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映画『星つなぎのエリオ』で演じた父親像がくれた気づきとは 「一人を楽しめるのは、独りじゃないから」現代を旅する松山ケンイチに聞く生き方のヒント
2025.08.12 17:30
松山ケンイチという人は、とてもユニークだ。数々の名作を世に残してきた名優の一人でありながら、故郷の訛りが今も不意に覗く素朴さを失わず、どこか浮世離れした仙人のような空気を醸している。 と思えば、Xでは愉快な投稿の数々でタイムラインを賑わせ、YouTubeでは爆速お遍路ソロの旅を決行。アニメ好き、ゲーム好きとしても知られ、ネット民からの支持は絶大。一方で、ライフスタイルブランド〈momiji〉のオーナーとして、サスティナブルな社会のためにできることを自らの手で実践している。その飄々としながらも確かな芯を持った生き方は、何かと息苦しい現代において憧れですらある。 松山ケンイチは今、どんなことを大切<a href="https://bezzy.jp/2025/08/71776/">…
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映画『長崎―閃光の影で―』で深めた絆と自分らしさへの理解 菊池日菜子×小野花梨×川床明日香が振り返る“支え合い”の日々 重なる人生観に3人が思うことは
2025.08.05 17:30
題材が題材だけに、作品を語る彼女たちの表情は真剣そのもの。けれど最近ハマっているエンタメの話になった瞬間、賑やかなガールズトークに花を咲かせる。そのくだけた笑顔に心が緩む反面、こうも思った。きっと映画の中の少女たちも、本当ならこんなふうに笑い合える日々を過ごせていたはずなのだと。だけど、それを戦争が奪った。 映画『長崎―閃光の影で―』は、日本赤十字社の看護師たちによる手記『閃光の影で-原爆被爆者救護 赤十字看護婦の手記―』を原案とした物語。1945年8月9日、長崎に原爆が投下された。一瞬で瓦礫の山と化した故郷に愕然としながら、人々の命を救おうと奔走した若き看護学生たち。その苛酷で痛切な戦いの日<a href="https://bezzy.jp/2025/08/71613/">…
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ドラマ『セカハル』さながらのサポート力はいつ身につけた? 大倉空人が掴んだ鮮明な理想像 これまでの転機を後押しした存在とは
2025.07.17 18:00
スポットライトを浴びてキラキラしているように見える人も、人知れず苦悩を抱えている。ドラマ特区『世界で一番早い春』で主人公・真帆の良き味方となる嵐景政を演じる大倉空人(原因は自分にある。)もまた明るい笑顔の裏側で悩んだ時期があった。 演じる嵐同様、自らも「サポート役のほうが得意」と言う。コミュニケーション能力抜群。頭の回転も速く、空気を読む力に長けている。そんな彼の愛すべき武器の数々は、同時に彼を守る鎧でもあった。【記事最後にプレゼント情報あり】 仕事の後悔はごはん食べて寝て一旦忘れます ──ご自身の演じる嵐についてどんな印象を抱きましたか。 最初はすごい淡々と喋るクールな人かなと思ったんですけ<a href="https://bezzy.jp/2025/07/70493/">…
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映画『リライト』主題歌を手がけた福岡在住ラッパーの創作観 「形や理論にはこだわらず、自分ができる表現を」Rin音が音楽活動に求める自由とは
2025.06.27 18:00
6月13日より公開中の映画『リライト』。法条遥による同名小説を原作にした本作は、数々の青春ものを生み出してきた松居大悟と、“時間もの”に定評のある上田誠という2人の手により、タイムリープ×青春ミステリという展開の読めない鮮やかな映画となった。 本作の主題歌を手がけたのが、福岡在住のアーティスト・Rin音。彼は主題歌「scenario」のほか、本作を観て掻き立てられた感情から「どうしても曲にしたかった」とインスパイアソング「貴方に晴れ」も制作した。この2曲について、また彼の生活拠点であり、インスピレーションのもとでもある福岡について、話を聞いた。 自由に街を歩いているような感覚で書いた ──最初<a href="https://bezzy.jp/2025/06/69355/">…
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芸人結成物語 by やついいちろう 銀シャリ(鰻和弘&橋本直)前編──勇気と行動力で一期一会を掴んだヤツら
第25回 2025.06.19 17:30
やついいちろうがホストとなり、さまざまなコンビ・トリオの結成にまつわるストーリーを聞く「芸人結成物語」。今回迎えたのは、2016年の「M-1グランプリ」覇者であり、ボケの鰻とツッコミの橋本からなる言わずと知れた漫才界のトップランナー・銀シャリ。 取材場所となったのは品川区中延にある名純喫茶「ニュープリンス」。恒例となっている思い入れのある場所での撮影……というわけではなく、多忙を極める彼らが舞台本番と本番の間にちょうど来やすいのがたまたまここだったのだが、こだわりのコーヒーと名物のプリンを2人とも楽しんでくれたようだ。 そして本当にたまたまこれまで機会がなかっただけの、この企画初めての吉本興業<a href="https://bezzy.jp/2025/06/68952/">…
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映画『永遠の待ち人』に出演した2人の素顔と共通点とは? 「毎日違う日がいい」北村優衣&高崎かなみが人生で一番優先したいこと
2025.06.06 17:30
映画『永遠の待ち人』が6月6日に公開された。ドストエフスキー『白夜』の本質をとらえつつ現代社会に落としこんだ本作。妻に去られ、生きる気力を失くしたサラリーマンが、盲目的に愛に生きる女性に出会い、生きることの意味を改めて考える物語だ。 戻らない恋人を待ち続ける美沙子を演じたのは、映画『ビリーバーズ』やドラマ『つづ井さん』など、作品によってまったく違う顔を見せる技巧派の北村優衣。そして冷たい夫のもとを去った麻美を、“無敵のグラドル”の異名をとり、近年では映画『うみべの女の子』やドラマ『社畜人ヤブー』など映像作品にも進出する高崎かなみが演じた。 互いによく笑い、思いやりにあふれる良い“気”を持ってい<a href="https://bezzy.jp/2025/06/68151/">…
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丸山隆平主演『金子差入店』で一躍注目される新進俳優の素顔 初めて感じた“自分じゃない自分” 川口真奈が映画デビュー作で心に刻んだものとは
2025.05.26 18:30
映画『金子差入店』で記念すべき映画デビューを果たした川口真奈。「第45回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で準グランプリを獲得し、芸能界入り。次世代女優の一角として飛躍を期待される17歳だ。 映画では、母親を殺したヤクザの横川哲(岸谷五朗)に面会を求め拘置所に通い続ける女子高生・二ノ宮佐知を演じた。初演技とは思えない、深い陰影を帯びた表情で観る者を釘付けにした川口だが、素顔は想像以上の天然キャラのようで……。 その才能も、キャラクターも、知れば知るほど底が見えない未完の大器が今、夢へと続く最初の一歩を踏み出した。 子どものときから目立つのは結構好きでした ──まだ取材を受ける機会はそう多くな<a href="https://bezzy.jp/2025/05/67403/">…
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思春期の繊細な感情を描いた短編映画『はるうらら』でW主演 憧れの“大人像”につのる期待 星乃あんな&河村ここあ、現在の役者観は?
2025.05.26 17:30
衣装の制服姿で現れた2人には、大人っぽさと初々しさが共存していた。中学校を卒業したばかりの星乃あんなと、高校3年生の河村ここあ。 2人が主演する映画『はるうらら』は、5月16日に公開された外山文治監督による短編作品集『東京予報』の一編。趣味も顔もそっくりな似たもの同士の春と麗。春には幼い頃に離れ離れになった父親がいて、ある日偶然SNSでその姿を見つける。そこで父が営むカフェまで会いに行くことを決意した春は、春が麗に、麗が春になり変わるといういたずらを仕掛けに行く。 7月公開の映画『この夏の星を見る』にも出演が決定している春役の星乃と、6月に映画『青春ゲシュタルト崩壊』の公開を控える麗役の河村。<a href="https://bezzy.jp/2025/05/66944/">…
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