2023.09.08 19:40
出典:Sony Music Entertainment
2023.09.08 19:40
2021年に解散したフランスのエレクトロニック・ミュージックのデュオ、ダフト・パンク。通算で6度グラミー賞を受賞するなど、ダンスミュージック史上最も影響力のあるアーティストとも言われているが、ダフト・パンクと制作をしていたプロデューサー、トッド・エドワーズが解散について語った。
2013年にリリースされたダフト・パンクのラストアルバム『Random Access Memories』の10周年を記念して先日公開されたミニドキュメンタリーの最新話で、トッド・エドワーズはダフト・パンクの解散は予想できていたと明かした。
「彼らが解散したとき、音楽的に二人はすでに違う方向に進んでいた。ギ=マニュエルはもっとヒップホップの世界に惹かれていて、トーマ・バンガルテルはディレクター的な仕事をしていた。すでに同じページで制作をしていなかった感じがしたし、解散が発表されたとき驚きではなかった」
トッド・エドワーズは2004年にダフト・パンクの「Face to Face」でボーカルとコ・プロデュースを務めた後、一時は音楽活動を休止し就職していたが、その後『Random Access Memories』の「Fragments of Time」でプロデューサー/ボーカリストとして音楽制作の場に戻ってきた。そんな彼は、ダフト・パンクの常に一箇所にとどまらず、音楽的に挑戦をし続けるような姿勢に感銘を受けたとコメントしている。
「みんなダフト・パンクの解散にあんなにショックを受けていたのは、ダフト・パンクのような挑戦をし続ける存在が世界にいないからだと思う。もっと彼らのような存在が必要だ。アーティストたちは彼らの解散から、安全な制作物で満足するのではなく、もっとクリエイティブになってリスクを取って挑戦をするインスピレーションを受けるべきだ」