挑発的なポスターには黒木華、小池栄子、佐々木蔵之介の姿も
水上恒司がジャック・ニコルソン級の怪演で顔面崩壊、映画『本当にあった話(の話)』予告解禁
2026.07.16 08:00
©鴻池留衣/文藝春秋/2026「本当にあった話(の話)」製作委員会
2026.07.16 08:00
10月2日(金)より全国公開される水上恒司主演のディストピア映画『本当にあった話(の話)』のポスタービジュアルと予告編が解禁された。
鴻池留衣の同名小説(文藝春秋)を映画化した本作は、世間を震撼させた〈配偶者入れ替え連続殺人事件〉を起点とした物語。厳格な家庭に育った近田貴子は恋人との結婚を反対され、経歴ある男と結婚しては殺害してその人生を恋人に引き継がせる凶行に手を染めていく。その数十年後、これを題材にした禁断の舞台が制作されることになり、演技経験のなかった夛田〈ただ〉が主演の座を射止める。
だが役柄に自身の経験を重ねて深くのめり込むうち、夛田は虚構と現実の境界を見失い、ついに演じる人物と一体化してしまう。その凄まじい執着と執念はやがて相手役の米良、舞台の脚本家・垣内、舞台演出家の加藤らを次々と掌握し、物語は戦慄と興奮のクライマックスへと突入していく。
夛田を演じるのは、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』や大河ドラマ『青天を衝け』をはじめ主演ドラマ・映画に次々と出演し、Amazonオーディブルでの長編小説朗読にも活躍の場を広げてきた水上恒司。本作ではすべてを牛耳り破壊していく夛田のカリスマ性と純粋な狂気を、驚異の憑依力と変幻自在の表情で怪演している。
本作の監督を務めたのは、初長編作『赤色彗星倶楽部』で「PFFアワード2017」の日活賞・映画ファン賞と、「第11回田辺・弁慶映画祭」のグランプリを受賞し、NHK『今夜の旅はドラマチック/プラハ編』でも「第37回ATP賞テレビグランプリ」優秀新人賞を受賞してきた気鋭の映像作家・武井佑吏。本作が、その商業デビュー作となる。
そして周囲の人物を演じるのは、相手役となる米良役の黒木華、舞台の脚本家・垣内役の小池栄子、舞台演出家の加藤役の佐々木蔵之介の3人に山下美月を加えた豪華キャストたち。新人監督の独創的な脚本に惹かれて集まった4人は、動的な夛田に対して冷静な意見を述べる“静”のキャラクターだが、心の内にはグロテスクな本音を秘めた役どころ。夛田に翻弄されるうち、それぞれの正義という化けの皮も剥がれていくさまを黒木、山下、小池、佐々木が嬉々として演じる。さらに今回、大東駿介、山本浩司の出演も新たに明らかになった。
解禁されたポスタービジュアルに写るのは、水上演じる夛田の強烈な笑顔。禁断の舞台の主演の座を射止めたのを機に役と一体化し、“本当のこと”を盲信して暴走する男の恐怖が滲み出るるビジュアルは、『シャイニング』のジャック・ニコルソンを彷彿とさせる1枚だ。そんな夛田の傍らには、相手役の米良を演じる黒木、脚本家の垣内を演じる小池、演出家の加藤を演じる佐々木の姿も収められており、夛田を恐れるでも受け入れるでもない“無垢なる真顔”が、どこか不穏でおかしみすら感じさせる。
また、ポスターに添えられたキャッチコピーは「化けの皮、剥がれちゃってますよ?」「たったひとりの“本当のこと”」。何が正義で、何が真実なのかを観る者に問いかけるような、挑発的なビジュアルとなった。
併せて解禁された予告編は、Maika Loubte(マイカ・ルブテ)によるエレクトロミュージック「鋼の馬」をバックに、演技経験のなかった会社員の夛田がしだいに役に呑み込まれ、周囲の化けの皮を剥がしていく過程が映し出されていく。米良からは「やっぱ頭おかしいね?」という痛烈な一言も浴びせられ、最後は暗がりでパソコンの光に照らされた不気味な笑顔で締めくくられる。謎のダンスを踊る米良をはじめ、夛田以外のキャラクターも全員が“狂っている”予告編となっている。
