フレッシュな学生キャストに寄り添う実力派8名が解禁
桜田ひより主演映画『この夏の星を見る』に岡部たかし、工藤遥、小林涼子、朝倉あき、堀田茜ら
2025.04.24 19:00
©︎2025「この夏の星を見る」製作委員会
2025.04.24 19:00
7月4日(金)より公開される桜田ひより主演映画『この夏の星を見る』に岡部たかし、中原果南、工藤遥、小林涼子、上川周作、朝倉あき、堀田茜、近藤芳正が出演することが解禁された。
直木賞作家・辻村深月による青春小説の実写化した本作が描くのは、新型コロナウィルスが蔓延したコロナ禍を背景に、登校や部活動が次々と制限されて大人以上に複雑な思いを抱える中高生たち。部活動を制限された中高生たちは、リモート会議を駆使して同時に天体観測をする競技「オンラインスターキャッチコンテスト」に挑む。茨城、東京、長崎五島の中高生が始めたこの活動がやがて全国に広がり、ある奇跡をもたらしていく。
監督を務めるのは、ショートフィルム『ワンナイトのあとに』がYouTubeで300万回再生され話題となった山元環。脚本は坂元裕二教授の元で脚本を学び、2022年に『ケの日のケケケ』が第47回創作テレビドラマ大賞にて大賞を受賞した森野マッシュが務め、音楽は映画『ルックバック』で音楽と主題歌を担当したharuka nakamuraが手掛ける。撮影は東京都渋谷区や茨城県土浦市、長崎県五島市にて昨年9月から開始され、原作者の辻村が小説を執筆する際に実際に取材した茨城県立土浦第三高等学校でも撮影が行われた。
主演の桜田ひよりが演じるのは、茨城県立砂浦第三高校の二年生・溪本亜紗。これまで誰も経験したことのないコロナ禍において、不安な気持ちや悩みを抱えながらも懸命に生きる亜紗を確かな演技力と多彩な表現力で演じ切る。
また、先日発表された第2弾キャストでは、亜紗と同級生で同じ天文部に所属している飯塚凛久役を水沢林太郎が務め、亜紗と凛久の一学年上の先輩・山崎晴菜役を河村花、亜紗と凛久の一学年下の後輩・広瀬彩佳役と深野木乃美役をそれぞれ増井湖々と安達木乃が演じることが明らかになった。さらに、長崎五島に住む学生を中野有紗、早瀬憩、和田庵、蒼井旬が演じ、東京都心で暮らす学生を黒川想矢、星乃あんな、萩原護、秋谷郁甫が演じる。

©︎2025「この夏の星を見る」製作委員会
今回解禁されたキャストは8名。主人公・亜紗(桜田ひより)や凛久(水沢林太郎)が所属する茨城の県立高校の天文部顧問・綿引役を現在放送中の日曜劇場『キャスター』で存在感を放つ岡部たかしが演じる。また、高校生の円華(中野有紗)や柊(和田庵)たちが挑戦する天体観測をサポートする五島市の天文台の館長・才津役には、テレビドラマや映画、舞台など数多くの作品に出演する名バイプレーヤーの近藤芳正。都内の高校で物理部の顧問である市野役を朝倉あき、同じく都内の中学校で理科部の顧問・森村役を上川周作がそれぞれ演じる。岡部、近藤、朝倉、上川の4人は、学生たちが「オンラインスターキャッチコンテスト」に挑む際、誰も経験したことのない競技を成功に導くべく、学生たちと同じ目線で共に挑む姿を体現する。
さらに、五島市で旅館を営む円華の母親役を中原果南、茨城県に暮らす凛久の姉役を工藤遥が、それぞれが微妙な関係性の親子・姉弟という適度な距離感を感じさせる芝居を魅せる。そして主人公の亜紗が小学生の時、投稿したメッセージが流れるラジオ番組のパーソナリティ役を小林涼子、亜紗が宇宙に憧れることと同様に羨望の眼差しを送る宇宙飛行士役を堀田茜が演じることも決定した。
コメント一覧
岡部たかし
脚本を読んで。これは若者たちの青春を描いているのだけど、それは同時に大人の青春でもあるのだなと感じました。困難な時期に学生たちのアイデアに乗ってなんとかそれを実現させるべく奮闘し、共に一喜一憂する大人たち。青春やがな。
実際でも撮影のとき、若い俳優たちと遠出し山に行って望遠鏡を覗いたり、おしゃべりしたりご飯を食べにいったり。青春やがな。この作品を通じ、それぞれが経験したコロナ禍を生きたあの頃を、青春を思い返してほしい。なにか大事なことがあったはず。
中原果南
ほぼマスクをした状態での表現・・・どんな映像になるのだろう。想像しながら読む脚本には、あの未曾有の混乱下でも弾けるエネルギーが、色彩が、強烈な熱量をもってありました。マスクをとびこえて。登場人物たちのみならず実際の私達も、あの時、懸命に生きた、知恵をしぼった。そんな讃歌がこの作品には溢れています。辻村深月さん、山元環監督からのメッセージが沢山の方々に届きますように。公開を心から楽しみにしています。
工藤遥
今では、”戻った”とされる日常がいかに豊かで眩しいものであるのか実感した撮影期間でした。
行き場のない気持ちと抗えなかった現実を改めて過ごすと、少しずつ心が乾いていくのを感じました。沢山のものを奪われ、願っても取り戻せないですが、そういう側面よりもこんな時だからこそ見つけられる確かな光もあるはずだと、信じて無我夢中で捉えにいく天文部のみんなは、まさしく一等星でした。そんな作品です。是非劇場でご覧頂けたら嬉しいです。
小林涼子
今は記憶が少し薄れてきてしまったけれど…新型コロナにより、世の中が大きく変わっていったあの瞬間は、私自身も今までに感じたことのない不安を感じていた事を思い出しました。
でも、時間は待ってくれない!模索しながらも自分達の青春を諦めない彼女彼らが眩しく感じました。
また、私自身もJ-WAVE でラジオのナビゲーターを務めており、毎週子どもたちの疑問質問に答えるコーナーがあるので、ラジオから聞こえてきたその内容が、その後の人生をこうして変えていく瞬間があると思うと励みにもなりました。
上川周作
初めて台本を読んだとき、コロナ禍という見えない不安の中で、どうにか生徒たちを支えようと奮闘する教師たちの姿に強く心を動かされました。
そして自分自身も、何が正解かわからない状況の中で、それでも生徒たちの為に最善を尽くそうとする森村の葛藤や覚悟を丁寧に演じたいと感じました。
困難な時代を生き抜いた全ての学生と、それを支えた大人たちへのエールがたくさん込められた作品になっていると思います。ぜひ劇場でご覧ください!
朝倉あき
かつて私たちも経験したコロナ禍。制限された学校生活の中でスターキャッチコンテストに参加する登場人物たちの葛藤、悩み。
それらを吹き飛ばすかのように、星を見つけたい彼らの思いが、熱く輝いている。
クライマックスに向けて皆の心がひとつになった時、その熱く輝く思いが、星の形となって心に飛び込んでくるように感じました。
私は初めての教師役でしたが、こんなにも生徒たちの青い炎のような揺らめきと情熱を側で感じられる教師を演じられて幸せでした。
この夏の公開を、楽しみにしています。
堀田茜
大好きな辻村深月さんの作品で、宇宙飛行士の花井うみかを演じることができてとても光栄です。
うみかは主人公・亜紗が目標とする非常に重要なキャラクターなので、演じるにあたってプレッシャーもありましたが、常に前を見据えて静かに突き進む芯の強さが出せればいいなと思いました。
コロナ禍という特別な状況の中で学生生活を送った中高生たちのリアルが美化されることなく丁寧に描かれていて、だからこそ登場人物たちの溢れ出るような感情に、大人になった今でも強く心を動かされました。
どうぞ楽しみにしていてください。
近藤芳正
コロナ禍の大変なときだったけど、コロナ禍だからこそ感じることが出来た繋がり。
そんな喜びを感じる台本でした。
まだ最近のことのはずなのに、いまやずいぶん遠く感じる出来事。
なぜこんなに遠く感じるのか?なかったことにしているのか?でも台本のセリフにもある。
『コロナの年じゃなかったら私たち会うこともなかった。』 新しい青春映画の誕生です!