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『婦人画報』での連載をまとめた書籍『坂本図書』も刊行決定

坂本龍一が生前から準備していた図書構想が実現「一般社団法人坂本図書」設立へ

2023.08.28 14:30

2023.08.28 14:30

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今年3月28日に71歳で亡くなった、坂本龍一の意思を継いだ「一般社団法人坂本図書」が立ちあがった。

『坂本図書』は「いつか古書店の店主になるのが夢だった」と語るほど、愛書家として知られる坂本龍一が2017年から準備を進めていた、自身の本を多くの人と共有するための図書構想である。

この「一般社団法人坂本図書」の設立に伴い、坂本龍一所蔵の本を実際に手に取り、読むことができる空間「坂本図書」が東京都内に9月末にオープンする。大きくはない空間のため、運営は完全予約制で場所も非公開。予約できた人だけがその場所にたどり着くことができる、特別な場所になりそうだ。

予約の詳細などは、『坂本図書』のSNSやオフィシャルサイト、登録制のニュースレターから知ることができる。

また、この設立にあわせて書籍『坂本図書』が9月24日に刊行されることが決定。本書は、2018年から2022年まで雑誌『婦人画報』で連載していた「坂本図書」全36回分の他、坂本が絶大な信頼を寄せた編集者・鈴木正文氏との対談(2023年3月8日実施)「2023年の坂本図書」が新たに収録される。

発売元となるバリューブックスの『坂本図書』ページで予約すると、坂本図書の立ち上げを記念し、本書内でも語られている夏目漱石の短編『夢十夜』の冊子(初版500部限定)と、坂本の残した言葉を記した坂本図書オリジナルしおりが付いてくる。予約は本日からバリューブックスおよび、全国の書店で開始している。

9月24日刊行『坂本図書』付属オリジナルしおりイメージ
9月24日刊行『坂本図書』付属『夢十夜』冊子(初版500部限定)イメージ

『坂本図書』
公式サイト:https://sakamoto-library.com
Instagram:https://www.instagram.com/sakamoto_library/
X(Twitter):https://twitter.com/sakamotolibrary

書籍『坂本図書』予約ページ:https://www.valuebooks.jp/bp/VS0059301235

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1952年東京生まれ。
1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年『YELLOW MAGIC ORCHESTRA (YMO)』を結成。散開後も多方面で活躍。映画『戦場のメリークリスマス』(大島渚監督作品)で英国アカデミー賞を、映画『ラストエンペラー』(ベルナルド・ベルトリッチ監督作品)の音楽ではアカデミーオリジナル音楽作曲賞、グラミー賞、他を受賞。常に革新的なサウンドを追求する姿勢は世界的評価を得ている。
環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」の創設、「stop rokkasho」、「NO NUKES」などの活動で脱原発支持を表明、また「東北ユースオーケストラ」を立ち上げるなど音楽を通じた東北地方太平洋沖地震被災者支援活動も行っている。
2013年に山口情報芸術センター(YCAM) 10周年事業のアーティスティック・ディレクター、2014年に札幌国際芸術祭2014のゲストディレクターに就任、2018年にはソウル(韓国)に完成したアートスペース「piknic」において複数のサウンドインスタレーション作品を展示した「Life, Life」展を開催し6万人以上を動員するなど、アート界への越境も積極的に行っている。
2014年7月、中咽頭癌の罹患を発表したが、2015年、山田洋次監督作品「母と暮せば」とアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督作品「レヴェナント:蘇えりし者」の音楽制作で復帰を果した。2017年春には8年ぶりとなるソロアルバム「async」を、同年末よりICC(東京)において新作のインスタレーション「IS YOUR TIME」を発表。
その後も多数の映画音楽制作を手掛けるなどハイペースの活動がつづいている。

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