2022.10.10 17:00
2022.10.10 17:00
9月14日に4年ぶり、通算12作目となるアルバム『Double Circle』をリリースしたORANGE RANGE。今年結成21周年に突入し、今夏は復活した各地のフェスを席巻。いわゆる「Y2Kリバイバル」を追い風に新しいファンも巻き込んで大きな盛り上がりを作り出している。
『Double Circle』は2022年に入ってから作り上げた楽曲を集めたDisc 1と、前作『ELEVEN PIECE』以降にリリースされた配信シングルやタイアップ曲を集めたDisc 2のカップリングになっていて、ORANGE RANGEのポップな部分とコアな部分のコントラストをはっきりと伝える作品となっている。
これまでにないインターバル、そしてコロナ禍でさまざまなことが変化する中で作られたニューアルバムに彼らはどう挑んだのか。変わり続ける部分と変わらない姿勢を、RYOとNAOTOの2人に語ってもらった。
──アルバムがリリースされて、ツアーも始まってというところですが、感触はいかがですか。
RYO 1日目大変だったよね。
NAOTO そうだね(笑)。
RYO 東京2デイズで、2日目はわりと手応えはあったんですけど、1日目は結構必死でした。
──久しぶりのツアーですが、コロナ前と比べていかがですか?
RYO ずっとできないなか、再開しますって言って久しぶりにやったときと比べればお客さんの元気も戻ってきています。でもやっぱりコロナ前と比べると全然まだまだですね。声が出せないというのは結構でかい。
NAOTO でも、声が出せないなりの他の方法がやれているから、それはそれで良かったなっていう部分もありますね。パンティーもそうだし、ちょっと前まではハミングでコール&レスポンスとかやってみたり。そういうのはコロナじゃないと生まれなかった発想なので。それはそれの楽しさもあるのかなと思います。
──今年21周年ということでフェスにもたくさん出演されましたが、今年の夏フェスはどうでしたか。
RYO 自分たち的には全部手応えがあったし、1本1本が大事だと思ってたので、やってよかったですね。結構忙しくさせてもらったんですけど、とくにFUJI ROCK FESTIVALにも初めて出演できたので。
──フルバンドでは初めてだったんですよね。ちょっと意外な感じもしましたけど。
RYO あれは大きかったですね。比べるものじゃないと思うんですけど、ちょっとフジロックは印象的でした。最初はガチガチでしたけどね(笑)。1曲目が「花」だったんですけど、ガチガチの「花」を(笑)。だけどわりとウェルカムだったので、メンバーそれぞれ違うと思うんですけど、僕はすぐに緊張は解けました。リーダー(NAOTO)に関しては後から緊張してくるっていう感じだったんだけど。
NAOTO そう、最初は意外と「大丈夫かな」という感じだったんだけど、徐々に緊張していって、変な感じでした(笑)。普段はないんですよ、そんなこと。
RYO やっぱり憧れてたステージでもあるので、リーダー的にはやりながら現実味を帯びてきたっていうことなのかな。
──そのフジも僕は配信で拝見して。あとROCK IN JAPAN FESTIVALのステージも観たんですけど、めちゃくちゃ盛り上がってましたね。
RYO うん、特に今年はすごかったですね。どこの会場も、わりと制限がかかるぐらいまで来てくれて、後ろまで手が上がるっていう。嬉しかったですね。
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