2023.10.13 18:20
ファレル・ウィリアムス/ダフト・パンク
2023.10.13 18:20
2021年に解散したフランスのエレクトロニック・ミュージックのユニット、ダフト・パンク。通算で6度グラミー賞を受賞し、ダンスミュージック史上最も影響力のあるアーティストとして人気を博す彼らが、最後のアルバムとなった『Random Access Memories』の10周年を記念してミニドキュメンタリーを公開している。
先日公開された最新映像では、大ヒット曲「Get Lucky」と「Lose Yourself to Dance」にボーカルとして参加した人気プロデューサー/アーティストのファレル・ウィリアムスが出演。彼は同映像内でダフト・パンクとの制作から学んだことを語っている。
「最初に声がかかって、“Get Lucky”と“Lose Yourself to Dance”を作ったとき、僕じゃない人が歌うんだと思ってた。マイケルっぽい曲だなと思ったから、そのような方向性で歌を書いた。レコーディングをしたとき、彼らに何度も繰り返しレコーディングさせられた。それまでの僕は、レコーディングブースに入っていい感じになったらもうレコーディングを完了していた。でもそれがただのスタート地点であることを知ったんだ。
彼らは何度も僕の背中を押し、何テイクも繰り返しレコーディングした。何度も、何度もテイクを録った。でも本当はそれが正しい方法なんだと思う。全ての疑問を解いていく。そうやって時間をかけて完璧を目指すことを、あの“ロボットたち”から学んだよ」
ファレルはダフト・パンクのルックスだけがロボットなのではなく、彼らの“完璧”を求めるこだわりとストイックさがまるでロボットのような精密さだともコメントした。レコーディング後、彼は他のシンガーが最終的に歌うと思い込んだまま1年ほどが過ぎ、完成した曲を聴いたときに、あまりのクオリティに驚いたようだ。
「Get Lucky」は世界中で大ヒットとなり、2014年のグラミー賞で最優秀レコード賞と最優秀ポップ・デュオ/グループパフォーマンス賞を受賞した。