2024.03.25 09:00
『私のもとへ還っておいで 田村芽実一人芝居コンサート』Blu-rayジャケット
2024.03.25 09:00
田村芽実が、2023年10月21日に大手町三井ホールで開催した単独ライブを収めたBlu-ray『私のもとへ還っておいで 田村芽実一人芝居コンサート』を5月22日(水)にリリースすることが決定した。
フレンチロックミュージカル『赤と黒』マチルド・ド・ラ・モール役、音楽劇『ダ・ポンテ』ナンシー役、ミュージカル『MEAN GIRL』ジャニス役、『ヘアスプレー』アンバー役、音楽劇『クラウディアProduced by 地球ゴージャス』クラウディア役、『ウエスト・サイド・ストーリーSeason2』マリア役などへの出演が続き、ミュージカル界で今注目を集める田村芽実。2024年9月からはNHK連続テレビ小説『おむすび』に柚木理沙(リサポン)役として出演が決定している。
アーティスト/シンガーとしては2018年にビクターエンタテインメントからソロデビュー。2020年に1stアルバム『無花果』を発表し、コロナ禍を経て開催した『私のもとへ還っておいで 田村芽実一人芝居コンサート』は約4年ぶりの単独ライブとなった。
田村自身が脚本・演出・主演・歌唱を担い、チケットが早々に完売した本公演の舞台は都会の端っこにあるショーパブ。田村はショーパブで歌い踊るただ1人の役者で、客のリクエストに応じて様々な楽曲を披露する歌手という役どころ。コスプレ歌謡ショーという趣で「本能」(椎名林檎)、「お祭りマンボ」(美空ひばり)、「ラムのラブソング」(うる星やつらのテーマ)などを披露する一方で、「Dream Girls」(ビヨンセ)を歌唱した後にはカーテン1枚で隔てられた楽屋で「英語の歌は意味わからない」と悪態をつくなど愚痴やため息ばかりの裏側を演じ、衣装を大急ぎで着替える様子もそのまま見せるという大胆な演出も見られた。
舞台の中盤からは今日が25歳の誕生日という歌手の身に起こる出来事が大きく展開し、後半にはその伏線が回収される。「私のもとへ還っておいで」というタイトルの意味も明らかにされ、ステージは大きな感動に包まれた。
公演当日は実際に田村自身の誕生日の直前だったため、本公演は少し早いバースデイ記念ライブにもなった。ここ数年の様々なミュージカル等の舞台で多種多様な役柄を演じ、その度に様々な歌声を披露してきた彼女の近年の集大成でもあり、新たな「表現」の場ともなった貴重なステージ。今回発売されるBlu-rayでは、田村芽実の女優の心、歌手の心、魅力がたっぷり詰まった舞台を堪能できる。
田村芽実 コメント
今の私にしかできない表現をこのコンサートに詰め込みました。早い時代の流れに追いつこうともがくことに精一杯な今の時代。誰でも自分自身を見失ってしまうことってあると思います。そんな人たちの心に触れられたら…と思ってこの作品を作りました。きっと、スペシャルな気持ちになれるかな。手に取ってもらえたら嬉しいです。