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中尾太一を詩をもとにした感動ロードムーヴィー

綾瀬はるかが“空っぽ”の清掃員役で主演、森井勇佑監督2作目『ルート29』今秋公開決定

2024.03.21 07:00

©︎2024「ルート29」製作委員会

2024.03.21 07:00

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綾瀬はるかの主演映画『ルート29』(読み:ルートニジュウキュウ)が今秋にTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開することが決定し、場面写真が解禁された。

監督はデビュー作『こちらあみ子』で第27回新藤兼人賞金賞をはじめ、数多くの賞を受賞した森井勇佑。森井が「奇妙なものや不思議なものに触れること、そうすることでしか得られない生の実感があるのではないかという思いを根底において、現代のおとぎ話のようなものを目指して取り組みました。」と語る本作は、詩人・中尾太一の『ルート29、解放』(書肆子午線)からインスピレーションを受け、映画の舞台にもなった姫路から鳥取を結ぶ国道29号線を約1ヵ月間旅をして脚本を完成させた。

その独創的なストーリーは、他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないひとりぼっちの主人公トンボが風変わりな女の子ハルを連れて旅に出ることにより、奇妙な人たちとの出会いや少しづつ深まるハルとの絆によって、空っぽだった彼女の心に喜びや悲しみの感情が満ちていくことを描いたロードムーヴィーだ。

森井監督2作目の主演を務める綾瀬はるかは、かつて演じてきたキャラクターやお茶の間で見せる親しみやすく朗らかな印象とは異なる清掃員の女性・トンボを演じる。「ご自身のなかの宇宙が独特で面白い方だと感じました。その宇宙がトンボという役をとても豊かなものにしてくれたのだと思います。」と監督が語る通り、難しい役柄を見事に演じきり、本作で新しい一面を開花させた。

ハル役には『こちらあみ子』で強烈なデビューを飾り第36回高崎映画祭最優秀新人俳優賞を受賞した大沢一菜。幅広く活躍を続ける彼女はドラマ『姪のメイ』『季節のない街』と立て続けに出演。森井監督作品には2作品続けての登場となる。

撮影は『春原さんのうた』『偶然と想像』の飯岡幸子、照明は『花束みたいな恋をした』『夜明けのすべて』の秋山恵二郎、録音は『月』『コンフィデンスマンJP英雄編』の髙須賀健吾、美術は『MOTHER マザー』『水は海に向かって流れる』の大原清孝、編集は『せかいのおきく』『ラーゲリより愛を込めて』の早野亮、衣裳は『ドライブ・マイ・カー』『春に散る』の纐纈春樹、ヘアメイクは『流浪の月』『愛にイナズマ』の豊川京子、といった邦画界きっての実力派スタッフが集結。まるで外国の絵本のような映像美と独特なストーリーで魅惑的な世界観を完成させた。

解禁された場面写真は、トンボ役の綾瀬はるかとハル役の大沢一菜を捉えた、旅の途中に立ち寄ったドライブインでの一枚。併せて森井監督のメイキング写真も解禁されており、綾瀬はるか、大沢一菜、森井勇佑監督のコメントも到着している。

森井勇佑(監督・脚本) ©︎2024「ルート29」製作委員会

綾瀬はるか コメント
のり子の心は無限に広がりながら、人との交わりを閉ざしていく中で隙間も広がり、空っぽのようになってる人。風のようにゆらゆらとしながら過ごしていたある時、風がわりなハルと出会い旅をして、その途中奇妙な人たちとも交わり、のり子の心に吹く風も表情が変わりはじめます。悲しみの一滴、喜びの一滴と空っぽのような心も少しずつ満たされ、ハルとの旅も終わりを迎えていきます。どこまでが現実で、どこまでが非現実か、ハルとのり子の不思議な旅、冒険をご一緒するように観て頂きたいです。
(※のり子はトンボの本名です。)

大沢一菜 コメント
監督とまた一緒にやれると聞いて”やったー”と思いました。綾瀬はるかさんと一緒だと聞いてさらに”やったー”と思いました!撮影は暑くて大変でしたが、綾瀬さんと一緒にアクションごっこしたり、買ってきたチョコやお菓子を一緒に食べてくれて楽しかったです。
たくさんの皆さんに観てほしいです。

森井勇佑(監督・脚本)コメント
この映画は、中尾太一さんが書かれた詩がもとになっています。ざわめきを感じる言葉たちに取り囲まれ、想像をめいっぱい広げて作りました。奇妙なものや不思議なものに触れること、そうすることでしか得られない生の実感があるのではないかという思いを根底において、現代のおとぎ話のようなものを目指して取り組みました。
トンボを演じた綾瀬はるかさんとは初めてのお仕事でしたが、ご自身のなかの宇宙が独特でおもしろい方だと感じました。その宇宙が、トンボという役をとても豊かなものにしてくれたのだと思います。綾瀬さんがあのときに生きたトンボという人間が、僕はとても好きです。
ハルを演じた大沢一菜さんは、どうしてそんな表情が出来るのかと思わされる驚くような瞬間が何度もありました。大沢さんとお仕事をするのは2度目ですが、新しい表情をたくさん見せてくれたこと、とても嬉しく感じました。
独創的な取り組みをしてくれたスタッフたち、生き生きとカメラの前に立ってくれたすべての出演者たちと一緒に、この映画を作れたことをとても誇らしく思っています。
これからご覧になるお客さまに『ルート29』がどのように届くのか、とても楽しみです。

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作品情報

ルート29

©︎2024「ルート29」製作委員会

©︎2024「ルート29」製作委員会

ルート29

2024年11月8日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
配給:東京テアトル、リトルモア

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

監督・脚本:森井勇佑
出演:
綾瀬はるか
大沢一菜
伊佐山ひろ子 高良健吾 原田琥之佑 大西力 松浦伸也/河井青葉 渡辺美佐子/市川実日子

原作:中尾太一「ルート29、解放」(書肆子午線)
製作:東京テアトル、U -NEXT、ホリプロ、ハーベストフィルム、リトルモア

綾瀬はるか

アーティスト情報

1985年3月24日生まれ、広島県出身。2000年、デビュー。04年に『雨鱒の川』で長編映画初主演をはたす。同年、ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」(TBS)でゴールデンアロー賞新人賞を受賞。以降、「白夜行」(06/TBS)や「ホタルノヒカリ」シリーズ(07、10/日本テレビ)など多くの主演ドラマが話題を集める。08年、『僕の彼女はサイボーグ』、『ザ・マジックアワー』、『ICHI』、『ハッピーフライト』と4本の映画に出演し、第32回山路ふみ子映画賞新人女優賞や第21回日刊スポーツ映画大賞主演女優賞を受賞。09年に映画『おっぱいバレー』でブルーリボン賞主演女優賞も受賞している。13年にはNHK大河ドラマ「八重の桜」で主演を務めた。15年『海街diary』で毎日映画コンクール、ヨコハマ映画祭の主演女優賞を受賞。その他の出演作に、ドラマ「JIN/仁」シリーズ(09、11/TBS)、「義母と娘のブルース」シリーズ(18~24/TBS)、『はい、泳げません』(22)、『レジェンド&バタフライ』(23)、『リボルバー・リリー』(23)などがある。

2011年6月16日生まれ、東京都出身。22年の映画『こちらあみ子』で応募総数330人の中からオーディションで選ばれ、主人公のあみ子役でスクリーンデビューを飾った。同作で第36回高崎映画祭最優秀新人俳優賞を受賞する。その後、ドラマ「姪のメイ」(23/テレビ東京)でもタイトルロールのメイ役で主演。宮藤官九郎が企画・監督・脚本を担当した配信ドラマ「季節のない街」(23/Disney+STAR)ではホームレスの少年役で出演した。また、俳優業にとどまらず、23年、NTT東日本「ミライはどこから来るの?」のCMに出演するなど、その個性あふれる存在感が幅広いジャンルで注目を集めている。さらに、24年にはRM(BTS)2ndソロアルバム『Right Place,Wrong Person』に収録されている“Domodachi (feat. Little Simz)”のMVにも出演。世界中から多くの注目を集めている。

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