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フレディが考えるリフの難しさを説明

ブライアン・メイが「ボヘミアン・ラプソディ」のギターリフは“不自然なフレーズ”だと語る

2024.02.22 19:54

出典:https://www.queenonline.com/brian_may

2024.02.22 19:54

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1973年にデビューし、世界で約3億枚のセールスを誇るロック・バンド、クイーン。近年は映画『ボヘミアン・ラプソディ』なども話題になり、世代を超えて愛されるアイコニックなバンドだが、ギタリストのブライアン・メイが「Bohemian Rhapsody」のリフがいかに難しいかを語った。

Total Guitar誌の新インタビューに登場したブライアン・メイによると、同曲のリフはフレディー・マーキュリーがピアノで作ったもので、ピアノで考案されたが故にギターで弾くには「不自然なフレーズ」だったようだ。

「“Bohemian Rhapsody”は考えうるなかで最も不自然なリフなんだ。ギタリストが自然に弾くようなリフではないし、そのようなフレーズは諸刃の剣なんだ。ギタリストとしては掴むのが難しいリフだけど、掴んだしてもとても不自然なんだ。正直、今でも簡単だと思わない!家では上手く弾けるけど、ライブでアドレナリンが出てるときにクライマックスが来て、あのリフを弾くとなると結構難しいんだ。

もちろん興奮もしているし、パッションも込めないといけないけど、脳の一部分をクールに保って指を動かせるように意識していないと駄目なんだ。かなり不自然なフレーズだけど、それがあのリフを弾く面白さでもある」

ギターとピアノの特性の違いによっていまだに「Bohemian Rhapsody」のリフが不自然に感じると明かしたブライアン・メイ。また、フレディー・マーキュリーが作る曲のキーは、レギュラーチューニングのギター(EADGBE)で弾くのが困難なものも多いとも発言した。

「フレディはあのリフを頭で思いついて、ピアノで弾いて作ったんだ。だからオクターブのフレーズが多くてギターで弾くのが難しい。だからギターに最適な方法でアレンジをした。あの曲では私のギターで出せる音を全て使ったよ。

また、フレディは曲をE♭とA♭で書くことが多かった。だからギターで弾くのが難しい曲が多く、成立させるために色々挑戦したのもプレイヤーとして成長できた理由だと思う」

Queen – Bohemian Rhapsody (Live at Rock Montreal, 1981) [HD]
Queen – Bohemian Rhapsody (Official Video Remastered)

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ブライアン・メイ(g)とロジャー・テイラー(ds)がいたスマイルにフレディ・マーキュリー(vo)が1970年、ジョン・ディーコン(b)が1971年に加わる形で1971年に結成。74年の「キラー・クイーン」「輝ける7つの海」が初のチャート入りを果たし、75年4月に初来日。その年の後半には「ボヘミアン・ラプソディ」をイギリスで9週連続1位に送り込み、「キラー・クイーン」を収録した『シアー・ハート・アタック』はUKチャート2位のヒットとなった。さらに「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「伝説のチャンピオン」を含んだ77年の『世界に捧ぐ』が全米3位を記録して世界的な成功を掴む。次々とヒットを放ち、81年にはイギリス史上最も売れたアルバムとなった『グレイテスト・ヒッツ』を発表。続いて85年にはチャリティー・コンサートの〈ライヴエイド〉に出演し、圧倒的なパフォーマンスは常にベスト・ライブパフォーマンスとして記憶されている。
91年のアルバム『イニュエンドウ』は見事全英1位に輝いたものの、そのわずか10か月後の11月24日、フレディがHIV感染合併症による肺炎で夭逝。92年には〈フレディ・マーキュリー追悼コンサート〉が開かれ、95年にフレディをフィーチャーしたクイーン最後のアルバム『メイド・イン・ヘヴン』がリリースされると全世界で2,000万枚以上を売り上げるベスト・セラーとなった。97年にはジョンが離れたが、ブライアンとロジャーはその後もクイーンの名のもとにポール・ロジャース、現在はアダム・ランバートと活動を継続している。
2018年クイーンは〈グラミー賞生涯業績賞〉を受賞した。2001年には〈ロックの殿堂〉、03年にはオリジナル・メンバー全員が〈ソングライターの殿堂〉入りを果たした。シングル、アルバムの総売り上げは3億枚を突破し、いまもなお数字を伸ばし続ける一方で、18年公開の映画『ボヘミアン・ラプソディ』では、彼らの功績を再認識させるだけでなく、新たなファンを生むことにもなっている。
81年にリリースされた『グレイテスト・ヒッツ』は英国の歴史の中で、今なお最も売れたアルバムとなっている。

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