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所属メンバー28人が「RICO法」違反の容疑で逮捕

ラップの歌詞は犯罪の証拠になるのか?ヤング・サグ裁判を追うドキュメンタリーが発表

2023.02.17 20:00

By Frank Schwichtenberg CC BY-SA 4.0,

2023.02.17 20:00

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ABC NEWS STUDIOSとHuluが、ヤング・サグの「RICO法」による逮捕と裁判を追ったドキュメンタリー『Rap Trap: Hip-Hop on Trial』を2月23日(木)に公開する。

組織犯罪を取り締まる「RICO法」(Racketeer Influenced and Corrupt Organizations Act)に違反した容疑で、人気ラッパーのヤング・サグと彼のレーベルに所属する28人が2022年に逮捕された。検事はヤング・サグが運営するレーベル〈YSL〉が音楽レーベルではなく犯罪組織であると主張としており、殺人罪、武装強盗、ストリート・ギャングの活動に関与した疑いで起訴されている。起訴状では彼らが「音楽、動画、SNSなどの投稿」によって縄張りを維持していると説明されており、SNSの投稿やスクリーンショット以外にも、ラップのリリックも証拠として挙げられている。ファンや音楽業界だけではなく、弁護士やジャーナリストなどからも歌詞を証拠として提出することに反対する声も挙がっている。

ジャーナリストのジェフ・ワイスは「希薄で状況的な一致を示しているだけの曖昧な歌詞を検察が実際の犯罪の告発に使っている」「検察はラップグループをまるでマフィアかのように起訴している」とコメントしており、さらに〈YSL〉に所属し、ヤング・サグと同様に逮捕された人気ラッパーのガンナの弁護士は「証拠として歌詞を出すのは大きな問題です。歌詞はアーティストのクリエイティブな表現であり、事実を書いたものではありません」という旨をコメントしていた。

過去には有名ラッパーであり起業家のマスター・Pのレーベル〈No Limit Records〉に所属していたMcKinley Phipps, Jr.が、殺人事件の証拠としてリリックを提出された末、懲役21年の判決が下されていた。McKinley Phipps, Jr.は今でも無罪を主張しており、2021年に出所した彼は『Rap Trap: Hip-Hop on Trial』にも出演する模様。『Rap Trap: Hip-Hop on Trial』にはキラー・マイク、ファット・ジョー、ウィル・アイ・アムなどもインタビュー形式で登場する。

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ヤング・サグ

アーティスト情報

ヤング・サグ(Young Thug、本名: ジェフェリー・ラマー・ウィリアムズ、1991年8月16日 - )は、アメリカ合衆国・アトランタ出身のラッパー、シンガーソングライター、音楽プロデューサー。エキセントリックなボーカルスタイルとファッションで知られている。代表曲に「Pick Up the Phone」「Relationship」「The London」「Lifestyle」「I Know There’s Gonna Be (Good Times)」などがある。

(引用)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%B0

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