2023.01.27 19:00
ここまで自分からこうしたいって主張する機会は初めて
──お話を戻させていただくと、「共感されなくてもいいじゃない」は『青を生きる』っていう6つのオムニバスストーリーの一遍でしかなかったんだと思ったんですよね。
皆さんにどう受け取ってもらえるのかっていうのはドキドキですね。私の「好き」を形にしてもらっているので、それがこの時代、私のことを知っている人やまだ知らない人たちにはどうやって届くのか。どうやったら届くんだろう、みたいなことを最近は考えてしまいます。
──それはより一層、楽曲が自分のものとしてどんどん浸透していってる感覚があるからこそなのでは?
かわいい我が子というか、私の大好きな楽曲なので、とにかく知ってもらいたいって思っちゃいます。
──MVも、最後扉を出るところだけ青がなくなるんですよね。
青と白っていうところは、マザーファッ子監督率いるMVチームのみなさんに組んでいただきました。考察してくださる方も結構いらっしゃるんですけど、「あれ、また額縁ある」とか「あれ、また鏡だ」とか、過去のアニメMVに登場していたアイテムとかと意外な共通点があったりするんですよね。
──「反省会」のMVのサムネも真っ青でしたね。
「反省会」のMVは海外のシンデレラをモチーフにしています。海外のシンデレラって2回パーティーがあるシナリオがあるんですって。すごく素敵。2回あることで反省会、しちゃうじゃないですか。歌い出しも「24時過ぎ」で、「24」という数字もシンデレラと親和性あるし、シンデレラってすごく頑張り屋さんだと思うんです。うまくいかなかったって反省している姿と、私が大泣きするタイプなので、涙っていう部分に落とし込んでもらって。実はこの楽曲自体が、私が応援してくださる方に感謝の気持ちを伝えたいっていうところから生まれた楽曲なので、MVに登場する馬車を引いてくれるアルパカとネズミたちは、応援してくださる方々のようなイメージを個人的に抱いちゃっています。
──2月に決まっている初ソロライブのタイトルも「Cinderella popcorn」ですよね。
そうなんです!「反省会」がシンデレラだったっていうのもあって、そのままいただいちゃいました。
──「反省会」の歌詞やMVの総合的な世界観は、ライブに参加される方にとって一個のキーワードになる可能性もあるということですかね。
ありますね。この曲を先行配信させていただいて迎える2nd EPで、さらにそこから迎える1stライブなので、結構キーワードになるんじゃないかなって。
──ライブも、ご自分の世界を表現するのに、そこも監督業をやることになりそうですか?
そうですね。ステージ演出に関してはプロではないので、どうにかプロの方たちに意図を汲んでいただけるように言葉を尽くしてやり取りしながら、皆さんの意見を聞いて作りたいと思います。イヤホンズというユニットもやらせてもらっているんですけど、そっちだと提案してもらうことの方が多くて、ここまで自分からこうしたいんですって主張する機会は初めてなので上手くやって行けたらなと思っています。
──それはそれで楽しみですね。終演が24時をすぎる可能性があるということですね(笑)。
ちょっとやばいですね(笑)。みんなで反省会始めちゃうか(笑)。
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