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主題歌「波のない夏」を使用した本予告解禁

スカートが山下敦弘監督映画『水深ゼロメートルから』主題歌担当、ゲストボーカルはadieu

2024.03.25 18:00

2024.03.25 18:00

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5月3日(金)より新宿シネマカリテほかにて公開される映画『水深ゼロメートルから』の主題歌が、スカート「波のない夏 feat. adieu」に決定した。

本作は、2020年に公開された映画『アルプススタンドのはしの方』(監督:城定秀夫)に続く高校演劇リブート企画の第二弾。2019年第44回四国地区高等学校演劇研究大会で「文部科学大臣賞(最優秀賞)」を受賞した徳島市立高等学校の演劇『水深ゼロメートルから』(作:中田夢花)を原作とし、綾野剛主演映画『カラオケ行こ!』の山下敦弘が監督を務めた。

物語の舞台は徳島南高校。高二の夏休みに特別補習のために水のないプールに呼び出された女子生徒ココロ(濵尾咲綺)とミク(仲吉玲亜)、水泳部員のチヅル(清田みくり)と水泳部の先輩ユイ(花岡すみれ)らを中心とした、プールの底で揺らめく少女たちの心の葛藤と解放を描く。

「波のない夏」は、本作の劇伴も手掛ける澤部渡(スカート)が本作のために書き下ろした楽曲。澤部は「映画のラストカットを観ながら、その画にどんなコードが合うのか、いくつも試すところから始めました。この響きだ!と納得するまでいろいろ試して、最初のコードに着地しました。」と制作の舞台裏を明かす。

また、今回のゲストボーカルにはadieu(上白石萌歌)が参加。透き通るような歌声を披露しており「澤部さんの紡ぐ瑞々しい水色の世界に身を委ね、ぷかぷかと浮かぶように歌いました。」とコメント。そして主題歌について山下監督は、「(前略)澤部さんの音楽が少しだけ彼女たちを肯定し、寄り添ってくれているように感じる。だから完成した映画を観て、俺の足りてない部分を澤部さんが埋めてくれたと思っています。」と語っている。

映画『水深ゼロメートルから』予告編

併せて主題歌が使用された本予告も解禁。夏休みの放課後、水のないプールに集まる4人の女子高生。映像は「舞台は水のないプール!?」というコピーから幕が開ける。学校生活、恋愛、メイクなど彼女たちが普段抱える”悩み”が溢れ出し、次第にそれぞれの想いが交差していく様子が描かれており、ココロは「JKなめんなー」と力強く叫ぶなど、必死に「自分」のアイデンティティを探し求める彼女たちの姿が映し出されている。

なお、エンドロールでのクレジット掲載などを特典とした映画のスペシャルサポーターを募集するクラウドファンディングも4月1日まで実施されている。

コメント全文

澤部渡(スカート)
「波のない夏 feat. adieu」の作曲は、映画のラストカットを観ながら、その画にどんなコードが合うのか、いくつも試すところから始めました。この響きだ!と納得するまでいろいろ試して、最初のコードに着地しました。すると「思い出すのは花束の匂い」という歌い出しの詩とメロディが同時に出てきたのです。あまりないことなので驚きました。そこから雪だるま式にこの曲が転がっていき、バンドの演奏とadieuさんの歌でもって最高のものに仕上がりました。映画の中の彼女たちのここからに向けて作った曲です、はっきり言って自信作です。楽しんでください!

adieu
山下敦弘監督の作品に青春を彩ってもらった私にとって、このような機会をいただけたことはとても幸せです。
澤部さんの紡ぐ瑞々しい水色の世界に身を委ね、ぷかぷかと浮かぶように歌いました。
ぜひ劇場にて感じていただきたいです。

山下敦弘監督
澤部さん(スカート)はいつも優しい。
映画を作る際、監督としての自分のスタンスは、少し離れたところから傍観し、態度としてはちょっと冷たいと思っている。でも、澤部さんは自分と同じくらいの距離を置きながら、その眼差しは柔らかく、少し温かい。映画に登場する女の子たちの悩みや葛藤に対し、自分は肯定も否定もしてないけど、澤部さんの音楽が少しだけ彼女たちを肯定し、寄り添ってくれているように感じる。だから完成した映画を観て、俺の足りてない部分を澤部さんが埋めてくれたと思っています。
素晴らしい音楽をありがとうございました。

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作品情報

水深ゼロメートルから

©︎『水深ゼロメートルから』製作委員会

©︎『水深ゼロメートルから』製作委員会

水深ゼロメートルから

2024年5月3日(金)より新宿シネマカリテほかで全国公開
配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

濵尾咲綺 仲吉玲亜 清田みくり 花岡すみれ
三浦理奈/さとうほなみ

監督:山下敦弘
脚本:中田夢花
原作:中田夢花 村端賢志 徳島市立高等学校演劇部
音楽:澤部渡
主題歌:スカート「波のない夏 feat. adieu」(PONYCANYON/IRORI Records)
製作:大熊一成 直井卓俊 久保和明 保坂暁 大高健志
企画:直井卓俊/プロデューサー:寺田悠輔 久保和明
撮影:高木風太/照明:後閑健太/録音:岸川達也/美術:小泉剛
スタイリスト:小宮山芽以/ヘアメイク:仙波夏海/助監督:山口雄也
ラインプロデューサー:浅木大 篠田知典/キャスティング:池田舞 松本晏純
スチール:根矢涼香/脚本協力:小沢道成
宣伝美術:寺澤圭太郎/宣伝プロデューサー:森勇斗
製作:『水深ゼロメートルから』製作委員会
製作幹事:ポニーキャニオン
制作プロダクション:レオーネ

どこか影を持ちながらも清涼感のあるソングライティングとバンドアンサンブルで職業・性別・年齢を問わず評判を集める不健康ポップバンド。2006年、澤部渡のソロプロジェクトとして多重録音によるレコーディングを中心に活動を開始。2010年、自身のレーベル、カチュカ・サウンズを立ち上げ、1stアルバム『エス・オー・エス』をリリースした事により活動を本格化。これまでカチュカ・サウンズから4枚のアルバムを発表し、2016年にカクバリズムからリリースしたアルバム『CALL』が全国各地で大絶賛を浴びた。そして、2017年にはポニーキャニオンからメジャー1stアルバム『20/20』を発表。2020年にはインディーズ期の楽曲を再録音した『アナザー・ストーリー』を発表し、その楽曲の芯の強さを見せつけた。
2021年4月にアニメ「オッドタクシー」オープニングテーマ「ODDTAXI」をPUNPEEとコラボで担当し、12月15日には全曲タイアップシングル『海岸線再訪』を発売。
その他も数々のアニメーション作品、映画、ドラマの劇伴、楽曲制作に携わる。近年では藤井隆、Kaede(Negicco)、三浦透子、Adieu(上白石萌歌)などへの楽曲提供も行っている。映画「PARKS パークス」(2017年)には挿入歌を提供。「山田孝之のカンヌ映画祭」(2017年)ではエンディング曲と劇伴を担当し、映画「恋は雨上がりのように」(2018年)の劇中音楽に参加、映画『空のレストラン』(2019年)は主題歌を担当。
2022年には、サントリー「金麦」の新CMにて、ハーブ・アルパート「ビタースウィート・サンバ」のカバーが起用されるなど、マルチプレイヤーとして活躍。その他、澤部自身も敬愛するスピッツや川本真琴、ムーンライダーズらのライヴやレコーディングに参加するなど、多彩な才能、ジャンルレスに注目が集まる素敵なシンガーソングライターであり、バンドである。

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