Bezzy[ベジー]|アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

SPECIAL

特集『UA 25th→→→30th』 第3回

UA×藤原さくら初対談――世代を超え結びつくふたりの人生観

2022.07.26 12:00

2022.07.26 12:00

全ての画像・動画を見る(全16点)

メロディや楽器の音に救われた経験がすごく大きかった(藤原)

――UAさんと藤原さんの作品を作っているミュージシャンも接点がありますね。

UA あるような気がするよね。さくらちゃんはミュージシャンとか、PVの監督であったりとか、ジャケットのお写真とかご自分で選ばれるんですか?

藤原 活動し始めたのが19歳だったんですけど、当時は周りにいるスタッフさんたちが、メイクさんを選んだり、今まで仕事したことがある方に依頼されたりとか、自分自身も誰が良いのか分かんないからそうなってたんですけど、やっぱ歳を重ねていって、20代前半の時にマネージャーさんが変わったタイミングで、「誰と一緒に仕事したい?」って聞かれたことがあって。誰と一緒に仕事をしてみたいか言えるんだってそこで気づきました。そこから「この人にグッズをつくってもらいたい」とか、「この人と制作したい」とか、そういう気持ちが芽生え出しました。

UA 徐々に芽生えたんだ。デビュー前にどうしてもあの人やってみたいとかそういう風には思ってなかったんだね。

藤原 そうですね。いつかお会いできたらいいなって、夢の話というか、違う次元の話みたいに思ってました。それこそUAさんとお会いできたのも現実味がなくてよく分かんないことだったんですけど、それが今こうやって音楽の話とかを一緒にさせていただけるって気づいたタイミングが自分にとっていい転機だったというか。

UA 本当それが20代前半ね。でも早いよね19でデビューしてね、20代前半で。

――UAさんどれぐらいでした?

UA あたしは20超えてます、全然超えます。まだ20歳の時は映像の道に進もうとしてたりして。全然自分が人前でなんかこう肉体表現をできるような人間って思ってなかったんですよ。「イメージフォーラム」って学校行ったりとか、裏方だと思っていたというか、何か表現したかったんですけど。

――意外すぎますね今となっては。

UA でもおかげでそういうのがね、ずっとグラフィックや映像関係に携わりたいと思っていたおかげで、UAのそういうエリアも自分でプロデュースできたりするから、結局活かせてます。

――藤原さんはご自分で全部演奏した作品を作りたいっていうのがあるそうで。

藤原 そうですね。ポール・マッカートニーがドラムからベース、ギター、ピアノ、全部自分で演奏して作ってるアルバムがあって、勿論若い時のものだし、ちょっと雑なところもあるんですけど、そういう未完成のところもカッコよくて。自分も30になる前ぐらいまでにやりたいなあって。洋楽とか聴いていくと、自分が分からない言語で歌ってたりするじゃないですか。もしかしたらとんでもないことを歌っているのかもしれないですけど、そのメロディだったり楽器の音ですごく元気になったり、涙が出たりして。そういう音に救われた経験がすごく大きかったので、色んな音や楽器を弾くことに興味が湧きます。

UA そうかそうか。わー素敵。すごい見えることあるだろうね。

――ポール・マッカートニーもブライアン・ウィルソンも今80歳ですね。

藤原 80歳であれだけバリバリ歌われたらきっと一生歌えるんだろうなって思うし、もうあそこまで続けてるってことは本当にただ好きでやってるんだなって。

UA 好きなんだろうし、求められることに応えるっていう喜びの中でやれていくっていうのもあるでしょうね。特にポールって本当にみんなが知っているアレンジでそんなに変えないですよね。きっちりとそれを再現するっていうのをされる方じゃないですか。どう思われますか?

藤原 いやすごいなと思います。あれだけの本数もワールドツアーでやられる中で絶対飽きるじゃないですか。

UA (笑)。まさに、はい。

藤原 『イエスタデイ』なんて数万回歌ってるんじゃないかってぐらい。私もすぐアレンジ変えたくなっちゃうから。エンターテイナーだなあって。

UA なんでしょうね。念仏のようなものなのかもしれないですね、ひょっとしたら。

藤原 確かにそうですね。念仏ってすごいいい例えだな。経典みたいな(笑)。

藤原さくら 衣裳協力
トップス・ボトムス / Ray BEAMS(レイ ビームス)
お問い合わせ先:Ray BEAMS SHINJUKU(03-5368-2191) 
サンダル / BRENTA(ブレンタ)
お問い合わせ先:ビームス公式オンラインショップ

UA×藤原さくらのサイン入りチェキをプレゼント!

【応募方法】
①BezzyのTwitterアカウント(@Bezzyjp)をフォロー
この記事のツイートリツイート

当選者の方には、BezzyのTwitterアカウントよりDMをお送りします。
※当選後、お届け先ご住所のご連絡ができる方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。

【応募締め切り】
2022年8月7日(日) 23:59まで
※期間中は何度でも応募可能です。

記事トップへ戻る

全ての画像・動画を見る(全16点)

作品情報

ブロードウェイミュージカル『ジャニス』

ブロードウェイミュージカル『ジャニス』主要キャストビジュアル

ブロードウェイミュージカル『ジャニス』主要キャストビジュアル

ブロードウェイミュージカル『ジャニス』

2022年8月23日(火)、 8月25日(木)、 8月26日(金)
場所:東京国際フォーラム ホールA
OPEN 18:00 / START 19:00(各日共通)
チケット:SS席 16,000 円(前方席保証)/ S席11,000円 / U-25席5,000円 ※全席税込
お問い合わせ:DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00〜15:00)

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演
ジャニス・ジョプリン:アイナ・ジ・エンド
アレサ・フランクリン:UA
ニーナ・シモン / ブルース・シンガー / ジョプリナーズ:浦嶋りんこ
オデッタ / ベッシー・スミス:藤原さくら
エタ・ジェイムス:長屋晴子(緑黄色社会)
ブルース・ウーマン / ジョプリナーズ / ザ・シャンテルズ:MARU
ジョプリナーズ / ザ・シャンテルズ:多和田えみ
ジョプリナーズ / ザ・シャンテルズ:菅谷真理恵
バンド:亀田誠治(Ba)河村"カースケ"智康(Dr)、 小倉博和(Gt)、 名越由貴夫(G)、 斎藤有太(Key)、 山本拓夫(Sax)、 西村浩二(Tp)、 半田信英(Tb)

STAFF
総合プロデューサー:亀田誠治
演出:藤倉梓
訳詞:森雪之丞
翻訳:丸山京子
振付:菅谷真理恵
歌唱指導:森大輔
演出助手 / 振付助手:柴崎咲子
へアメイク:山田信之介
衣装:金澤見映
宣伝:JOIND

ビジュアル撮影:レスリー・キー

脚本 / オリジナル演出:ランディ・ジョンソン
オリジナル振付:パトリシア・ウィルコックス

『Are U Romantic?』(初回限定盤)

『Are U Romantic?』初回限定盤ジャケット

『Are U Romantic?』初回限定盤ジャケット

『Are U Romantic?』(初回限定盤)

2022年5月25日リリース
CD+DVD / VIZL-2024
4,400円(税込)

購入はこちら

収録内容

<CD>(初回限定盤・通常盤共通) ※【】は楽曲提供
1. 微熱【マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)】
2. お茶【永積 崇(ハナレグミ)】
3. アイヲ【岸田繁(くるり)】
4. 蜂蜜とミルク【JQ(Nulbarich)】
5. Honesty【中村佳穂】
6. Okay【Kj(Dragon Ash)】

<DVD>(初回限定盤のみ)
1. 情熱
2. 黄金の緑
3. 閃光
4. HORIZON
5. 微熱
6. プライベート サーファー

Are U Romantic?(通常盤)

『Are U Romantic?』通常盤ジャケット

『Are U Romantic?』通常盤ジャケット

Are U Romantic?(通常盤)

2022年5月25日リリース
CD+DVD / VICL-65654
2,750円(税込)

購入はこちら

収録内容

<CD>(初回限定盤・通常盤共通) ※【】は楽曲提供
1. 微熱【マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)】
2. お茶【永積 崇(ハナレグミ)】
3. アイヲ【岸田繁(くるり)】
4. 蜂蜜とミルク【JQ(Nulbarich)】
5. Honesty【中村佳穂】
6. Okay【Kj(Dragon Ash)】

1995年にデビュー。「情熱」「悲しみジョニー」「ミルクティー」等のヒット曲を持ち、AJICO やUA×菊地成孔としての活動も行う。2003年にNHK Eテレで放送された「ドレミノテレビ」では、うたのおねえさんとしてレギュラー出演し、翌年に童謡・愛唱歌集「うたううあ」をリリース。これまでにワンマンツアー、フェス等、出演多数。ボーカリストとして様々なアーティストの楽曲にも参加している。
2005年より都会を離れ、田舎で農的暮らしを実践中。カナダに居住。
また、初主演の「水の女」や、「大日本人」「eatrip」など映画にも出演。朝日新聞デジタル「&w」で野村友里さんとの往復書簡「暮らしの音」を連載、α-STATION「FLAG RADIO」で DJ を務めるなど、その活動は多岐に渡る。

2022年1月、2020年のデビュー25周年から満を持して開催された『UA 25th→→→to 30th Anniversary Live!!』を成功させ、2022年5月に6年ぶりの新作となるEP『Are U Romantic?』をリリースした。

藤原さくら

アーティスト情報

藤原さくら/シンガーソングライター
福岡県出身。1995年生まれ。
父の影響ではじめてギターを手にしたのが10歳。洋邦問わず多様な音楽に自然と親しむ幼少期を過ごす。
高校進学後、オリジナル曲の制作をはじめ、少しずつ音楽活動を開始。地元・福岡のカフェ・レストランを中心としたライブ活動で、徐々に注目を集める。シンガーソングライターとしてのみならず、役者としても活動。
天性のスモーキーな歌声は数ある女性シンガーの中でも類を見ず、聴く人の耳を引き寄せる。

RANKINGランキング

RELATED TOPICS関連記事

  • 初日はマイク・シノダの誕生日、コメント動画も到着 リンキン・パーク12年ぶりの来日公演決定、さいたまスーパーアリーナで2夜限り開催

    2024.11.14 21:00

    約7年ぶりの新曲「The Emptiness Machine」とともに再始動を発表し、11月15日(金)にニューアルバム『FROM ZERO』のリリースを控えるリンキン・パークの来日公演が決定した。 LINKIN PARK(リンキン・パーク)は2000年のデビュー・アルバム『ハイブリッド・セオリー』が“21世紀最も売れたデビューアルバム”となり、2ndアルバム『メテオラ』以降5作で全⽶アルバム・チャート初登場1位を獲得。グラミー賞2部⾨受賞、全世界累計アルバムセールスは1億枚以上という、2000年代にデビューしたバンドの中で屈指の⼈気を誇る。 だが2017年7月にボーカルのチェスター・ベニント<a href="https://bezzy.jp/2024/11/53831/">…

    #Linkin Park#リンキン・パーク

  • 等身大の人柄でも魅了したパシフィコ横浜公演を独自レポート 絆と勢いを証明したIS:SUE初ファンコンサート、大熱狂のREBORNと忘れられない思い出作る

    2024.11.14 21:00

    もっとREBORNのそばにいきたくて すぐに「IS:SUE! IS:SUE!」という再登場を願うコールが上がった。しばらくすると場内に「システムを再起動します」というアナウンスが流れ、REBORNがより大きな声で「IS:SUE!」と声を上げる。「シグナルが弱く再起動ができません」というアナウンス。一段とコールが大きくなり、「もう一度再起動しますか?」というアナウンスに歓声が上がった。 場内にメンバーそれぞれからのメッセージが流れ始め、ビジョンにもメッセージが映し出された。RINOは「IS:SUEとREBORNの素敵な思い出が増えて嬉しかったです。みんなは何が印象に残ってるかな? 私は<a href="https://bezzy.jp/2024/11/53790/">…

    #IS:SUE#ライブレポート

  • コンセプトは“ニット×幾何学模様×エラー感” 乃木坂46の37thシングル『歩道橋』ジャケット公開、背景の市松模様は5期生・池田瑛紗がデザイン

    2024.11.15 12:00

    乃木坂46が、12月11日(水)に発売する37thシングル『歩道橋』CDの全ジャケットアートワークを公開した。 今作のコンセプトは“Knit×Geometry×Error”。乃木坂46の温かみや団結力を象徴する“ニット”素材と幾何学模様、そして新たな個性と挑戦心を表する“エラー感”を掛け合わせた斬新なデザインとなっている。クリエイティブディレクションは和田昇(AGLAONEMA)が務め、カメラマンは西川元基が担当。さらにメンバーの後ろに佇むモノクロの市松模様は、東京藝術大学に在学中の5期生メンバーの池田瑛紗がデザインした。 乃木坂46は11月9日(土)に実施したYouTube生配信で今作の表題<a href="https://bezzy.jp/2024/11/53862/">…

    #乃木坂46

  • 「Slow Dance」「順風満帆」など全11曲を収録 BRAHMANが来年2月に7年ぶりアルバム『viraha』リリース、28都市まわるツアーも開催

    2024.11.04 21:00

    本日11月4日(月・祝)に結成30周年を記念したライブ「六梵全書 Six full albums of all songs」を敢行したBRAHMANが、2025年2月26日(水)にフルアルバム『viraha』をリリースすることを発表した。 『梵唄』以来約7年ぶりとなる本作には、コロナ渦の真っ只中に放った「Slow Dance」、30周年プロジェクトのテーマとなる最新シングル「順風満帆」に加え、新録音源8曲とカバー曲1曲を含む全11曲を収録予定。アルバムタイトルの“viraha”とは、ヒンディー語で<離れたことで初めて気づく相手の大切さ>を意味している。 完全生産限定盤は豪華BOX仕様で、BRA<a href="https://bezzy.jp/2024/11/53080/">…

    #BRAHMAN

  • オタズネモノ by 庄村聡泰 巧者な研究家、新東京が奏でる現代の映し鏡

    #9 2024.11.18 18:00

    Zeppワンマンでも変わらないDIY精神 ──ロック的なカタルシスはギターがディストーション踏みゃ簡単みたいなところもある中で、ギタリスト不在の編成だから、それを初手から禁ずるっていうバンドじゃないですか。でもライブに行くとすごいベーシストがいる。ヒーローがいるんだこのバンドはみたいな。 大蔵 その上ベースでディストーション踏みますからね。 全員 (爆笑) ──そういうカタルシスを感じられるバンドでもあったんだなって、ライブ観てても最高でした。ある意味、ゲラゲラ笑いながら観てもいいバンドなんだなって思います。音楽性とかコンセプトが超ストイックな感じのバンドでもあるから、ライブってどうなんだろう<a href="https://bezzy.jp/2024/11/53911/">…

    #インタビュー#オタズネモノ#庄村聡泰#新東京

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram

COLUMN & SPECIAL連載&特集

ALL SERIES

RANKINGランキング

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram