2023.04.28 17:00
2023.04.28 17:00
E-girlsは「最高の青春」
──先ほど、「ライブのときのような感覚」という言葉もありましたけど、ステージの上でされていた表現と通じるものはありますか?
チームで頑張る部分など通じるものはあるのですが、私の中では全然違います。それはフィジカル的なところが大きいのですが、例えばグループのときは「見せ方」を重視していて。でも演技の場合、「見せ方」を意識すると私はできなくなってしまうんです。なので撮影中、モニターが見れないんですよ。一度見てしまうと映り方を気にしてしまって。E-girlsのときは毎回みんなでモニターを確認して、映り方を確認していました。ある意味、まったく違うものだからこそE-girlsの活動と、俳優としての活動は両立できていたのかもしれないです。
──ある意味、「見せる」パフォーマンスを追求してきた石井さんが演技に関してはそう言われているのが興味深いです。
もともと、演技の仕事のときはあまりモニターは見なかったのですが、それは「自分の演技が嫌いだった」という部分だったんですよ。でもこれも『ソロモンの偽証』のときなのですが、監督に「モニターを見るな」と言われました。「お前らみたいな素人が見られることを意識して芝居をするな」と。本当に辛辣ではあるんですけど、私としては腑に落ちたんです。確かに「素人」ですし、見たらどうしても気にしてしまう。でも大切なのは「伝わる」ことなんですよね。映り方が良かろうが悪かろうが、それこそ鼻水が出てようが(笑)伝わればいいし、それが伝わって観た人が共感してくれたら最高に嬉しい。そこからは見せ方は意識せず、気持ち重視でというのを考えるようになりました。
──2020年にE-girlsが解散、その後2021年以降は出演作が途切れませんが、この2〜3年を振り返っていかがですか?
自分たちで決めた道ではありますけど、物心ついたときから当たり前のようにE-girlsがあったので、「E-girlsがなくなる」というのがどういうことか、全然想像ができてない未知の状態でした。だからこそ、演じるお仕事に没頭できたのは自分にとってはプラスでしかなかったです。
──ちなみに、「歌やダンスパフォーマンスがやりたい」という欲求はないですか?
これが、ないんです(笑)。私はやっぱりE-girlsだったからステージに立てていた……刺激的なメンバーがたくさんいたから死にものぐるいでついていきたいと思っていたのであの場にいることができた、そういう思いが強いです。そのくらい、私にとってはかけがえのない「最高の青春」でした。でもだからこそ、ここからは俳優という仕事で、過去の自分を超えていきたい。そんな風に思っています。
──今、「こんな風になりたい」というビジョンは?
「こういう人みたいになりたい」という明確なものは特に無いのですが、年齢とともにいただける役が変化しているのを実感しています。だんだん高校生役がなくなって、大人の女性役が多くなり。今回もアルバイトで自立している女性の役ですし、いつか母親役も来るのかな、これからどんどん変わっていくんだろうな……ということを考えます。でもそうやって役柄は変わっていっても、一つひとつの役を全力で演じていきたい。そうやって常に仕事をしていて、気がついたら何十年も経っていた……それが理想なんです(笑)。
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