2025.03.25 18:00
2025.03.25 18:00
上り続けるために目の前の作品を頑張るだけ
──本作は、自分の意志と努力で人生を切り開く物語です。今の綱さんを築く上で、あのときがポイントだったなと思う出来事について教えていただけますか。
うちは中3くらいまで父親がめちゃくちゃ厳しくて、ずっと怖かったんですよ。それが、高1になったら突然怒られる頻度が減ったんですね。そこから僕も自由の身というか、ちょっと羽根が生えたみたいな感覚になって、人生の楽しさを覚えることになったんですけど。それまでの厳しさがあったから今の自分があると思うので、ポイントと言うとやっぱり父親ですね。

──じゃあ、そのあたりを契機にお父様との関係性にも変化が?
変わりましたね。父はずっと僕のことが大好きで、めちゃめちゃ愛を注いでくれていたんですけど、僕自身が父親に対して恐怖心を抱いていたんです。でもそこから父ともちゃんと話せるようになって、今はもう大好きです。
──羽根が生えたことで、綱さん自身の性格も変わりましたか。
変わりました。もともと内気で、今も人見知りではあるんですけど、楽しいことが自分は大好きなんだなということに気づけて。人前でふざけてもいいんだ、と思えるようになったのはそこからですね。
──昨年は、NHKで初の主演を務めるなど、俳優としても順調にステップアップされています。でもきっとご自身のステージが上がったからこそ生まれる新たな葛藤もあると思っていて。今、俳優としての自分のこれからについてどんなことを考えていますか。
もちろんまだまだですけど、階段をちゃんと1段ずつ上がってる感覚はありますし、これからも上り続けていたいです。ただ、じゃあそのために何をするかと言われたら、やっぱり目の前の作品を一生懸命やるしかないのかなと。そこしか考えてないです。そんなに器用じゃないので。今やるべきことを一生懸命やっていれば、いつか結果がついてくるのかなと信じてやっています。

──突破口になったのは、やっぱり『君の花になる』?
『君花』ですね。
──『君花』でチャンスを掴むまで、どんなことを考えていましたか。
まず『騎士竜戦隊リュウソウジャー』があって。当時はもうその時点で「売れたー!」と思ってたんですよ(笑)。でもそれは最強の勘違いで、戦隊が終わっても大きく環境が変わらなかったんです。作品は全然決まらないし、オファーが来るわけでもないし。そこでようやくこの業界の厳しさが身に沁みてわかったし、やっとスタートラインに立ててここからが本当の勝負なんだなと思いました。そういう意味では気持ち的にはしんどかったですけど、やってることは今と変わっていないです。目の前の作品を一生懸命頑張るだけっていう。
──そういうとき、どうやってメンタルをキープしていたんですか。
重く考えすぎないことですよね。僕の場合、友達に会えば解消されるんですよ。それこそ昨日も幸平たちと「苦しくても、こうやって会うとマジで忘れられるよね」って話をしたばっかりなんですけど。やっぱり友達が作品を観てくれることがいちばんうれしくて。こういう仕事をしていると、友達の作品ってなかなか冷静に観られないんです。幸平の芝居しているところとか、あまりにも関係が近すぎて、ちょっと笑っちゃうんですけど。だからこそ、みんなが忙しい中、時間をつくって作品を観てくれるとうれしいし、僕も友達の出てるものは、メイン回だけでも観ようとか、そういうのは欠かさないようにしています。

──そんな時期を経て、今こうして「綱さんにこの役をお願いしたい」と言ってもらえる状況に対してはどんな思いがありますか。
スーパーありがたいです。うれしくてたまらないですよ。ちょっと昔のことを考えると、ありえない話ですから。期待以上のものをお返ししたいし、まだまだ実力は足りてないですけど、全力で応えたいです。
──ファンのみなさんにも、今までにない綱さんを見せたい気持ちも?
ありますね。
──まだ見せてない引き出しはいろいろありそうですか。
もちろん。(イタズラっぽい笑みで)無限にあるんじゃないですか。

映画『女神降臨』場面写真 ©︎映画「女神降臨」製作委員会
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