2023.07.05 12:00
©2023映画『春に散る』製作委員会
2023.07.05 12:00
8月25日(金)より全国公開される映画『春に散る』から、新たな場面写真が公開された。
ノンフィクションの傑作『深夜特急』三部作をはじめ、数々のベストセラーを世に放ってきた沢木耕太郎が半生をかけて追い続けてきたテーマは、ボクシングを通じて〈生きる〉を問うこと。本作ではその集大成ともいえる同名小説を、瀬々敬久監督が佐藤浩市と横浜流星を主演に迎えて映画化。脇を固めるキャストには山口智子、橋本環奈、哀川翔、片岡鶴太郎、坂東龍汰、窪田正孝らが集結した。
不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、偶然飲み屋で出会い同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願し、やがて二人は世界チャンピオンを共に目指して“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。
解禁された場面写真は、翔吾の史上最強のライバル、中西(窪田正孝)の姿をフィーチャーしたもの。現チャンピオンとして翔吾と仁一を迎え撃つ中西は、日本ボクシング界を背負ってきたという自負からか、翔吾と仁一を挑発するような目で見つめる。リング外でのひょうひょうとしたイメージからは一変、一度試合となると存在感と迫力のあるオーラで相手を圧倒する。最もキャスティングが難しかったとされながらも、『初恋』『ある男』でボクサーを演じた窪田だからこそ演じられた世界チャンピオン役・中西。今作に向けてさらなるボクシングスキルと鍛錬を重ねた肉体を身につけている。