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REPORT

アメリカ東海岸最大のアニメコンベンションの3日間

Cö shu Nieのニューヨーク滞在記 米ファンを魅了した「Anime NYC」密着レポート

2023.12.18 19:00

Photos by Kaz Skelllington

2023.12.18 19:00

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2日目 サウンドチェック&インタビュー

2日目はサウンドチェック、取材、そしてパネル出演日。朝8時から始まったサウンドチェックだが、筆者の経験上このような海外フェスではサウンドチェックと本番が同じ設定になるとは限らなく、特にワイヤレスのイヤモニターの設定と音量調整で苦戦することが多い。

余談だがワンマンではなく海外フェスのような現場で、英語で音響について指示するのは、通常の英会話とは全く別のスキルを要する。各スタッフが自分の任務を遂行するのに忙しいなか、短く、的確に専門用語で伝えないといけない。特にモニターの指示については、「あのすいません…… ドラマーのイヤモニにベースをもっと返していただけませんでしょうか……?」のようにリクエストしていては通らないことが多い。全員がバタバタしているなか、大声で「MORE BASS ON DRUMS! THANK YOU!(ドラムにもっとベース!サンキュー!)」のように指示をしないと通らないことが多い。ある程度グイグイ現場をまとめることに慣れている人でないと、最初は苦戦することは間違いないだろう。幸いサウンドチェックはライブ前日に時間を取ってもらっていたので、7月にスタッフ/出演者として参加したロサンゼルスAnime Expoでの経験も活き、サウンドチェックは無事終了することができた。

その後の取材は“囲み取材”のようなスタイルで、前回のロサンゼルスAnime Expoで友達になったスタッフとも合流。アニメだけではなく、新曲「Burn The Fire」についての質問も多く、同曲のミュージックビデオの監督/編集も務めた筆者も通訳サポートとしてインタビューに少し参加させていただいた。夜にはインタビューパネルの出演を経て、2日目の仕事は終了。

お絵描きゲームに参加するメンバー2人

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緊張感が伝わってきた3日目のライブ本番

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独自の世界観で注目を集めるエクスペリメンタル・ロックバンド、
Cö shu Nie(コシュニエ)中村未来の多彩な声の表情で魅せる切ない女性ボーカルと
マルチ・プレイヤーとしての発想力豊かなクリエイト、松本駿介による縦横無尽なベースのグルーヴが織り成す唯一無二のサウンドと固定概念にとらわれない実験的・革新的アプローチは、音楽ファンはもとよりクリエイターからも熱視線を浴びている。
2022 年 9 月に配信シングル『夢をみせて』をリリースし、海外の音楽リスナーからも熱烈なラブコールが寄せられている。2018年、アニメ「東京喰種:re」のOPテーマとなる「asphyxia」をソニー・ミュージックレーベルズからリリース。
Spotify “Tokyo Super Hits!”のカバーや、Apple MusicのNew Artist選出されるなど、海外ファンも含めてストリーミングヒットし、6000万回再生を突破。2019年、アニメ「約束のネバーランド」EDテーマとして「絶体絶命」「Lamp」異例の2曲が起用。
アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス 3」EDテーマにも抜擢され「bullet」をリリースし、同年12月に1stアルバム「PURE」をリリースし、iTunesでは総合チャート2位を獲得。
2021年1月、TVアニメ「呪術廻戦」第2クールエンディング主題歌となる「give it back」が単曲では自身最高位となるiTunesで2位を獲得し、ストリーミングも1500万回を突破するなど国内外で注目を集める。

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