2023.01.18 12:00
2023.01.18 12:00
知ってもらう入り口はどんな形でもいい
──鶴嶋さんは女優以外にも、モデル活動やエッセイ執筆、ブランドプロデュースなど、いろいろと幅広く活動されていますよね。
もうとにかく、「表現すること」が大好きなんですね。お芝居もそうですし、文章を書くことも好きだし、お洋服も好き。私だけが、鶴嶋乃愛だけが表現できるものを作り続けていきたい、という気持ちが強いんです。私自身、見たときに心が本当にキラキラするような「好きなもの」がたくさんあるので、自分自身もそういう「心にきらめきを与えられる」表現者でありたいなと常々思っています。
──形にはとらわれず、いろいろな「表現」に挑戦していきたいと。
自分を知っていただく入り口は、どんな形でもいいし、たくさんあった方がいいなって思うんですよ。だから文学が好きな方は私の文章から入っていただいてもいいですし、映画やドラマが好きな方は女優としての活動から。おしゃれが好きな方はお洋服から……「表現する」ことは全てに通じてますから。今は女優というお仕事が軸にはなってはいるんですけども、常にアンテナを張っていろんなインスピレーションを探してるので、例えノアちゃんのお衣装を見ても「こんなお洋服作りたい!」とか、文章が浮かんだりとか、常にそんな感じなんですよね。どんなお仕事にも別のお仕事のインスピレーションが落ちている、そこを宝探しのように見つけながらお仕事していくのが本当に楽しいんですよ。
──鶴嶋さんの中に、常にいろんな発想がある……という感じなんですね。
一人っ子だったせいか、昔から何かと「考える」子供だったんですよ。今でもそうで、何か考えることが趣味といってもいいくらい。と「考えすぎ」なんて言われることもあるんですけど(笑)。もちろんお仕事で一つの作品に入るとそちらに集中はしますけど、そこから自分で何かを吸収して、インプットして、それを私なりにまた組み替えてアウトプットしていくっていう作業が私はもうすごく好きなので。だから刺激を日々受けられるこのお仕事を始めて毎日が充実していますし、本当に天職だと思ってます!