モリコーネ&トルナトーレのレア2ショットも
『モリコーネ 映画が恋した音楽家』タランティーノ、イーストウッドらが賛辞を送るメイキング&場面写真公開
2022.11.04 17:00
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2022.11.04 17:00
1月13日(金)に公開されるドキュメンタリー映画『モリコーネ 映画が恋した音楽家』から場面写真&メイキング写真が公開された。
2020年7月に享年91歳でこの世を去ったエンニオ・モリコーネ。500作品以上の映画とTVの音楽を手掛け、アカデミー賞には6度ノミネートされ『ヘイトフル・エイト』(2015)で作曲賞を受賞、全功績を称える名誉賞にも輝いた。本作は、そんな伝説のマエストロに弟子であり友でもあるジュゼッペ・トルナトーレ監督が密着し、結果的に生前の姿を捉える最後の作品となった音楽ドキュメンタリー映画。
この度公開されたのはトルナトーレ監督とモリコーネが2人でおどけた様子を捉えたレアなメイキング写真のほか、クエンティン・タランティーノ、ブルース・スプリングスティーン、クリント・イーストウッドらが、劇中でモリコーネに対して惜しみない賛辞を送るシーン写真など合計13枚。併せて総勢70名に及ぶ取材者を選んだ理由について語るトルナトーレ監督のコメントも到着した。
本作では“出演者”と“監督”という、いつもとは立場の違った2人が息の合ったところを見せるメイキングショットや、モリコーネが世界的に脚光を浴びるきっかけになったマカロニ・ウエスタンの金字塔『荒野の用心棒』(1964年)、『夕陽のガンマン』(1965年)、『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』(1966年)などを手がけた、盟友セルジオ・レオーネ監督との貴重な2ショット、劇中でモリコーネに対して惜しみない賛辞を送るタランティーノ、ブルース・スプリングスティーン、イーストウッド、ジョン・ウィリアムズら各界の著名人の様子を捉えたシーンも。
また、ペンと五線譜で作曲する様子、『アンタッチャブル 』(1987年)や 『マレーナ 』(2000年)のほか 、 幾度もアカデミー賞にノミネートされながらも受賞に至っていなかったアカデミー賞だが、 映画界への類稀なる貢献が認められ、アカデミー賞栄誉賞を2007年に受賞。プレゼンターであったクリント・イーストウッドから手渡されたオスカーを手に持ち、はにかむ笑顔を見せる光景など、いずれも彼の人生を彩ったいくつもの珠玉のシーンを切り取ったものとなっている。
タランティーノも含め、総勢70名超のら錚々たるメンバーが劇中でモリコーネへの想いを語る多数のインタビューシーンが圧巻だが、トルナトーレ監督は決して著名人だけを選んだわけではないという。「広い範囲で様々な人たちを横断的に取材」することを大事にし、「大監督たちや、エンニオが出会った著名人や、彼の音楽院時代良く知る旧学友たちまでね。あまり目立たない仕事をしている仕事仲間もいます。エンニオの⻑年の仲間である音響技師で、コンサートのみならず、レコーディングスタジオでの楽曲録音のときも一緒だった人や、あるとき短い間ながら仕事で一緒になって知り合った人たちなどです」「例えば、映画のポストプロダクションの責任者で、彼と深いつながりはないが、著名な人々は知らないエンニオの一面を知ることになった人などもいます」「彼らのおかげで、インタビューが立体的になり、映画の語りに役立ちました」とコメントしている。