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映画『遺書、公開。』公開記念リレーインタビュー #4

髙石あかりの全力恩返し宣言「プレッシャーに負の感情はまったくない」

2025.02.13 18:00

2025.02.13 18:00

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ランキングは気にしないけど、見ると素直にうれしい

──では、そんな髙石さんにとって「友達」とはどういうものでしょうか。

私の中で「友達」という言葉はすごく強くて。使える相手は、ごく限られている。だから、私が「友達」だと呼ぶ相手は本当に特別な存在だし、その人に何かあったら絶対に自分が守りたいという気持ちは強いです。

──つまり、ちょっとした知り合いに気軽に「友達」と言えるタイプではない。

ないですね。それって、その相手にも失礼な気がして。だから、人と友達になるのは私の中では簡単なことではないんです。友達になりたいと思った方には「(真剣な顔で)友達になっていただけないですか」と伝えるぐらい。

──もはや告白じゃないですか。

あはは。告白なんでしょうか(笑)。それくらい友達って曖昧で、ちゃんと白黒をつけないとわからないんです、私の中では。

──そんな友達に救われたことはありますか。

たくさんあります。友達から「今日こんなことがあって、すごく楽しかったよ」ってメールをもらうだけで救われますし。大切な人が喜んでいたり楽しかったりするだけで私も幸せになれる。そういう小さいことだけでもたくさん救われているなと日々感じます。

──素敵です。すごく疲れてるときに、そんな楽しそうなメールが来たら逆にカチンと来るかもで(笑)。

え! なんでですか!

──独身の自分に対して、家族の写真付きの年賀状が届いたら腹が立つみたいな?

(混乱しながら)なんでですか!? なんで?? え! なんで!?

──髙石さんはそうならないってことですもんね(笑)。

はい! 私はありがとうって思います。

──本当にまっすぐな性格ですね。逆に今回の映画のようにダークサイドな“裏の顔”がないか、ちょっと気になります(笑)。

最近同じようなことを人に言われて(笑)。で、いろいろ話したら「この人本当にダークなところがないんだ」って納得されました。なんでなんだろと自分でもたまに思うんですけど、でも仕方ないよな、そうやって生まれてきたしなって思っています。

──自分のネガティブな部分を役で発散しているというわけでもないですもんね。

ないです。役は役としてめちゃくちゃ楽しんでいるので。

──つまり、髙石さん自身が根本的にハッピーハッピーな人なんですね。

ハッピーハッピーな人です(笑)。父が性格が近くて。負の感情を抱えたときに父に相談するとポジティブに変換してくれるんです。母もそういうところがあるんですけど、そんな親の影響もあって、こういう性格になったのかもしれないです。

映画『遺書、公開。』より髙石あかり演じる御門凛奈

──映画では、自殺した姫山椿の遺書をクラス全員で公開し合います。もし髙石さんがあのクラスの一員だったとしたら、どうしていたと思いますか。

御門みたいに、自殺した相手が自分の親友だったら耐えられないだろうなと思います。やっぱり異様じゃないですか、あんなふうに遺書を公開し合って犯人探しをするなんて。それを率先してやろうとは言えないですよね。

──でも親友がなぜ自殺したかは知りたい?

そこまで強く知りたいとは……うわー、どうだろう、確かに知りたいのかな。でも御門みたいにあそこまで強く知りたいとはならないような。流れに身を任せてしまうのかな。難しい……。

──必ずしも知っていいことばかりじゃないですしね。だからといって、真相を知らずに憶測で語るのもよくない。

本当ですね。難しい。こればかりは正解が出ないですが、どうなんだろう、知りたいと思うのかもしれないですね、実際に自分がその立場になったら。

──クラスの中での“序列”というのは気にしますか。

気にしたくないと思いつつ絶対気にしちゃいますよね。私が御門と同じ3位だったら、たぶん自分より順位が下の子には気にせず話しかけると思います。でも逆に順位が上の人には行けないかもしれない。順位が下の自分が声をかけていいのかなってためらう気持ちはわかるというか。

──芸能界の“序列”はどうですか。いわゆるランキングとか。

正直あまりそこは気にしないです。ランキングって結局人それぞれですし、みんな何かしらの分野で1位だと思っているので。ただ、最近そういったランキングに私自身が入っていることがあって。そういうのを見ると、知ってくださっている方がいることにうれしく思います。

──今年のブレイクランキングには髙石さんの名前が必ず入っていますよ。

うれしいです! そういうのを見てもプレッシャーはまったく感じなくて、素直にうれしいという気持ちだけ受け取らせてもらっています。

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日々のモチベキープ術と意外なご褒美飯

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作品情報

遺書、公開。

©︎2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 ©︎陽東太郎/SQUARE ENIX

©︎2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 ©︎陽東太郎/SQUARE ENIX

遺書、公開。

2025年1月31日(金)全国公開
配給:松竹

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:吉野北人 宮世琉弥 志田彩良
松井奏(IMP.) 髙石あかり 堀未央奈 忍成修吾
上村海成 川島鈴遥 荒井啓志 松本大輝 星乃夢奈 榊原有那 藤堂日向 菊地姫奈 大峰ユリホ
阿佐辰美 兼光ほのか 日髙麻鈴 大東立樹 金野美穂 鈴川紗由 浅野竣哉 青島心 楽駆
原作:陽 東太郎「遺書、公開。」(ガンガンコミックスJOKER/スクウェア・エニックス刊)
監督:英勉
脚本:鈴木おさむ
企画製作:HI-AX
製作プロダクション:ダブ

髙石あかり

アーティスト情報

2002年生まれ、宮崎県出身。
2019年より俳優として本格的に活動を開始。
2021年映画『ベイビーわるきゅーれ』にて映画初主演。
現在公開中の映画『私にふさわしいホテル』(2024年12月27日公開)、映画『遺書、公開』(2025年1月31日公開)に出演、2025年度後期NHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインを務める。

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