超有名俳優が東京に一挙集結
3年ぶりのリアル開催 「東京コミコン2022」の見どころは
2022.11.26 08:30
2022.11.26 08:30
多くの洋画・洋ドラアイテムの集う物販・展示エリア
本コンベンションでは、多くの映画関連アイテムが販売・展示されている。販売エリアではマーベル・スタジオとスター・ウォーズのポップアップストアをはじめとし、多くの店が出店。ブランドだけでなく、個人店なども参加しているため、本当にいろんなところでアイテムが手に入るのだ。
基本的に海外のコミコンで販売されていたものが数量限定で卸されていたり、本イベント限定のアイテムはかなり人気が高いため来場してすぐに買いに行った方が良い。大型の店舗は日にちごとに在庫の補充をおこなっているが、個人店では3日分を全て出し切ってしまっているというお店も。
フィギュアやグッズなどのアイテム販売の他に、ファンにとって垂涎ものであるのが撮影で使われたプロップ関連の展示だ。例年、『ターミネーター』や『バットマン』とお馴染みの作品の小道具が飾られているが、今年は初登場のものも多い。特に注目すべきは2019年に公開されたクエンティン・タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で使用されたクリフ・ブース(演:ブラット・ピット)が乗っていたゴルフカート、そしてポランスキー夫妻が乗っていたMGの展示だ。また、今年はロイドやクリステンセンらがゲストとして来日していることもあり、普段より『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンや、『スター・ウォーズ』シリーズのプロップの輝きが増している。レプリカももちろんありつつ、本物も飾ってあるので是非どれが実際に使用されたものなのか探してほしい。
また、アーティスト・アレイでは国内外からのイラストレーター、漫画家が集結。原画を購入することはもちろん、その場で依頼(コミッション)して自分のためだけのイラストを描いてもらう(そしてその過程を間近で見られる)こともできる。2007年からMarvel、DC Comics、Boom Studios、Digital Webbingなど各社パブリオャーにて活躍するChad Hardinや、映画業界で長年アニメーターとして活躍し、「マーベル」映画、「スター・ウォーズ」映画などに携わってきたThe Art of Zengをはじめとする様々なクリエイターが集結した。
PUNPEEによるスペシャルライヴも
東京コミコン2022初日の終盤には、アメコミ好きを公言するヒップホップMC・PUNPEEのライブがステージで行われた。東京コミコン2022をベースにしたフリースタイルを披露し、中には「唯一の支え 我が家のマンティス」という歌詞も。2020年にPUNPEEと結婚した秋元才加は、マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズに登場するキャラクター・マンティスの日本語吹き替え声優でもあり、彼女への愛が窺えるパンチラインである。
26日(土)と27日(日)には各アーティストによるライヴステージの他に、トークショーやコスプレショーなども開催される予定だ。ここでしか買えないもの、見られないコスプレ、会えない人。今年はメタバースでの開催もされており、なかなか東京に来づらいファンもバーチャルの世界で参加することが可能なのは魅力的だ。しかし、それと同時にリアル開催の意義を強く感じられた東京コミコン2022。ぜひ、足を運んでみてはいかがだろう。