(C)2023「花腐し」製作委員会
2023.08.30 13:00
11⽉10⽇(⾦)より全国公開される綾野剛主演映画『花腐し』から、シーン写真が公開された。
本作は『赫い髪の女』(1979年)、『キャバレー日記』(1982年)など日活ロマンポルノの名作から、『ヴァイブレータ』(2003年)、『共喰い』(2013年)をはじめとする日本映画の脚本を数多く手がけてきた荒井晴彦による監督作品の4作目。芥川賞受賞の松浦寿輝による同名⼩説に“ピンク映画へのレクイエム”という荒井ならではのモチーフを⼤胆に取り込み、2人の男と1人の女が織りなす湿度の高い男女の物語を描く。
主人公の栩⾕(綾野剛)は斜陽の⼀途にあるピンク映画業界の監督だが、もう5年も映画を撮れていない。梅⾬のある⽇、栩⾕は⼤家から、とあるアパートの住⼈への⽴ち退き交渉を頼まれる。その男・伊関(柄本佑)は、かつてシナリオを書いていた。映画を夢⾒た2人の男の⼈⽣は、ある⼥優との奇縁によって交錯していく。
公開されたシーン写真は5点。湿っぽい夜の空気、そして部屋の中で、かつて愛した同じ⼥性・祥⼦(さとうほなみ)に思いを馳せる栩⾕と伊関の姿のほか、それぞれの中に留まる祥⼦との⾊鮮やかな記憶を捉えたものなど、いずれも⾊⾹匂い⽴つような場面が切り取られている。