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INTERVIEW

映画『鬼の花嫁』で演じたヒール役に込めた仕掛けとは

唯一無二になるために、大事なのは“今”。片岡凜の自分と非自分を楽しむ心

2026.04.13 18:00

2026.04.13 18:00

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過去や未来に縛られず、今を生きることが幸せにつながる

──誰かのために自分らしさを押し殺して生きている花梨を見て、犠牲的な生き方って幸せにはなれない気がしました。人が、自分らしく幸せに生きるために必要なことってなんだと思いますか。

難しいですね……。上手にお答えできないかもしれないですけど、小さいときから私はずっと父に「人生は1日1日の積み重ね。だから、1日を一生のように生きろ」と教わってきました。今日死ぬかもしれない、明日死ぬかもしれないと思えば、後悔がないように生きられる。人間の何が苦しいかというと、過去や未来に縛られすぎていることかなと思うので、今だけを見つめて、その日1日を一生懸命に生きることが幸せにつながっていくのかなと思います。

──以前、インスタで「思い出よりこれからの日々が素敵でありますように」ということを書いていらっしゃいましたよね。

はい。今、実はその言葉を思い出しながらお答えしました(笑)。私は過去を振り返ることが本当になくて。未来についても、いくら将来はこういうふうになりたいと考えたところで、どんどん変わっていくじゃないですか。だから、あんまり考えないようにしていて。それよりも今を生きることを大事にしています。

──周囲からの「もっとこうしなさい」とか「もっとこうあるべき」みたいな外圧はあまり気にしないタイプですか。

気にしないですね。あまりそういうことを言われたこともないかもしれません。

──そうなんですね。女優さんだと立ち居振る舞いから「もっと女優さんらしく」みたいなプレッシャーがあるのかと思っていました。

それはあります。前に知らないおじさんに言われました、「女優さんなんだから、Twitter(現X)はやめなさい」って。でも、私は気にしないです。そう言われても、無視しちゃいます(笑)。

──じゃあ、花梨みたいに好きな人に自分の髪型や服装を相談するようなことは?

しないです。私はもう自分のしたいようにします。もちろんお仕事に関しては、役の見せ方という意味でビジュアルは大事なので相談しますが、プライベートではまったく。

──普段、どういう格好をしているときがいちばん自分らしいなと感じますか。

私、系統がなくて。その日の気分によって本当に変わるんですよ。「女は毎日食べたいものが変わるから、私は毎日スーパーに行く。冷蔵庫には何も入れない」といった映画の台詞があったんですけど、本当にその通りで。可愛いひらひらのスカートを履くときもあれば、ボロボロのジーンズを履くときもある。女優なので、着ている服や身にまとうもので、いろんな自分を試したくなるんです。

──ということは、ガーリーな格好をしている日はちょっと性格も変わったりするんですか。

変わりますね。女の子らしくなります。逆にジャケットを羽織っているときは、女性らしさよりも強さが前に出たり。そういうことが面白くて、いろんな自分を楽しんでいます。

──確かに。今日のお召し物は着物なので、どことなく丁寧な話し方な気がします。

本当ですか(笑)。うれしいです。ありがとうございます。

──『鬼の花嫁』は自分の運命を自ら掴み取る物語だと思いました。これまでのキャリアの中で自らの力で運命を切り開いたと実感できる出来事はありますか。

まだないですね。いろんな経験を経て、私という人間を確立していきたいと思っていて。今はまだその道の途中。自分で運命を切り開いたと言えるようになるのは、これからだと思っています。

──面白いですね。芸能界に入ってる時点で運命を切り開いたように見えるのですが。

芸能界に入りたいという気持ちは昔からありました。でも、私がこの世界に入るきっかけになったのはスカウトだったので、自分で掴んだという感覚がないんですね。この仕事を始めたことは私の中では一つの過程でしかなくて、大事なのはこれからなんです。

──ではもうひとつ。『鬼の花嫁』はあやかしと人間が共存する世界が舞台ですが、あやかしのような人智を上越した存在に出会ったことはありますか。

父です(笑)。

──確かに(笑)。

私もそう思っていますし、おそらく父とお仕事をご一緒している方はみんなそう思っているんじゃないかと思います。それこそ父が異次元そのものなので(笑)。

映画『鬼の花嫁』場面写真 ©2026「鬼の花嫁」製作委員会

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作品情報

鬼の花嫁

©2026「鬼の花嫁」製作委員会

©2026「鬼の花嫁」製作委員会

鬼の花嫁

2026年3月27日(金)公開
配給:松竹株式会社

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

原作:クレハ『鬼の花嫁』(スターツ出版文庫)
※コミカライズ:作画・富樫じゅん/原作・クレハ(スターツ出版「noicomi」)

出演:永瀬 廉 吉川 愛
伊藤健太郎 片岡 凜 兵頭功海 白本彩奈 田辺桃子 谷原七音
尾美としのり 眞島秀和 陽月 華 橋本 淳 嶋田久作 尾野真千子

監督:池田千尋
脚本:濱田真和
音楽:小山絵里奈
主題歌:「Waltz for Lily」King & Prince(ユニバーサル ミュージック)
イメージソング:「Ray」由薫(ユニバーサル ミュージック)
製作:「鬼の花嫁」製作委員会

2003年10月6日生まれ。群馬県出身。
2022年優里「レオ」のMVにて女優デビュー。
NHK連続テレビ小説「虎に翼」での怪演が話題になる。
2025年12月26日公開の劇場版アニメ『この本を盗む者は』で声優初挑戦にして映画初主演を務める。
2026年1月スタートのドラマ「パンダより恋が苦手な私たち」(NTV)「キンパとおにぎり」(TX)に出演中。
2026年3月公開の映画『鬼の花嫁』にも出演。

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