2023.08.01 09:00
2023.08.01 09:00
8月18日より劇場公開される映画『明ける夜に』を鑑賞した漫画家の大橋裕之、歌人の穂村弘、GANG PARADEのテラシマユウカから応援コメントが到着した。
田辺・弁慶映画祭セレクション上映作品の本作は、大人になれない若者たちのコミカルで爽やかな青春群像劇。就職活動に苦戦する主人公・山ノ辺を演じるのは『走れない人の走り方』ほか話題作への出演が続く五十嵐諒。山ノ辺が面接会場で出逢うキミ役には舞台を中心に活躍する花純あやの。キミの親友で野球部のマネージャーだった凛子役には『海を盗んだふたり』のとしお理歩。元野球部の秀一役には米良まさひろといったフレッシュなキャストが並ぶ。
監督は『また春が来やがって』で第32回東京学生映画祭観客賞と審査員特別賞(城定秀夫監督)を受賞した新人監督・堀内友貴。長編デビューとなった本作は、新人監督の登竜門とされるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭、TAMA NEWWAVE、東京学生映画祭、なら国際映画祭、田辺・弁慶映画祭に出品されるとグランプリ2つを含む計5冠を獲得した。
大橋裕之(漫画家)コメント
みんな気まずい夜を乗り越えて、それぞれの夏を終わらせる。
電話を切ったあとに見せたあの青年の一瞬の笑顔が忘れられない。
穂村弘(歌人)コメント
夢も大事なものもばらばらな人々が、
偶然、海まで歩くことになる。
噛み合わない会話の生々しさにどきどきしました。
まだ何者でもない若者たちの夏の終わり。
自分にも、こんな永遠の一日が欲しかった。
テラシマユウカ(GANG PARADE)コメント
夏らしいことなーんにもできなかったよねー。
毎年夏の終わりを予感するたび、夏を達成できなかったことについて保険をかけるかのようになんとなく口にしていた言葉だ。
自身が大人になったと感じる瞬間が増えるのと比例して、8月31日を夏の終わりであると明言できる感性が羨ましいと思う気持ちが育っていった。
『明ける夜に』は、そんな私のちいさく抱えた感情をそっと昇華してくれた。