(上段左から)落合希来里、永田詩央里、川中子奈月心(下段左から)尾木波菜、冨田菜々風、蟹沢萌子
2024.03.20 18:00
ノイミーで過ごす時間はW青春みたい
──では、“君の中の青春”という意味のアルバムタイトルにちなんだ質問で、逆にみなさんの“私の中の青春”を聞かせてください。学生生活の中で熱中したもの、自分が打ち込んだものはどんなものでしたか?
永田 私は中学生の頃にアイドルにハマったんですが、学校終わりにアイドルのライブを見に行くことに力を入れていたんです。地元の広島のアイドルさんやリリースイベントで来るいろいろなアイドルさんなど、とにかくアイドルのライブの空気感を楽しみたかったんです。アイドルのキラキラを摂取しに放課後必ず街中に繰り出していたので、青春っていうとそのことを思い出します。あの頃に見ていたキラキラを、今は私たちがステージから見せられていたらいいなって思います。私も、もっとキラキラできるようにがんばります。
尾木 私は中学生の頃に部活に熱中していまして、部活をがんばる中学生だったんです!女子校で、バトントワリングをやっていたんですけど、その頃に出会った友だちと今でも仲いいんです。ノイミーに加入するとき、ちょうど進学のタイミングで悩むこともあったけど、その友だちが背中を押してくれたんです。今でも落ち込んでるときにも駆けつけてくれて、ただただ笑える時間を作ってくれたり、すごくいい関係なんです。もし、中学のときにその部活に入っていなかったら、その子たちに会えてなかったと思うし、すごく大事な時間だったなと思いますね。大切な友だちと出会えてよかったなって思えるのが、私の青春だなと思います。
冨田 青春というといろいろなことを思い出すんですけど、私はずっとダンスを習っていたので、放課後に友だちと学校が閉まるギリギリまで練習して汗だくになっていたのを思い出します。お揃いのTシャツを着て、放課後に練習していたのは青春だなって思います。あと、高校生のときの電車も青春の思い出って感じがします。私、よく降りる駅を寝過ごしちゃったんですが、鹿児島県って電車の本数が少ないんですよ。一度乗り過ごすと、戻るのに30分〜1時間電車が来ないときがあるんです。そしたら、衝撃の事件が起きたんです。
──え、どんな事件だったんですか?
冨田 夏の日の夜に終点の駅まで行ってしまい、気がついたら外灯の光に大量の虫がバーってなっていたんですよ。鹿児島県って山が多いので、虫の数も多く、サイズも大きいんです(笑)。びっくりしてお母さんに電話しちゃいました(笑)。まだ戻りの電車があったので、発車時間まで虫に一生懸命耐えて帰ったのを覚えています。
──青春というか、虫の恐怖体験ですね(笑)。
冨田 ノイミーの7thシングルのカップリング曲「デートの後、22時」のMVが、鹿児島県を思い出すような場所だったんです。それも含めて青春だったなって(笑)。
川中子 私は中学2年生くらいからノイミーに入って、今高校3年生なので、学生時代のほとんどをノイミーで過ごしたんです。学生生活も青春だなって思うことがありましたし、ノイミーもほんとに青春のグループだなと思えるキラキラした部分があって、W青春みたいな感じがします(笑)。両立が大変なときもありましたが、それ以上に素敵な経験、貴重なことをさせてもらっているなって思えてすごくうれしいですね。
──部活とかは出来なかった感じですか?
川中子 中学生のときに演劇部に入っていました。私は緊張しちゃうタイプだったんですが、先輩がとても優しくて部活の雰囲気がすごく良かったので、とても楽しかった思い出があります。
落合 私は、中学生も高校生も帰宅部だったので、部活の青春みたいな経験はしてないんです。そのぶん、学校行事にすごく燃えるタイプでした。合唱コンクール、運動会、学園祭など、なんでも企画に参加したいってタイプで。クラスのみんなで放課後も残って練習したり、企画してイベントを立ち上げて司会進行をやったり、っていうのが思い出です。特に合唱コンクールは、学校自体が力を入れていて、わざわざホールを借りてやるぐらいだったんです。なので、私の中で学校の行事=合唱コンクールってくらい大きかったです。去年『イコノイジョイ大感謝祭』でノイミーは『≠ME 合唱団』もやったんですけど、それは楽屋でよく「この曲知ってる?」って合唱の曲を歌ったりしていたので、「じゃあノイミーの企画は合唱コンクールにしよう」ってことになったんです。みんなで制服を着て、ピアノの先生も来てくださって、時間に集まって練習してってときに、「わ、私、第二の青春しちゃってる!」って気持ちになりました。あのときはメンバーがほんとにクラスメイトに見えてすごくうれしかったです。私のW青春でした(笑)。
蟹沢 私は、高校生のときの中庭に思い出があります。部活がチアだったので、毎年夏の野球の応援の時期になるとメガホンを使うんです。6月になると、メガホンを引っ張り出してみんなで洗うんです。いっぱい洗って中庭にバーっと並べて干すんですけど、蛍光色できれいで、その景色を鮮明に覚えていますね。みんなで眺めて写真を撮ったりして、青春だなって思います。あと、中庭でクラスの友だちとご飯を食べたり、お誕生日が近い子のお祝いなどもしていました。それが、高校生の青春の一場面としてあります。ノイミーのメンバーって、どんなことでも笑顔になっちゃうんです。些細なことが楽しいなって思い合えるメンバーなので、ほんとに高校生時代の青春とノイミーでの時間が重なることがあるんです。そのたびに「あー、今、青春してるな」って感じます。
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