中川大志とのエモーショナルな瞬間描いた特報も解禁
橋本愛主演映画『早乙女カナコの場合は』に山田杏奈、臼田あさ美、中村蒼ら 3月14日公開決定
2024.12.16 08:00
©︎2015 柚木麻子/祥伝社 ©︎2024「早乙女カナコの場合は」製作委員会
2024.12.16 08:00
柚木麻子の小説『早稲女、女、男』を映画化した『早乙女カナコの場合は』の公開日が2025年3月14日(金)に決定し、特報映像と追加キャストが解禁された。
本作は過剰な自意識ゆえに素直に甘えることができず、でも本当は誰よりも純粋で不器用な主人公・早乙女カナコと演劇サークルの先輩・長津田の10年に渡る恋愛模様を中心に、彼女たちと周囲の人々が右往左往しながらも各々が自分を見つめ直していく姿を描いた恋愛奮闘記。大学進学と同時に友達と二人暮らしを始めたカナコは、入学式で演劇サークル「チャリングクロス」で脚本家を目指す長津田と出会い、そのまま付き合うことに。3年後、念願の大手出版社に就職が決まったカナコだが、長津田とは口げんかが絶えない。長津田は口ばかりで脚本を最後まで書かず、サークルに入ってきた女子大の1年生・麻衣子と浮気疑惑さえある。そんなときカナコは内定先の先輩・吉沢から告白される。編集者になる夢を追うカナコは、長津田の生き方とだんだんとすれ違っていく。
カナコ役には橋本愛、長津田役には中川大志、監督は『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』などで知られる矢崎仁司が務める。そして今回、追加キャストとして山田杏奈、臼田あさ美、中村蒼らの出演が解禁。別の女子大に通うもカナコや長津田が所属する演劇サークル「チャリングクロス」に入部し、長津田に急接近する本田麻衣子役を『ゴールデンカムイ』(2024年)や『正体』(2024年)など数々の話題作に出演する若手俳優・山田杏奈が演じる。さらに内定先の先輩で、厳しさと優しさを兼ね備え、カナコにとって社会人として尊敬する存在の慶野亜依子役を臼田あさ美、同じく内定先の先輩でカナコに想いを寄せる吉沢洋一役を中村蒼が演じる。3人からのコメントも届いている。
併せて解禁された特報映像は、カナコ(橋本愛)が扉を開けると長津田(中川大志)が満面の笑みを浮かべ、シャンパンを開けるシーンから始まる。「この男は、バカだ。でもずっと好きな私は、もっとバカだ。」という印象的なナレーションとともに、海辺でホタルイカを一緒に食べる姿や、長津田が抱きしめるシーンなど二人のエモーショナルな瞬間が描かれ、ドラマチックな展開が予感される特報となっている。
恋愛をテーマにしながらも、シスターフッド、社会との葛藤、複雑に絡み合う人間模様を丁寧に描き出し、ただのラブストーリーにとどまらない本作。本日解禁された追加キャスト3名からコメントも届いている。
山田杏奈 コメント
大学生活という限られた時間の中で自分の在り方を探る麻衣子にヒヤヒヤとさせられたり共感したり。 どうなるか分からなくても、先が見えなくても 好きなように生きていいじゃないか! という覚悟を彼女に教えてもらった気がします。 観終わったあと自分自身を肯定してあげたくなるような、どこか清々しい気分になるような。 楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。
臼田あさ美 コメント
原作、台本、と読んで、慶野亜依子の話す言葉が聡明であり、逞しく、艶美な様が浮かび、大事にしたいと思いました。現場に入ってからは、慶野亜依子の脆さを受け入れる日々で、カナコの真っ直ぐさに向き合うたびに負けてしまいそうで、重心を低く、踏ん張って演じました。
中村蒼 コメント
矢崎監督はあまり多くは語らないけれど、確実に頭の中に理想としてある監督が求めている芝居をカメラの前で表現するのはとても難しかった。けれど、OKの声を聞いた時は本当に嬉しかったことを覚えています。
互いの立場や性格に嫉妬し、羨み、何度も傷つきながら成長する登場人物達を応援してあげてほしいです。
場面写真 ©︎2015 柚木麻子/祥伝社 ©︎2024「早乙女カナコの場合は」製作委員会