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吉澤嘉代子が書き下ろした主題歌が女性たちの物語に寄り添う

吉岡里帆とモトーラ世理奈が夜の渋谷を疾走、映画『アイスクリームフィーバー』本編映像公開

2023.07.24 18:00

©2023「アイスクリームフィーバー」製作委員会

2023.07.24 18:00

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千原徹也が初監督を務めた現在公開中の映画『アイスクリームフィーバー』から本編映像が公開された。

本作で初めてメガホンをとった千原は「映画制作をデザインする」と題し、長年の夢だった「映画を作ること」をアートディレクターの視点から構築。従来の映画製作のやり方にとらわれない手法で挑んだ。原案は、川上未映子の短編集『愛の夢とか』(講談社文庫)に収録されている『アイスクリーム熱』。国内外問わず共感と評価を得る川上未映子の小説が初めて映画化された。

場面写真 ©2023「アイスクリームフィーバー」製作委員会

アイスクリーム屋のアルバイト、常田菜摘役で主演を務めるのは、映画『ハケンアニメ!』や、Disney+配信作品『ガンニバル』など話題作への出演が相次ぐ吉岡里帆。アイスクリーム屋の常連客の作家、橋本佐保役には、ファッションモデルとして活躍する一方、『風の電話』や『異動辞令は音楽隊!』など、女優としても繊細な存在感を放つモトーラ世理奈。菜摘のアルバイトの後輩、桑島貴子役には本作が映画デビューとなる音楽ユニット・水曜日のカンパネラのボーカル詩羽。アイスクリーム屋の近所の銭湯に通う、仕事が生きがいの高嶋優役は『ぜんぶ、ボクのせい』や『夜、鳥たちが啼く』で知られる松本まりかが演じる。

公開された映像は、アイスクリーム屋で偶然にも出会った菜摘(吉岡里帆)と佐保(モトーラ世理奈)が高ぶる感情を抑えられずに夜の渋谷の街を疾走する、本作でも重要なワンシーン。映像では、はじめて心を通わせる菜摘と佐保の姿、そして優(松本まりか)の姪で父親探しをしていた美和(南琴奈)も自身の気持ちに折り合いをつけ、互いに複雑な感情を抱いていた二人の心が次第にほどけていく姿が映し出されていく。そんな彼女たちに吉澤嘉代子が書き下ろした主題歌「氷菓子」が寄り添い、直接交わることのなかった女性たちの物語がゆっくりと“アイスのように”溶け合うシーンになっている。

主題歌「氷菓子」は、幾度となく吉澤とタッグを組んできた千原が、吉澤へ「いつか映画を撮ることになったら、主題歌をお願いしたいです」という約束を交わしていたことがきっかけで実現。楽曲を手がけた吉澤はのちに「1年くらいほぼ千原さんのことしか考えていませんでした」と千原へ明かしていたという。主題歌の発表時には、吉澤は「いざ歌をつくるとき、最後には真夜中のれもんらいふでひたすらひらめきを編む貴方を浮かべていました。人生は優しく繋がっている、私もそんな歌を書きたかったのです。何でも持っていそうだから何も渡せなかった千原さんにやっとプレゼントができました」とコメントを寄せている。

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作品情報

アイスクリームフィーバー

©2023「アイスクリームフィーバー」製作委員会

©2023「アイスクリームフィーバー」製作委員会

アイスクリームフィーバー

2023年7月14日(金) TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイント他にて全国ロードショー

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:吉岡里帆
モトーラ世理奈 詩羽(水曜日のカンパネラ)/ 松本まりか

監督:千原徹也
原作:川上未映子「アイスクリーム熱」(『愛の夢とか』講談社文庫)
主題歌:吉澤嘉代子「氷菓子」

エグゼクティブプロデューサー:千原徹也、山本正典、木滝和幸
プロデューサー:勝俣円、塚原元彦 宣伝プロデューサー:小口心平
脚本:清水匡 音楽:田中知之 撮影:今城純
制作:れもんらいふ 制作協力:DASH、doors  配給:パルコ

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