最大規模ワンマンに挑む注目シンガーが語る音楽活動への想い
「来てくれるみんなの“きっかけ”になれたら」SNSで火がついたSoalaが生のライブにこだわる理由
2025.01.20 18:00
2025.01.20 18:00
今はとにかく憧れられる女の子になりたい
──歌詞もメロディもどちらかといえば切ないものやエモーショナルなものが多いですが、そこはどうしてだと思いますか?
私自身が切ない曲や切ない歌い方が好きだからかなと思います。さっき言ったように、感情を全面に出しているアーティストさんが好きで、そういう方々から影響を受けているからこそ、自分も、うまく歌うアーティストというよりも、表現力がすごいと思われるアーティストになりたいと思っていて。それが生かせるようなメロディや歌詞を自然と選んでいるのかなと思います。
──ちなみにルーツになっているのは応援歌や生き様を歌うようなアーティストが多いと思うのですが、Soalaさんは恋愛ソングが多いですよね。そこに対してはどのように感じているのでしょうか?
恋愛ソングのイメージがつくことに悩んでいた時期もありました。だけど「自分の音楽で誰かを救いたい」というのが音楽をやっている一番の理由だと考えると、私の恋愛ソングで誰かを救えているのかもしれないと思うようになって。自分では言えなかった思いを私が代弁して聴いている人がすっきりしたり、私の曲を彼氏に聴かせたり、そういうきっかけになる曲を私が作れているんだと思うとすごく嬉しいことだなと思ったので、今はそこに対する違和感はなくなりました。かわいいと言われるのもカッコいいと言われるものも嬉しいし、今はとにかく憧れられるような女の子になりたいなと思っています。
──終始言われている「自分の音楽で誰かを救いたい」という思いは、いつから生まれたものなのでしょう?
これは不登校になったときの出来事が大きくて。本当にこのまま外に出なくなるんだろうなって両親にも思われるくらい、困らせてしまったんです。私としては家族すら怖くなってしまった。そのとき、森源太さんとロックバンドおかんの楽曲を聞いて、何も気にせずに涙を流せたんです。外に出るのも怖かった時期も、その2組のライブには行けたし、すごく浄化されて。私がそうやって音楽に救われたからこそ、今度は私が音楽で誰かを救いたいと思いました。
──そして大阪・なんばhatchでのワンマンライブから始まる2025年ですが、どんな1年にしたいと思っていますか?
2025年が勝負の年……って手相を見てもらったときに言われたんです(笑)
──ご自身で思ったわけではなくて、占いで(笑)。
あはは、そうです(笑)。路上ライブから始まった自分にとって、なんばhatchでワンマンライブが開催できるなんて当たり前じゃないことだし、そんななんばhatchで2025年のスタートが切れるということで、そこからどれだけ自分を大きくできるのか、どれだけ多くの人と出会えるのかが大切な1年だと思っています。落ち込んでいる暇がないくらい、突っ走っていく1年にしたいなと思っています。
──なんばhatchでのワンマンライブは、どんなライブにしたいですか?
私はこれまで失敗を繰り返してここまできたし、逃げたいと思ったことも何度もあるけど、まっすぐ音楽に向かっている。そういう自分を見て、「私も頑張ろう」って思ってもらえるようなライブにしたいと思っているし、一人でも多くの人にそんなSoalaのライブに行きたいと思ってもらえるような活動を、これからもしていきたいなと思っています。来てくれる人にとっては、Soalaのライブを居場所だと思ってほしいと思っていて。だから静かに聴いてくれてもいいし、ストレス発散するように一緒に歌うところで大きな声で歌ってくれてもいい。本当にありのまま、好きなように楽しんでもらえればと思っています。
──ありがとうございました。最後は雑談ですが、Soalaさん自身は「こんな人がタイプ」とかはありますか?
えー、ツンデレ!(笑) もう“ツンツンツンツンツンデレ”でいいぐらいのツンデレが好きです。私、恋バナは大好きで。えー、こういう話もっとしたいです!
──では次回のインタビューでは恋バナしましょう!
よろしくお願いします!