2022.09.22 18:00
2022.09.22 18:00
2021年までロックバンド[Alexandros]に在籍し、ドラマーとしてバンドの躍進を支えた庄村聡泰。当メディアではレギュラーコラム「オタズネモノ」や、最近では西川貴教へのインタビュー、FUJI ROCK FESTIVAL ’22のレポートなど多数の取材記事を担当するライターとしてお馴染みの彼が、9月24日に東京・新代田FEVERにて主催イベント「フラ924ス」を開催する。
そこで初演を迎えるのが、庄村が[Alexandros] “勇退”後の活動の軸のひとつとして発表し、制作総指揮(プロデュース)を手がける謎の音楽集団「不楽足ル」だ。昨年3曲のシングルを発表して以降、須くコロナ禍の影響を受け、現在まで息を潜めていた彼らの全貌がようやく明らかとなる今回のイベント。来たる当日を直前に、改めて庄村聡泰にバンド勇退後から現在まで振り返ってもらいつつ、自身の活動ポリシーや人生観について語ってもらった。
インタビュアーを務めるのは、庄村と似たような境遇において、同じく当メディアにて多くの記事の執筆を担当するHalo at 四畳半のベーシスト、白井將人。今回は彼のインタビュアーとしてのデビュー記事でもある。なお、本来であればこのイベントにひとりでも多くのお客さんを……という思いで実施したインタビューだが、“#直売所庄村聡泰”と称し手売り販売のみだったチケットが一般販売解禁されるや否や、瞬く間にSOLD OUT。その貴重な瞬間を目撃しに会場に足を運ぶ方はもちろん、本記事で初めて庄村聡泰の“人となり”を知る方も、2022年9月現在の彼の言葉に目を通してほしい。
──私白井のインタビュアー初陣ということで、何卒よろしくお願いいたします。
なんかおもしろいよね。共通の友人を介してご紹介を賜り、ハロ(Halo at 四畳半)の活休ライブも観に行かせていただいて。
──その節はありがとうございました。
白井くんは元々ベーシストで、俺は元々ドラマーだけど楽器を介した繋がりは皆無で(笑)。
──そうですね(笑)。
そこからお互いの野良で生計を立てているという間柄で。そもそも同じフェスには居合わせたことはあるよね?
──そうですね。フェスだと[Alexandros]にご挨拶させていただいたのはメリロ(MERRY ROCK PARADE)と、レディクレ(RADIO CRAZY)ですかね。
元々ライマス([Alexandoros]とHalo at 四畳半が所属していたライブ制作会社、Live masters Inc.のこと)じゃなかったっけ?
──そうです!アレキが完全シークレットで出られたGT2019でも一緒でした。
そうでしたね。
──洋平さんと白井さんは共通の知り合いがいてご挨拶させていただいたことあるんですけど、当時のサトヤスさん怖すぎて(笑)なので今こうやってふたりで話せていることにすごく不思議な感じがします。
傍目から見てやっぱり怖かったんだ。
──めちゃくちゃ怖かったです。メンバーの中で一番自分の世界があると思ってて、勝手に交友関係も狭く深くなのかと思ってました。
逆なんだけどね。広く深い。
──そうですよね。YouTubeチャンネルを観させていただいても、いろいろな方と深い関係を築いていらっしゃる方なんだと、アレキを勇退されてから知りました。勝手に勘違いしてました。
いやいや、十中八九怖い人だと思われてますよ。
次のページ