露しながらも、パフォーマンスの合間におたがい目を合わせてにっこり笑顔を見せる姿が印象的。「Potion」は6月25日に発売される3rdアルバム『THE ORIGIN』に収録される曲で、このツアーが初披露。背番号が書かれたスポーティなシャツを着て、部活のような雰囲気のステージは、カジュアルで気取らないINIの魅力全開。木村は耳に手を当て、会場のINIが叫ぶ「INI」コールを聞いて満面の笑みを浮かべていた。
なお「Potion」は池崎が作詞した曲で、好きな歌詞を聞かれた佐野は「No pain,I turn it 失敗さえ成功へのPromise」のフレーズを歌いながら、「成長のためにはいろんな失敗もしないといけないので、それも成功の道だと思います」と真摯な表情を見せた。アンコールでは田島の「パーティはまだまだ続くぜ!」という掛け声とともに今年4月3日にリリースしたばかりの「Party Goes On」も披露。パフォーマンスの合間にハートを作ったり、なぜかごま団子のリレーがはじまったり、激しいだけではないINIらしいかわいさと面白さが詰まったステージとなった。

そして最後には愛知・バンテリンドームナゴヤで3日間行う追加公演「2025 INI LIVE [XQUARE – MASTERPIECE]」が発表されると、会場のMINIからは「おめでとう!」の大歓声が飛んだ。「こうやって喜びを分かち合えるのってうれしいね」と後藤が言うと、木村は「メンバーもスタッフもがんばってくれてるけど、なによりMINIのおかげなので!」と感謝の気持ちを表現した。今年も去年に引き続き「SUMMER SONIC2025」への参加が決定し、バンテリンドームナゴヤ3Daysのあとには「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025」への出演も決まっている。今年もINIにとって熱い夏になりそうだ。