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オタズネモノ by 庄村聡泰 音楽という“現象”の奥に何がある?オルタナティブクルーS.A.R.が挑む思考実験
#10 2025.06.19 19:00
こちらの連載ではちょいちょいご無沙汰になっております。ショウムライターこと庄村聡泰のインタビュー連載オタズネモノにございます。 此度のゲストは昨今シーンを賑わせまくっているIRORI Recordsからの新たな刺客、S.A.R.。コロナ禍に於ける音遊びから自然発生的に結成されたバンド、ではなくオルタナティブ・クルー。クールなボーカリストであり発起人のsanta。飄々とした(しすぎてもいる笑)ギタリストでありMCのImu Sam。インタビュー中とんでもねえ名言つうかパンチラインをそこかしこに繰り出してくれたベーシストEnoを中心にオタズネしたのですが、それを静観するドラムのmay_chang、そ<a href="https://bezzy.jp/2025/06/68990/">…
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ついに出揃ったラインナップの注目アクトを庄村聡泰が紹介 今年は毎日願いが叶う!ヘッドライナー以外も超充実の2025年フジロック
2025.06.18 17:30
今年もあと 1ヵ月ちょっとで あの夏が やってくる。 開催日が近づくごとにアツい追加アクトや先日にはステージ割りの発表もあり、曜日ごとの傾向と対策がより一層捗るばかりの皆様と俺。今年もとっても楽しみなラインナップ。サイコーですね。 つうわけで毎年恒例(関連記事書くのも4年目なので言わせてください)、ショウムライターこと庄村聡泰のフジロック注目アクト紹介になります。今年もよろしくね。 国内外から“フジらしい”注目株が揃う1日目 俺はずっとこの機会を待っていた。 MDOU MOCTARをフジロックで観る機会を心から待ち望んでいたのである。アフリカの砂漠の国ニジェール出身のギタリスト/ボーカリスト率<a href="https://bezzy.jp/2025/06/67747/">…
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2日間で11万人を驚きと感動で包んだ3時間半をレポート 乃木坂46が13周年ライブで示した矜持 グループは新たな“希望”を携えさらに進化する未来へ
2025.05.22 17:30
乃木坂46のグループ生誕記念ライブ、通称「バスラ」。その13回目となる「乃木坂46 13th YEAR BIRTHDAY LIVE」が5月17日、18日に開催された。今回の会場となったのは味の素スタジアム。2日間で11万人の動員を記録し、パフォーマンス楽曲総数は107曲となった。ここでは2日目の様子をお届けしていく。 毎年そのセットリストに様々な趣向が凝らされることでお馴染みとなっている「バスラ」だが、昨年のさいたまスーパーアリーナ4日間では初日に2011〜2014年までのリリース楽曲、2日目に2015年〜2017年までのリリース楽曲といった具合に自身のリリース楽曲を3年ずつ区切ってパフォーマ<a href="https://bezzy.jp/2025/05/67210/">…
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偉大なキャプテン卒業という節目で示した高い飛躍への意思 日向坂46史に刻まれた佐々木久美の精神、グループがまた一つ勇ましくなった「6回目のひな誕祭」
2025.04.13 14:00
もはやおひさまたちにとっての聖地と呼んではばかられることはないであろう、横浜スタジアム。こちらにて行われた日向坂46「6回目のひな誕祭」。2日間の動員は総計約7.2万人。パフォーマンスした楽曲数は「日向坂46名義の楽曲を“全曲”披露」との事前アナウンス通り、さらには前身であるけやき坂46(通称:ひらがなけやき)時代の楽曲も含め2日間で総計114曲が披露され、2日間でのパフォーマンス総時間は9時間を超えた。 そこでグループは去る2024年12月25日・26日に開催された自身2度目の東京ドーム公演2日目終演後のモニターに映し出された“ここから、はじまる。行こう、一緒に。”という言葉の先を力強く、そ<a href="https://bezzy.jp/2025/04/65012/">…
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映画『BAUS』の監督と主演俳優が明かす制作背景と映画観 甫木元空と染谷将太の青春回顧、変わりゆく映画館の価値に2人が思うことは
2025.03.28 18:00
映画監督・アーティストの甫木元空と俳優・染谷将太。カルチャーを愛する者にとって垂涎の組み合わせが、この春映画館で実現した。 “おもしろいことはなんでもやる”というコンセプトを掲げ、多くの文化愛が交わる場所として2014年まで営業されていた吉祥寺バウスシアター。映画『BAUS 映画から船出した映画館』は、吉祥寺という地で娯楽を届け続けたこの劇場を巡る人々の90年を描く。 物語の始まりは昭和初期。中心となるのは、活動写真に魅了され青森から上京してきた主人公のサネオ(染谷将太)、兄のハジメ(峯田和伸)、そしてサネオと出会い妻となるハマ(夏帆)。監督の甫木元は、大学時代の恩師・青山真治の逝去を機にその<a href="https://bezzy.jp/2025/03/63876/">…
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有言実行の舞台に刻んだグループの進化と決意とは “ここからはじまる”日向坂46の新たな歴史、全ての目撃者に躍進を確信させた東京ドーム公演
2024.12.29 15:00
日向坂46が夢として掲げ、公言していた目標を有言実行する形となった2度目の東京ドーム公演が2024年12月25日・26日の二日間で開催された。そこで日向坂46は、「約束の卵」という東京ドームへの思いとおひさま(日向坂46のファンネーム)への思いが込められた楽曲を“演らない”という選択をした。 サビで“待っててくれるか? 夢叶うまで 君のことを連れて行く 苦しくても諦めない 僕ら信じてよ”と歌い、“一緒に歩いて 一緒に辿り着こう”と締められる「約束の卵」は、グループ初の東京ドーム公演の最終日となった2022年4月1日ではアンコールの最終楽曲として配置されていた。だが今回のドーム公演では、けやき坂<a href="https://bezzy.jp/2024/12/56010/">…
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72,000人を動員したZOZOマリン公演2日間をプレイバック 櫻坂46のライブでしか味わえない快感をもたらすものとは?「4thアニラ」からその正体を紐解く
2024.12.09 18:00
この幅の広さ、というよりそこで描かれる世界観の多次元構造とは一体なんなのだろう。 櫻坂46が去る11月23、24日にZOZOマリンスタジアムにて行った「4th YEAR ANNIVERSARY LIVE」を観た直後、改めて2日間で披露された楽曲群、そのセットリストを見て思った。 両日ともにライブのオープニングを飾った「ドローン旋回中」&「Anthem time」。こちらは異なる2つの楽曲によるメドレーとなっており、前者は所謂メロコア的な響きを持つ2ビートで颯爽と駆け抜けるナンバーで、後者は三期生楽曲の中でも一際ポップで爽やかな疾走感が溢れるナンバー。昨年の「3rd YEAR ANNIVERSA<a href="https://bezzy.jp/2024/12/55007/">…
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オタズネモノ by 庄村聡泰 巧者な研究家、新東京が奏でる現代の映し鏡
#9 2024.11.18 18:00
どうも、眉毛がなくなった庄村聡泰にごぜえますよ。オタズネモノはちょいとお久しゅうですね。いやはや恥ずかしながら、その音楽に含有されるあまりの速度と情報量にすっかりセーラームーンでいうところの思考回路はショート寸前になっちまいましたので、従来のテンプレ的な前口上がぶっ飛んでしまいましたのでまっさらな気持ちで書いております事をお赦し下さい。ですが新東京の音楽に一度触れればそうなる気持ちも分かって頂けるはずですぜ。 アカデミック(音源)でアクロバティック(ライブ)なバンドでありながら、更にベーシストはトリックスターでアジテーターでエンターテイナー(大蔵)でもあり、鍵盤弾きは作曲とコンセプトを担うシナ<a href="https://bezzy.jp/2024/11/53911/">…
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『ゼンブ・オブ・トーキョー』の舞台裏では何が起きていた? 熊切和嘉監督が見た日向坂46四期生、自由だから撮れた“二度と戻れない瞬間”とは
2024.10.25 18:00
「熊切和嘉×日向坂46四期生」この組み合わせに驚いた映画ファンも多いだろう。 『私の男』『#マンホール』『658km、陽子の旅』など、多彩なフィルモグラフィで知られる熊切和嘉監督の最新作でメインキャストを務めたのは、演技初挑戦にして映画初出演となるアイドルグループ・日向坂46の四期生11人。10月25日(金)に公開された『ゼンブ・オブ・トーキョー』は、彼女たちが東京を訪れた修学旅行生を演じる青春群像劇だ。 この異色とも言える組み合わせが誕生した経緯とは、そして本作で監督が撮ろうとした“戻れない時代”とは。「あくまで俳優として接した」という、四期生メンバーとの裏話も織り交ぜながら語ってくれた。 <a href="https://bezzy.jp/2024/10/52612/">…
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空音央監督作『HAPPYEND』で鮮烈な映画デビューを飾る 栗原颯人×日高由起刀、人生と交差する物語で踏んだ俳優の第一歩
2024.10.07 18:00
そこは、決して遠くないXX年後の日本。 関心と無関心、友情と無情、多様性と差別。このままいくと“こうなるかもしれない”という未来を描いた映画『HAPPYEND』が10月4日(金)に全国公開を迎えた。 監督は、ニューヨークと日本を拠点に様々な映像やアート作品を手掛け、本作で初長編劇デビューを飾る空音央。主人公のユウタとコウには、若手では坂東龍汰や河合優実らを要する鈍牛倶楽部にこの春から所属する栗原颯人と日高由起刀が抜擢された。 9月にはヴェネチア国際映画祭のワールドプレミアで5分間もの喝采を浴びたこの作品で、初演技ながら友情の儚さをリアルに刻んだ二人の新人俳優。彼らは空音央監督が抱く危機感をどう<a href="https://bezzy.jp/2024/10/51715/">…
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