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芳根京子の笑顔を支える思考術。心をポジティブで満たす、母ゆずりのメソッドとは
2026.03.24 19:00
2026.03.24 19:00
私がポジティブでいられるのは、母のおかげなんです
──ではもう一つ質問させてください。喜怒哀楽の激しいメイベルは、おばあちゃんから気持ちの鎮め方を教わります。生きていると、怒りや悲しみなどネガティブな感情に襲われることは誰にでもあるもの。芳根さんはそうした感情をどう対処していますか。
私はよく母から「何かしんどいことが起きたら、それは何かを学ぶための試練だ」というふうに教わってきました。今でも「こういうことがあって……」と話すと、母は「神様は今のあなたにそこから何を学べと言ってるんだろうね」と問いかけてくれるんです。それで私も「きっとこれを乗り越えたら、こういうふうになれるんだ」と、自分なりに答えを探しはじめる。やりとりを重ねていくうちに、気づいたらネガティブな感情が整理されていたということがよくあります。
私の母は根っからのポジティブ。対する私は、根っこの部分ではネガティブなんです。でもポジティブな母の発想を真似することで、頭の中がポジティブなマインドでいっぱいにすることができるんです。

──そうやって対話ができる相手がいるというのはいいですね。
たぶん訓練と同じだと思います。何度も母の前でネガティブな感情を吐き出して、そこからポジティブな発想へと導いてもらっているうちに、いつの間にか自分ひとりでもポジティブのサイクルを回せるようになってきました。
今では起承転結の転のところくらいまでは自分ひとりの力で辿り着けるようになってきています。そこから母に「今、私はこういう状況です。それに対して、こういうふうにしたいと考えました」と報告した上で「きっとその通りにやったら、こういう結果になると思います。どう思いますか」と相談するようになりました。
──いいですね。なんだか上司との面談みたいです(笑)。
昔は本当に母に引っ張ってもらってばかりでした。でも最近は私もポジティブな思考がちゃんと身についてきたみたいで、母が「その発想いいね」と気づきをもらうこともあるようです。

──じゃあ、今、大変なことに遭遇したときは、どう捉えるようにしていますか。
すべてが自分の経験になる、と思うようにしています。すごく腹の立つことがあったとしても、その中から笑えるところを探す。そうやってピリピリした心を落ち着かせる方法を自分で見つけられるようになりました。私は嫌なことがあっても、それを外にぶつけるタイプではなくて。どちらかというと、自分の中で処理することで気持ちをなだめるタイプ。これもきっといつか笑える思い出になると思ったら、ネガティブな出来事もポジティブに受け止められると思います。
──ちなみに、突発的に嫌なことを言われたり失礼なことをされて、ムカッとくることってあるじゃないですか。その場合は、どうしますか。
それが私、いきなり嫌なことを言われても、その場では気づけないことが多くて。たぶん心にぐさっと突き刺さる前にびっくりしちゃって、何を言われたかうまく理解できないんです。で、夜寝る前に思い出して「あれ嫌だった!」「あのとき、ああやって言い返しておけばよかった!」となるタイプ(笑)。ダメージを受けにくいという意味では、この性格に救われているところはあるのかもしれません。

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