9thシングルと横アリの思い出、互いの魅力もたっぷりと語る
2人の良さを足したら最強!?鈴木瞳美、谷崎早耶が更新する≠ME史上一番熱い夏
2024.09.03 18:00
2024.09.03 18:00
頑張っていれば夢は叶うって実感できた
──ライブの話が出ましたが、≠MEは4月から7月にかけて全国ツアー『≠ME 全国ツアー2024「やっと、同じクラス」』を開催しました。メンバーの地元凱旋ツアーでもありましたが、前のインタビューで谷崎さんが凱旋ライブしたいって言ってましたね。
谷崎 そうだ! うれしい、夢が叶いました(拍手)。
──おめでとうございます! では、熊本での凱旋ライブの振り返りをお願いします。
谷崎 出身地の熊本県で、メンバーみんなとコンサートをできたことがうれしかったです。まず、みんなが熊本県にいるのがとても不思議で、空港にノイミーがいるぞみたいな感覚になりました(笑)。メンバーのみんなが「熊本県のご飯美味しいね」「熊本県楽しい」って言ってくれたり、ファンのみなさんも地元の私の好きな場所に行ってくれたりしてすごくうれしかったです。
──ツアーでは凱旋メンバーがソロ曲を披露したんですよね。
谷崎 ハイ。熊本公演の夜公演で、私はソロでAKB48さんの「君のことが好きだから」をカバーさせていただいたんです。私はもともとAKB48さんが大好きで、自分がアイドルになりたいって思ったきっかけでもあるんです。「君のことが好きだから」は、小学生のときにお家で振りコピしていた、とても好きな楽曲だったので、その思い出の曲を選ばせていただきました。昼公演では、渡辺麻友さんと指原さんの「アボガドじゃね〜し」を菜々風とカバーさせていただいたんです。2曲とも指原さんが歌われている楽曲なので、リスペクトもたくさんあるのでとても緊張しました。でも、凱旋ということもあり、ファンのみなさんもメンバーもとても応援してくれて、楽しいステージができたなって思いました。
──鈴木さんは地元が東京なので、凱旋とはまた違った感覚だったとは思いますが。
鈴木 ハイ、凱旋というよりも、ツアー初日の緊張が大きかったです。東京ガーデンシアターというとても大きな会場で、ソロで歌うドキドキ感がありました。同じ東京都出身の奈月心(川中子奈月心)と「頑張ろうね」って励まし合いました(笑)。私は西野七瀬さんのソロ曲「ごめんね ずっと・・・」を歌わせていただいたんです。曲を決められなかったので10曲くらいに絞ってから指原さんに相談したんです。私は王道のアイドル曲も大好きなんですが、逆にバラードを歌う方が意外性があっていいかなって思ったんです。私はいつもファンのみなさんに重い愛をかけてしまうので(笑)、わがままでいつもごめんねって気持ちも込めつつ、「ごめんね ずっと・・・」を歌わせていただきました。
──なるほど。そして、7月15日にツアーファイナルとして、目標だった横浜アリーナ公演が実現しました。ライブ直後の気持ちといま横浜アリーナ公演をどのように感じているかを聞かせてもらえますか。
谷崎 横浜アリーナのステージに立たせていただくのは、ずっと私たちの目標のひとつだったんです。終わった直後は、本当に楽しかったなって気持ちでいっぱいでしたね。今も余韻でいっぱいなんですが、本当に横浜アリーナのステージに立たせていただいたのかな?と、夢や幻みたいな時間に感じるくらいまぶしい時間でした。集合写真を見て「本当に横浜アリーナのステージに立ったんだ」という気持ちになります。今でも信じられない気持ちです。横浜アリーナはとにかく広かったですね。外周やセンターステージ、客席後方のステージ、トロッコもあったので、立ち位置を覚えるのが本当に難しく、テスト勉強のように覚えました。ツアーファイナル公演でもあったので、メンバー全員でツアーを駆け抜けられてよかったな、こんなに大きい会場でライブができてうれしいなって達成感はとても感じました。
鈴木 1曲目が「偶然シンフォニー」で私のセリフから始まるんですよ。パッて振り向いてセリフを言った瞬間の景色が忘れられないです。奥の方まできれいなペンライトが広がっていて、こんなにたくさんの方が私たちに会いに来てくださったんだって思い、その時点でウルっときてしまいました(笑)。
谷崎 早いね!(笑)
鈴木 アンコールの『「君と僕の歌」』でペンライトの色がエメラルドグリーンになったときにも感動したんですが、私は1曲目から3曲目くらいの間「本当に横浜アリーナに立っているの?」と感動してウルっときちゃっていました(笑)。人生の中で横浜アリーナのステージに立てることがすごいことだと思うんですよ。なので、今日を思う存分楽しまなきゃ!ってことを一番に考えていたんです。本当に夢の中にいるような感覚でした。自分の足で立った感覚もありますが、そこが横浜アリーナだったんだっていうのを改めて考えたら、メンバー全員で頑張ってきてよかったなって思いました。結成当初から夢は大きくということでずっと横浜アリーナを夢に掲げていたんですが、当時は全く想像できない未来だったんですよ。でも、頑張っていれば夢は叶うんだっていうのを本当に実感することができました。
──オープニングの「Overture」で、ひとりずつステージに登場したときはどのような気持ちでしたか。
谷崎 学校っぽいシチュエーションで登場するというのが初めてだったんです。いつもは「Overture」のときにみんなで「頑張ろうね」って気合いを入れるんですが、今回のツアーはいつもと登場が違い、しかも私は2番目の登場だったので「すぐ出なきゃ!」って気持ちでした。メンバーひとりひとり登場して名前が出たときの、ファンのみなさんの歓声がすごかったんです。私は登場したときに、ひぃちゃんも言っていましたが、人がいっぱいでうれしくてすこしウルってしました(笑)。それで、アンコールの『「君と僕の歌」』でかなりウルってしちゃいました(笑)。
鈴木 ライブが始まる前はどうしても緊張してしまいますし、大丈夫かな?って不安があるんですが、ステージに出てしまったら突き進むしかないので、「やるしかない!」って気持ちが一番大きかったかもしれないです。
──ライブでは、日本武道館に続いてバンドでの歌唱もありましたね。
谷崎 前回の日本武道館でもバンドのパートがあったんですが、今回センターを務めさせていただいた曲の「初恋カムバック」をバンドで歌わせていただいたんです。なので、うれしさもありつつより緊張感もありました。ですが、アウトロでみなさんのガチ恋口上がぴったりハマった瞬間に、「私、アイドルなんだ」「ステージに立てて幸せだな」って喜びが改めてあふれました。あと個人的には、なつみんが「君はスパークル」をピアノ演奏で歌っているシーンに感動しました。
鈴木 私はモニターが見える位置にいたので、奈月心だけにスポットライトが当たっているシーンをこっそり見ていたんです。私のイヤモニが奈月心とペアなので、奈月心の歌声が大きく聴こえるんですよ。だから、歌も画面もきれい〜って思って感動してました。
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