“地球最後のクリスマスイブ”を描くファミリードラマ
マシュー・ヴォーン製作×キーラ・ナイトレイ主演『サイレント・ナイト』11月公開
2022.08.12 12:45
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2022.08.12 12:45
キーラ・ナイトレイ主演、人類が滅びゆく“地球最後のクリスマスイブ”を過ごす家族の姿を描く『サイレント・ナイト』が、11月18日(金)より、グランドシネマサンシャイン 池袋ほかにて劇場公開されることが決定。あわせて、本作のティザービジュアル、特報映像が公開された。
『キック・アス』や『キングスマン』シリーズのヒットメーカー、マシュー・ヴォーンが製作、『ラブ・アクチュアリー』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでおなじみのキーラ・ナイトレイが主演を務め、『ジョジョ・ラビット』で主演を演じたローマン・グリフィン・デイヴィスが出演する本作は、もしも家族と友人たちが集うクリスマスが“人類滅亡の日”だったら……クリスマス映画と終末的なディザスター映画という対極的なジャンルを融合させたファミリードラマ。
田舎の屋敷でクリスマスのディナー・パーティーを催そうとしているイギリス人夫婦のネル(キーラ・ナイトレイ)とサイモン(マシュー・グード)、彼らの息子たちであるアート(ローマン・グリフィン・デイヴィス)、双子のハーディ&トーマスの5人家族のもとに、学生時代の親友たちとその伴侶が次々と集まってくる。子供を含む全12人の男女は久々の再会を楽しんでいたが、今年はいつものクリスマスとは違っていた。あらゆる生物を死に至らしめる謎の猛毒ガスが地球全土を席巻し、明日にもイギリスに到達するのだ。果たして、彼らは“最後の聖夜”をどう過ごすのだろうか。
パーティーの主催者として大切な家族や仲間をとりまとめようと奮闘するネルを演じるのは、イギリスを代表するナイトレイ。『ジョジョ・ラビット』でゴールデン・グローブ賞男優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされたローマン・グリフィン・デイヴィスが、繊細な感性を持つネルの息子アートに扮し、またしても驚異的な名演技を披露する。加えて、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のマシュー・グード、『マリグナント 凶暴な悪夢』のアナベル・ウォーリス、『プラネタリウム』のリリー=ローズ・デップらが、滑稽さと切実さが入り混じった絶妙のアンサンブルを見せている。また、監督のカミラ・グリフィンはデイヴィスの母親で、本作には彼の双子の弟ハーディとギルビーも出演。
公開された特報映像の冒頭は赤、白、緑のきらびやかなカラーに彩られ、ポップな音楽が流れるクリスマス映画にふさわしいハートウォーミングなテイストに満ちあふれている。ところがパーティーが始まると、じわじわと不穏なムードが立ちこめ、辛辣な言葉を投げつける者、酒に悪酔いする者が続出。「何かがおかしい」という違和感を察知した観客は、登場人物たちが今まさに人類滅亡の危機に直面している残酷な真実に触れ、固唾をのんで12人の想像を絶する運命を見届けることになる。
人類を死滅させる恐怖の毒ガスは、世界征服をもくろむロシアの陰謀によるものか、それとも環境を破壊し尽くされた地球の復讐なのか。信頼の置けない政府への痛烈な風刺が炸裂し、毒ガスが刻一刻と迫り来るシチュエーションが緊迫感をみなぎらせる本作は、ブラックユーモアが満載なホームドラマと極限のサスペンスが渾然一体となり、観る者を予測不能の映画体験へと誘っていく。