2023.07.20 15:15
リアーナ(第57回スーパーボウル・ハーフタイムショーより)写真:AP Photo/Matt Slocum
2023.07.20 15:15
今年の6月9日に15年ぶりとなるアルバム『Six』を発表したバンド、エクストリーム。ギタリストのヌーノ・ベッテンコートはリアーナのツアーギタリストも務めており、今年の2月に開催された第57回スーパーボウルハーフタイムショーでもステージに登場していた。
先日、イギリスのロック誌PlanetRockのインタビューに登場したヌーノ・ベッテンコートは、ポップスターのバックバンドを務める難しさを明かした。
「リアーナのような人からオファーがあったとき、みんな“ポップアーティストの演奏か、簡単だね”って思うんだけど、そんなことない。私が毎晩やらないといけなかったことを教えてあげよう。一曲レゲエ風の曲をやったと思ったら、次はR&B曲をやって、その後パンクロックとポップロック曲を演奏して、その後ダンス曲を演奏するんだ。全く違うフィールと手法の曲を、たくさん演奏するんだ。
こんなことを言うのは申し訳ないけど、私が尊敬しているギタリストの大半はそのような仕事をやり切れないだろう。それは褒め言葉でもある。例えばスラッシュは最も素晴らしいロックギタリストの一人だけど、彼がリアーナの“Rude Boy”のイントロをクリーンに弾く姿は見れないだろう。本人もそのように言うはずだ」
2009年からリアーナの全世界ツアーに参加しているヌーノ・ベッテンコートは、自身の多岐にわたる活躍の秘訣についても語った。
「もし私が音楽的にそれほど多様でなく、育つ上で全ての音楽を受け入れてこなかったとしたら、ここにはいないだろう。そして何に対してもやる気があるという意味で、オープンなミュージシャンであることが重要だ」