ドレイク
2023.10.10 18:25
10月6日に新アルバム『For All The Dogs』をリリースしたドレイク。世界で最も人気なラッパーの一人であり、昨年の12月にはアメリカレコード協会(RIAA)史上最もシングルが売れたアーティストになった彼が、新アルバム収録の「Away From Home」でドクター・ドレーの制作にソングライターとして参加したときのことを振り返っている。
同曲でドレイクは自分の人生を振り返り、デビュー前にヒップホップ番組に出演したことや、今の立ち位置に至るまでに経験した下積みについてラップしている。
「俺の人生はまるでマトリックスだ/“Replacement Girl”で106&Parkにも出演した/母親がマネージャーで、叔父が俺のエージェントだった/忍耐強く努力したが、ドクター・ドレーは俺を家に送り帰した」
ドレイクは以前も当時の経験を語っており、彼にとって過去最も厳しい環境だったようだ。
ヒット曲の裏側を探るJohn Seabrookによる著書「The Song Machine: Inside the Hit Factory」に登場した際、ドレイクはドクター・ドレーの制作について「今まで経験したなかで最も骨が折れるような厳しい環境だった。でもリリースできるような音楽は生まれなかった。正直あのようにこき使われたら、何も生まれなくて当然だと思う。作詞家とかが一日中部屋で絞り出そうとしてるだけの環境だった」ともコメントしていた。
ドクター・ドレーは音楽を常に制作しているが滅多にリリースしないことでも知られており、昨年には「パンデミック中に247曲作った」とも発言している。