ザ・ルーツ
The Roots
フィラデルフィアの街角での演奏を原点に、世界中でのライヴツアーを経て、いま現在、全米に流れる深夜TVトーク番組のハウス・バンドとして活躍。彼らこそ、ザ・レジェンダリー・ヒップホップ・グループ=ザ・ルーツだ。決して過去の栄光にすがることなく、常に上を目指す。デビューから15年以上経たいまも、さまざまな音楽賞受賞、賞賛に値すべくヒップホップ・グループ=ザ・ルーツは、新たな音楽を探求しつづけ、音楽界のもっとも先鋭的で堅実なグループとしてますます進化してゆく。
1993年に自分たち(インディー)でリリースしたデビュー作『Organix』以来、生演奏に乗せてラップするというスタイル(現代ヒップホップでは稀)でアルバム収録をし賞賛を浴びた。クリエイティヴな楽器演奏、思考を凝らし知性にみちたリリック、恍惚のライヴステージ。決して自分たちの「心地よい空間」(コンフォート・ゾーン)には妥協せず、常にそこから飛び出すことを意識してきた彼らは、フリースタイル・ジャズからハード・ロック、エレクトロまで、あらゆるサウンドを通し、たえまない探求をつづけてきた。アルバムでは毎回かならず、「ちがった」サウンドを提供してくれた。
しかしこの「音の多様性」へのこだわりによって、バンドの人気がゆらぐということは決してなかった。トータル4枚のアルバムがビルボード・トップ10入りを果たし、そのうちの2枚、『シングス・フォール・アパート』(1999年)と『フリノロジー』(2002年)はゴールド盤認定。グラミー賞でも6回ノミネートされ、エリカ・バドゥをfeat.した「ユー・ガット・ミー」ではグラミー賞を受賞(Best Rap Performance by a Duo or Group)している。
スタジオ・レコーディングの限界を常にプッシュしていく彼らが、もっとも輝いているのはやはりライヴ・ステージだろう。デイヴ・マシューズ・バンドやサンタナのオープニングアクトを務め、世界中のさまざまな音楽フェスでもパフォーマンスを披露 ― たとえばボナルー、ロック・ザ・ベルズ、モントレー・ジャズ・フェスティバルなど。そのほかにも世界中でのヘッドライン・ツアーを開催。ザ・ルーツのステージは高揚感あふれるエネルギーと、多様性にみちた音楽と、予測不可能なサプライズ・ゲストで毎回楽しませてくれる。はじめてリンカーン・センターでひらかれたヒップホップ・コンサートを経て現在、深夜TVトーク番組『Late Night with Jimmy Fallon』でのハウス・バンドとして活躍中。米音楽誌『SPIN』や『Rolling Stone』では、「最も偉大なる生バンドのリスト」にザ・ルーツの名が加えられた。
バンド結成当時とは、メンバーが何人か入れ替わりしているなか、バンド創始者の2人、MCのブラック・ソート(本名:タリーク・トロッター)とドラマーのクエストラヴ(本名:アミール・トンプソン)はいまも、進化しつづけるザ・ルーツの音を舵取りしている。
(引用)https://www.universal-music.co.jp/roots/biography/
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J・ディラがもたらしたイノベーションについて語るザ・ルーツのクエストラブがJ・ディラのドキュメンタリーをプロデュースすると発表
2022.09.23 20:30
2006年に亡くなった伝説のヒップホップ・プロデューサー、J・ディラ。数々のヒップホップアーティストに影響を与え、史上最高のビートメーカーの1人としても知られている彼だが、生前から交流があったザ・ルーツのドラマー・クエストラブがドキュメンタリー『Dilla Time』をプロデュースすると発表した。 『Dilla Time』は、ベストセラーにもなった同名の本を題材とし、ヒップホップや音楽におけるリズムの捉え方にイノベーションを起こしたディラの功績と、32歳で亡くなるまでの彼の人生を紹介する映像作品となる。クエストラブは、『Dilla Time』のプロデュースについて、以下のように語っている。 「<a href="https://bezzy.jp/2022/09/9267/">…