ロングインタビューで新作『The Night Park E.P.』を大解剖
GANG PARADEが“夜”で覆すイメージ像、新鮮さを兼ね備えた原点回帰
2023.11.20 18:00
GANG PARADE
2023.11.20 18:00
13の個性が詰まった「Gangsta Vibes」
──そんな「Träumerei」が引っ張っていってくれるこのEPには、13人のメンバーがそれぞれ作詞作曲をして自作のパートを歌唱するようなチャレンジもあれば、ユニット曲もありと、夜以外にも様々な要素が詰まっていますよね。前者の「Gangsta Vibes」については制作で13人分の要素を詰め込むのがとても大変そうですが。
ココ 今までの曲の中で段階は一番踏んでいたかもしれないですね。
アイナスター 全員フルで作詞作曲したものを提出して、上手く混ぜこんでいただいたんです。私たちもどんなものになるのか全然想像がつかなかったので、みんな提出し終わったあともソワソワしていて(笑)。
──作詞だけでなく、作曲も全員でやったんですね。作曲が初めてだった人もいるんじゃないですか?
チャンベイビー はい。どうやって作るのかわからなくて、横に妹を置いて“これで合ってるかな?”、“いいんじゃない”とか話しながら勢いで作りました。
──もしかして、妹さんは音楽活動を?
チャンベイビー やってないです!
一同 (笑)
──それにしても13種類のメロディがあったというのはすごいですね。
ドクソン みんなの聴きたい! どこまでラップにするかとか、ここは喋る、喋らないとかもマジで自由に作っていたので、めちゃくちゃ気になりますね。
月ノ いや、墓まで持っていきたい……(笑)。
──いつか全員分の作詞作曲バージョンも日の目を見るといいんですけどね。
ドクソン 『Gangsta Vibes』アルバム出そうよ。
月ノ 本当にいや(笑)!
ユア まぁ、普段の作詞だけの曲も選ばれなかったら日の目を見ないですからね。
──たしかにそうですね。13個の個性がひとつにまとめって完成した曲を聴いてどうでした?
ナルハワールド みんなが違うものを作ったのに、すごくいい感じにカッコ良くなっていて感動しました。
ココ ナルの作曲はサビで使われていたよね?
ナルハ そうなんです。括弧で入っている漢字のところを採用してもらいました。その部分はマイカさんと組み合わせられていて嬉しかったです。
──“愛情感情大渋滞”、“競争闘争負けたくない”などの部分ですね。ずっと持ち続けているギャンパレの負けん気精神が出ていて、とてもギャンパレっぽくて胸が熱くなりました。
ミキ 高まるポイントがオタクみたい(笑)。
一同 (笑)
──(笑)いや、ギャンパレを長く見てきた人ならきっと高まる歌詞だと思いますよ。
ナルハ ありがとうございます。
ドクソン ナルもギャンパレ長いからな。
──作詞作曲するにあたって、歌詞のテーマみたいなものは決まっていたんですか?
一同 かます!
メイ あとは“ヘイターを気にしない”、“13人揃えば強い”みたいなことでした。
マイカ なので振付もヘイターを気にしない強い女性をイメージして作りましたね。ほぼほぼラップというのは初めてだったから“新しい見せ方をしないとな”と思って、ラップバトル風に見えるように作ったりしました。あとは入れ替わりを激しくして、個々にフィーチャーしているように見えたらいいなって。
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