Bezzy[ベジー]|アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

INTERVIEW

3ヵ月連続配信シングル第2弾をリリース

竹内アンナが紡ぐ何気ない日常、歌で届ける“誰もが主人公”の物語

2022.11.10 19:00

2022.11.10 19:00

全ての画像・動画を見る(全13点)

描いていた爽やかさに深さが加わった

──そして3ヵ月連続リリースの第2弾が「made my day feat. Takuya Kuroda / Marcus D」ですが、これもまたいい曲で。豪華ゲストも参加していますけど、この曲はどういうふうにできたんですか?

この曲も些細な日常を切り取るっていうテーマで作っていて。「あいたいわ」がすごく大げさに切り取るんだったら、こっちは丁寧に、額縁に飾るみたいに切り取れたらいいなと思って作りました。この曲は初めて行った一人旅で書いたんですよ。今年の夏に、もう当日の深夜2時とかに思い立って「明日行こう」って思ってすぐに宿を取って。

──そういうタイプなんですか?

わりとそういう、ギリギリで生きてるタイプなんです(笑)。それでどこ行こうかなってなったとき秩父なら1時間半ぐらいで着けるからそこにしようって。それで行った、初めてのひとり制作合宿みたいのでできた曲です。宿にこもって曲を作って。

──ああ、曲作りに行ったんですか?

一応その名目で行きました。でも蓋開けてみると、ほとんどお風呂に入るか、ご飯食べるか、かき氷食べるかっていう感じでめちゃくちゃエンジョイした末に「そういえば曲作りに来たんだったわ」っていうのでできたのがこれですね(笑)。すごく自然がたくさんある場所だったので、そこで見えた景色とか、そこで嗅いだ香りとかが感じられる曲になればいいなと思って作っていました。行った日はすごい大雨で、雷とか鳴っていたんですけど(笑)。

Anna Takeuchi – made my day feat. Takuya Kuroda / Marcus D (Lyric Video)

──最初からこういうサウンドのイメージもあったんですか?

いや、最初はすごく爽やかなものになったらいいなと思っていたんですよ。でもアレンジを詰めていく中で管楽器欲しいよねって。トランペットと一緒にスキャットとかできたらめっちゃいいよねみたいなっていうところで、黒田さんのお名前が挙がったので、もう絶対黒田さんがいいですっていうのでお願いしました。

──黒田さんのことはもともとご存知でした?

曲を聴かせていただいていたんです。最初に知ったのがホセ・ジェイムズと一緒にやっていた曲なんですけど、このトランペットすごい、かっこいいってシンプルに思って。そこからいろいろ聴いていくなかで、一聴しただけで黒田さんのトランペットだってわかるサウンド感がすごいなって思っていました。それでお願いしたらたまたま日本にいらっしゃるタイミングだったので、レコーディング現場も立ち会えたし、ライブも観に行かせていただいたりして。めちゃくちゃ贅沢なレコーディングになりました。

──イントロからトランペットが効いていますよね。

うん。一気にそこで景色が広がる感じがします。そのイントロのトランペットも黒田さんがアイディアをくださって。吹いてくださっているときに「これをイントロに付けたらおもしろいんじゃない?」って。やっぱりあれがいきなり来たらすごくドキッとするし、ラジオとかで聴いたら私でも耳を傾けちゃうと思うんで。そういうアイディアをいただけたのはありがたかったし、勉強になりました。

──どうして今回、管楽器の音が欲しいと思ったんですか?

その時参考にしていたのがジャスティン・ビーバーの「Love Yourself」だったんです。あれもアウトロでトランペットが鳴っていてジャスティンがスキャットでそれをなぞるみたいな感じになっているんですけど、それがすごくいいなと思っていたんです。この曲にもきっと合うから取り入れたいよねって思って。で、黒田さんが吹いてくださるってのが決まった後に、だったらビートももっと深いとこんです行かなきゃねっていうのでマーカス・Dさんにお願いして。めちゃくちゃクールなビートを作ってくださったので、そのおかげで私の描いていた爽やかさの中にすごく深さが加わったなって。それこそ景色の解像度が上がったなって思いますね。

──マーカス・Dのビートに黒田卓也のトランペットが乗っているって、めちゃくちゃシブいじゃないですか。

激シブですよね。

──その激シブサウンドが竹内アンナによってポップスになっているっていうのがこの曲のすごくおもしろいところだなって。

私の歌はおふたりの後に録ったんですけど、おもしろいのが、全員グリッドから外れてるんです。おふたりがすごく後ろなんで、歌も合わせていて。トラックダウンのときとかもみんなで「やばいね」って話していたんですけど。でも合っていないのが正解になっているのがこの曲のおもしろいところだと思います。

次のページ

これまで一貫して歌ってきたこと

全ての画像・動画を見る(全13点)

作品情報

配信シングル『made my day feat. Takuya Kuroda / Marcus D』

「made my day feat. Takuya Kuroda / Marcus D」ジャケット

「made my day feat. Takuya Kuroda / Marcus D」ジャケット

配信シングル『made my day feat. Takuya Kuroda / Marcus D』

2022年10月26日(水) 配信リリース
作詞・作曲:竹内アンナ
編曲:Anna Takeuchi / Shu Inui / Marcus D

配信はこちら

配信シングル『あいたいわ』

「あいたいわ」ジャケット

「あいたいわ」ジャケット

配信シングル『あいたいわ』

2022年9月28日(水) デジタルリリース
作詞・作曲:竹内アンナ

配信はこちら

イベント情報

竹内アンナ 弾き語り TOUR2022 atELIER café -アトリエカフェ-

竹内アンナ 弾き語り TOUR2022 atELIER café -アトリエカフェ-

11月23日(水) 金沢・白鷲美術(16:30/17:00)
11月26日(土) 仙台・cafe Mozart Atelier(18:30/19:00)
11月27日(日) 札幌・musica hall café(13:30/14:00)
11月27日(日) 札幌・musica hall café(16:30/17:00)
12月10日(土) 高松・四国村カフェ(13:30/14:00)
12月11日(日) 岡山・城下公会堂(17:30/18:00)

竹内アンナ 弾き語り TOUR2022 atELIER café -アトリエカフェ-

竹内アンナ 弾き語り TOUR 2022 atELIER -アトリエ-

竹内アンナ 弾き語り TOUR 2022 atELIER -アトリエ-

10月16日(日) 東京・自由学園 明日館 講堂 (14:00/14:30)
10月16日(日) 東京・自由学園 明日館 講堂 (17:00/17:30)
11月2日(水) 福岡・石蔵酒造 博多百年蔵 (18:30/19:00)
11月4日(金) 大阪・大阪市中央公会堂 中集会室 (18:30/19:00)
11月11日(金) 名古屋・千種文化小劇場 (18:30/19:00)
11月12日(土) 東京・淀橋教会 インマヌエル礼拝堂 (13:30/14:00) ※追加公演

竹内アンナ 弾き語り TOUR 2022 atELIER -アトリエ-

竹内アンナ

アーティスト情報

1998年4月25日、アメリカ・ロサンゼルス生まれ日本・京都出身。
ポップミュージックを基盤にしつつ、その世代や生い立ちからジャンルに捉われない解釈、卓越されたギタープレイで熱心な音楽ファンから、また同世代のアイコンとしても注目されているシンガー・ソングライター。
自身の音楽活動以外にもKinKi Kids、伊藤美来、菅沼千紗、UNCHAINなどへの楽曲提供のほか、ハウス食品株式会社のテレビCM歌唱、映画「SING/シング:ネクストステージ」の日本語吹き替え版ではウサギ役として配役されている。
アコースティック・ギターにスラッピングを取り入れたプレイスタイルと、透明感のある歌声が各所話題になり、2018年アメリカ・テキサス州オースティンで行われた大型フェス「SXSW 2018」に弱冠19 歳で出演。
合わせてニューヨークからサンフランシスコまで、全米7 都市を回る「Japan Nite US tour 2018」にも参加。
帰国後、地元関西限定で急きょCD をリリース、表題曲「alright」が全国のラジオ局で大プッシュされ、同年8月8日に4曲入りE.P『at ONE』でメジャー・デビュー、収録楽曲「ALRIGHT」の勢いは更に加速し全国22ヶ所のパワープレイを獲得。
2020年3月18日に待望の1st ALBUM『MATOUSIC』をリリース。収録楽曲「RIDE ON WEEKEND」はWOWOWオリジナルドラマ「有村架純の撮休」主題歌としても話題になった。
2021年4月より全国13ヶ所26公演のツアーを開催。各地で完売が続く中、同時に過去の楽曲をアコースティックでセルフカバーし3作連続配信。
2022年3月2日には2年ぶりとなるフルアルバム『TICKETS』をリリース。収録楽曲「手のひら重ねれば」は日本テレビ系「スッキリ」のテーマ曲として起用された。Music Videoは80万回再生を突破し今尚支持される代表曲となる。
同年、7月2日「泡沫SUMMER」を配信リリース。江ノ島海岸をジャックし、多くの反響を呼んだ。
9月から3ヶ月連続リリースを発表。

RANKINGランキング

RELATED TOPICS関連記事

  • 新ティザーは谷口愛季センターのBACKSメンバーの撮影風景 櫻坂46の歩んだ軌跡が大地を築く、13thシングル『Unhappy birthday構文』ジャケット写真公開

    2025.10.09 17:00

    10月29日(水)にリリースとなる櫻坂46の13thシングル『Unhappy birthday構文』のジャケットアートワークが公開された。 今作のクリエイティブディレクション・アートディレクションを手掛けたのは、7thシングル『承認欲求』のアートワークを手掛けTOCCHI。 “櫻の軌跡”をコンセプトに、櫻坂46として歩んできた軌跡が大地を形づくり、その上に立つメンバーは煌びやかな衣装を身に纏い、堂々とした力強いポージングとともに自信と誇りに満ちた表情を見せている。 それぞれのアートワークでは、TYPE-Aは表題曲センターを務める三期生の村井優が単独で表紙を飾り、TYPE-Bではフロントの二期生… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/10/75421/"></a>

    #櫻坂46

  • 太田好治が撮影した新アーティスト写真も公開 BUMP OF CHICKEN、アニメ『僕のヒーローアカデミア』最終章EDテーマに新曲「I」書き下ろし

    2025.09.27 18:00

    BUMP OF CHICKENが、TVアニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』のエンディングテーマとして新曲「I」を書き下ろした。 『僕のヒーローアカデミア』は2014年から2024年まで10年にわたり『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で連載され、シリーズ世界累計発行部数1億部を突破した堀越耕平による大人気コミック。10月4日(土)から毎週土曜17時30分より放送されるTVアニメシリーズも最終章としてついに完結を迎えることになり、WEB上ではヒロアカTVアニメシリーズの歴代OP&EDテーマと担当アーティストをフィーチャーする特別企画「僕のヒーローアカデミア 歴代OP&ED“ワン… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/09/74791/"></a>

    #BUMP OF CHICKEN#僕のヒーローアカデミア

  • 2003年リリースアルバム2枚のLP盤も本日リリース THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのMVが新たに4K化、最後のシングル「エレクトリック・サーカス」など3本

    2025.10.01 12:00

    伝説のロックバンド・THEE MICHELLE GUN ELEPHANTが2026年2月にデビュー30周年を迎えるにあたり始動した『THEE 30TH』プロジェクトでは、彼らのMusic Videoを4KアップコンバートしてYouTubeで順次公開中。 そして本日、アルバム『SABRINA HEAVEN』収録の「太陽をつかんでしまった」、ミニアルバム『SABRINA NO HEAVEN』収録の「デッドマンズ・ギャラクシー・デイズ」、さらにラスト・ライブ当日である2003年10月11日にリリースされたシングルのタイトル曲「エレクトリック・サーカス」の3本が公開された。 彼らにとって最後のフルアル… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/10/74985/"></a>

    #THEE MICHELLE GUN ELEPHANT#TMGE

  • LAPONE第3のボーイズグループが6TH SINGLE携え初登場 新たな代表曲で今まで以上の高みへ、DXTEENが満場一致で推す甘酸っぱいラブソング

    2025.09.26 19:00

    今年の目標は『両想い』をたくさんの人に届けること ──「Change Over」は交代する、切り替えるといった意味ですが、これまでDXTEENとして活動してきた2年の間で「Change Over」な瞬間はありましたか? 大久保 僕は去年末にドラマ『レッドブルー』に出演させてもらったのが個人の仕事としては初めてで、それが自分の中でもう1つのスイッチが入った瞬間でしたね。自分と向き合ったり、ストイックに考える時間が増えたこともあって、僕的には明確にスイッチが入りました。個人の仕事は全部を自分でやらなきゃいけないからよりがんばらなくちゃと思いましたし、僕以外にもボーイズ・グループで活躍している方が多… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/09/74635/"></a>

    #DXTEEN#インタビュー

  • 特別バージョンで今夜初放送、尾崎世界観も生出演 クリープハイプの新曲「23、24」が『news23』新EDテーマに、言葉にできない疑問に寄り添う

    2025.10.01 12:00

    クリープハイプの新曲「23、24」(読み:にじゅうさん、にじゅうよん)が、TBS『news23』の新エンディングテーマに決定した。    本楽曲は、ボーカルの尾崎世界観が『news23』のタイトルにかけ、時計の23時の針の様子を首を傾げてる人間に見立てて書き下ろしで制作。「漠然と世の中に疑問を持ってるけど、それをはっきりと言葉にできない」気持ちに寄り添うことがテーマとなっている。 「23、24」は今夜の放送で新エンディングテーマとして初披露され、収録時のメイキング映像と共に特別バージョンを放送。さらに尾崎世界観がコメンテーターとして生出演することも決定しており、書き下ろし楽曲に込めた思いな… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/10/74988/"></a>

    #クリープハイプ

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram

COLUMN & SPECIAL連載&特集

ALL SERIES

RANKINGランキング

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram