2025.05.16 18:00
2025.05.16 18:00
一番素に近かったのは『ばらかもん』の美和
──柚月は修学旅行の最中に事件に巻き込まれます。この春、高校を卒業した豊嶋さん。Instagramを拝見していると、体育祭で応援団をしたり、かなり高校生活を満喫したみたいですね。
はい。高校生活に後悔を残したくないなと思って、思い切り楽しみました。でも、途中で転校した関係で、実は修学旅行には行けなかったんです。だから、今回初めてちょっと修学旅行気分を味わえました。
──もしもう一度高校生に戻って修学旅行に行けるなら、どこに行きたいですか。
転校する前の学校では、修学旅行の行き先を選べたんです。沖縄と台湾とマルタ共和国の三択だったんですけど、私はマルタ共和国派でした。マルタ共和国ってヨーロッパの中でも物価がそんなに高くなくて、行きやすい国なんです。行けずにちょっと悔しい思いをしたので、マルタ共和国に行ってみたいです。

──ギターの話が出ましたが、TikTokでもよく弾き語りを披露されています。最近ハマっているアーティストは誰ですか。
最近どハマりしているのが星野源さん。前から曲はちょこちょこ聴いていたんですけど、昨年の「紅白歌合戦」のパフォーマンスに心が震えて、そこからより聴くようになりました。私の中で最近ちょっとゆっくり生きてきたいなというムードがあって、そんな気分と星野源さんの音楽が合うというのもあるかもしれません。
あとは、龍宮城というグループが好きで、来月(取材は4月に実施)新曲のCDがリリースされるので、めっちゃ楽しみ! 絶対ほしいです!
──他にもダンスが得意だったり、イラストを描いたり、好奇心旺盛な方なんだなと思いました。
そうなんですよね。なんにでも挑戦したくて。
──Instagramにアップしていた『もののけ姫』のコスプレも完成度が高くてびっくりしました。
ありがとうございます。あれは友達に小道具をつくってもらって、カメラも兄の友人に撮ってもらって、メイクも全部セルフです。ちょうどハロウィンの時期ということもあって、今年はちょっと手の込んだことをやりたいなと思った結果、ああなりました(笑)。
──『もののけ姫』、好きなんですか。
好きです。でも、ジブリでいちばん好きなのは『魔女の宅急便』! ただ、キキのコスプレってあまりコスプレ感がないというか、どうしたらいいかわからないじゃないですか。だからもし次のハロウィンでキキをやるなら、ちょっと場所にこだわってみようかなと思ったり。
──それこそヨーロッパに行けば。
いいですね、それ。アリです。めっちゃいいこと聞いちゃった。ちょっと真剣に考えます(笑)。
──興味のあることがたくさんあると、お休みの日もやることでいっぱいになりそうですが、オフは何をして過ごすことが多いですか。
高校1〜2年生くらいまではお休みの日は「友達と遊ぶぞ〜!」「どっか行くぞ〜!」という感じだったんですけど、最近は自分の体力のなさを痛感していまして(笑)。
──さすがにまだ早いです(笑)。
いや、本当なんですよ(笑)。だからお休みが1日しかなかったら絶対家にいます。遊びに行くとしたら最低3日は休みがほしいですね。真ん中の1日は友達と遊んで、前後は家でゆっくりしたい。家でNetflixを観たり、今ちょうど一人暮らしなので、たまった家事を片づけます。

──多趣味な豊嶋さんですが、次に新しくやってみたいことはありますか。
最近気づいたんですけど、私、人にアドバイスをするのが好きなんです。先日、占いに行ったときも、何も言ってないのに「何かのアドバイザーとか向いていると思うよ」と言われて。ちょっと何かのアドバイザーになりたいなって考え中です。
──もともと友達から相談を受けることが多いんですか。
多かったですね。たとえば、その日の予定を立てるとか、プレゼントのアドバイスをするのが好きなんですよ。「プレゼント、何をあげたらいいと思う?」みたいな相談はもう任せてっていう感じです(笑)。予算に合わせて「このブランドのこのアイテムとかいいと思う」ってきちんとプレゼンできます。
──今、『なんで私が神説教』に出演中ですが、友達に対してお説教じゃないですけど、そっちの道に行っちゃダメだよみたいなときは、ちゃんと注意できますか。
親友とか、本当に仲の良い相手になら言います。どうでもいい人に対して、わざわざお説教とか注意をしようとは思えないけど、自分が大切にしたい人にはやっぱり幸せになってほしいから、伝えなきゃいけないことがあったらズバッと言うタイプです。

──演じている内藤彩華の要素はゼロですね。
ゼロです(笑)。学生時代にハブられたことはあります。でも、私自身が「自分のことを必要としていないなら大丈夫です」というスタンスなので、特に気にしていませんでした。だから彩華みたいにイジられたら、すぐそのグループから離れられる。そこは彩華と違うところですね。
──ナイーブな役をやっている印象が強いですが、お話を聞いている限り、豊嶋さん本人はかなり明るいですね。
結構ポジティブです(笑)。今まで演じさせてもらった役で言えば、『ばらかもん』の美和が一番自分の素に近かったというか。ああいう活発でわんぱくな感じのほうがテンション的にはやりやすかったですね。撮影の合間もわりとうるさいので(笑)、ナイーブな役をやるときは現場での居方がわからなくなるときがあって。『ばらかもん』のときは小学生の子たちがいたので、私があまりはしゃぎすぎると示しがつかないなと思って気をつけていましたけど、ボケもツッコミもする役だったので、現場でも楽しく過ごしていました。
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