2025.05.05 20:00
2025.05.05 20:00
2024年7月、Kep1erからMASHIRO(マシロ)とYESEO(イェソ)が合流し現在は韓国人2名、日本人4名構成となったガールズグループ・MADEIN(メイディン)が4月29日、Zepp DiverCity (Tokyo)でSHOWCASE LIVEを開催。この日は韓国人メンバーの1人であるSUHYE(スヘ)が体調不良で不参加となったが、満員の客席を前に、全員笑顔でステージを披露した。昼夜2回行われた公演のうち、2部のレポートをお届けする。

メンバーそれぞれの紹介を兼ねたVCRが流れ、MADEINを待ち焦がれたファンのメンバーを呼ぶ声が大きくなる中、DJがMADEINの曲をメドレーでつないでいく。そんなDJタイムを経て、スパンコールがあしらわれたベビーピンクの衣装に身を包んだメンバーがついにステージに登場すると、まずは今年2月にリリースした「LOVE, AFRAID」からライブはスタート。DEUXの名曲をリメイクしたこの曲は、90年代のK-POPの香りを感じさせながらも、彼女たちのたおやかなボーカルとフォーメーションダンスが映える。続く「Starlight」では一転、弾けるリズムとダンスが印象的なステージを見せ、早くもMADEINの幅の広さを感じさせた。

MCではMiU(ミユ)が「今日も楽しんで行きましょう!」と観客を盛り上げると、リーダーのMASHIRO(マシロ)も「ここで体力全部使っておうちに帰りましょう!」と元気いっぱいに挨拶。そんな勢いのままはじまった「HONESTLY」は、ミドルテンポのしっとりした曲。彼女たちの瑞々しい歌声が響きわたり、ボーカルの実力、特にハイトーンの美しさがよくわかる。続いて披露された「UNO」はMADEINのデビュー曲。セーラー服を着た少女たちの恋を描いたMVも印象的だったが、EDMサウンドの変化するリズムに合わせてメンバー同士ではしゃぐように踊ったり、はじける笑顔を見せるパフォーマンスは、等身大の彼女たちの姿を彷彿とさせる。「MADELEINE」ではさわやかなメロディによく似合う初々しいダンスで王道的なかわいさを見せつけ、アイドルらしい魅力もアピール。

この日はメンバーそれぞれが準備したソロステージも。SERINAはいきものがかりの「気まぐれロマンティック」を最初から最後までかわいさ全開で披露したかと思えば、続くNAGOMIはたくさんの風船を手に登場し、ミラーボールが回る会場で平成の名曲「LA・LA・LA LOVE SONG」を熱唱! YESEOはKep1er時代にもカバーしたことがあるRADWIMPSの「すずめ」で美しい声と表現力の高さを遺憾なく発揮し、歌い終わった後に会場にどよめきが起こったほど。

MASHIROはOfficial髭男dismの「Subtitle」をアコースティックギターを弾きながら歌い、MiUはBritney Spearsの「Me Against the Music」で長い手足と体のやわらかさを活かしたダイナミックなダンスを披露し、会場のMABY(MADEINのファンの名称)を魅了し、メンバーそれぞれが自分の個性と魅力をアピールした。

モノトーンの衣装に着替えて全員が再びステージに登場すると、話題は直前までのソロステージに。SERINAは「いつもカラオケで歌ってたんですよ」、MiUは「今までとは違った感じを見せたかったんです」とそれぞれ曲の選定理由を明かしてくれた。
ここからはライブもいよいよ終盤へ。「EYE TO EYE」では森に浮かぶ星空をバックにYESEOとMIUの伸びやかなハイトーンが響き渡る。アコースティックギターのイントロからはじまった「SATURN」では重みのあるサウンドに反して軽やかな歌声が会場を満たし、また新たな魅力を見せる。そして本編ラストのパートに向かう前に、マイクチェンジのため再びMCタイム。YESEOがSERINAとのケミ名(メンバーのうち2人の関係性を表す名称)を決めてほしいとMABYにお願いすると、会場からはいろんな候補が上がり、その中でもSERINAは2人の名前から取った「イェリナ」が気に入った様子。今後は「イェリナ」のケミがMADEINを盛り上げていくかも?
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