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INTERVIEW

初めての舞台出演を前に語る、これまでの10年間とこれから

「等身大の自分で、いろんな役をもっと軽やかに」長濱ねるが見つけた“一歩ずつ”の価値

2026.03.10 18:00

2026.03.10 18:00

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読書は疲れてしまった心を整える時間

──将来の夢といえば、本に囲まれた暮らしをしたいと以前からお話されていました。10年後には実現していそうですか?

そうなっていたらいいですね。奈良美智さんの書斎が本当に憧れで! あんな風に本棚に囲まれた書斎のある家にいつか住みたいです。

──愛読家なので、今もお家は本でいっぱいなのでは?

ある程度、溜まったらもう実家に送っています。自分の部屋はできるだけ物を少なくしておきたくて。だから、大きな本棚の家に住めたら、実家から本を回収してきます!

──最近読んだ本の中でのおすすめは?

高瀬隼子さんの「水たまりで息をする」です。すごく面白かった。夫がお風呂に入れなくなるというあらすじなんですが、このあらすじだけじゃ想像もできないようなエンディングに向かっていって。ハラハラしながらどうなるんだろうと、一気に読んじゃいました。

──どうやって読書タイムを確保しているのか気になっていて……。これだけお忙しい中、いつ本を読んでいるんですか?

家に帰ってだらっとする時間を読書にあてています。ついついSNSを見ちゃって、気づいたら1時間経っていた……みたいな日もあるので(笑)、リビングに読みたい本を数冊置いて視界に入れるようにしています。どうしても日中ってたくさんの情報に囲まれているので、ちょっと疲れるなと思ってしまう。そういうときも、心を整えるために本を読んで物語の中に入るようにしています。

──台本としても物語には触れるじゃないですか。そこは読書とはやっぱり別物?

そうですね、感覚としては全然違っていて。台本読むのは読書にはカウントできないです(笑)。ただただセリフを覚えなきゃとか、明日どこの撮影やるんだっけとか。追われている感覚がある。読書はそこから違う世界に飛べる時間なので、休憩になっていますね。

──少し作品の話に戻りますが、本作では香葉子さんの小学生時代が描かれます。長濱さんの小学生時代の出来事を振り返って、今の長濱さんに影響を与えていることはありますか?

「なんでも魔女商会」という大好きな児童書シリーズかな。魔法使いの女の子が、洋服を仕立てて動物の悩みを解決してあげるという物語なんですが、今の私が洋服を好きな原点がそこにあるなと。

自分にとっての洋服は、服を着ることで背中を押してくれるし、普段できないこともやってみようと思えるようなパワーを持つもので。そう思えるようになったのは、「なんでも魔女商会」のお話にとても影響を受けているなと思います。絵も可愛くって、お話も素敵で。とってもお気に入りのお話です。

──もう一つ、本作では香葉子さんの目を通して描写される景色もカギになりそうです。長濱さんにとって忘れられない風景といえば?

うーん、やっぱり地元の海ですかね。どこの海も一緒なはずなんですが、やっぱり地元に帰った時に見る海は、ちょっと感じ方が違って。本当に心からリラックスできるんですよね。今も地元に帰って時間がある時は、海を眺めにいきます。

──初舞台の開幕まであと少し。最近では『おコメの女』の優香役での新境地が記憶に新しいですが、この初舞台の経験を経て、長濱さんが今後挑戦してみたいことや、演じてみたい役はありますか?

いろんな役をもっと軽やかに表現したいですし、見ている人を裏切れるような挑戦をしていきたいです。今回の朗読劇が自分を解放する1つのきっかけになってくれるといいなと期待しながら、稽古に取り組んでいます。

──これまで演じてきた役の中で、いちばん「こう演じたかった!」ができた理想のお芝居ってどの役ですか。

まだまだ理想に近い形ではないんですが……。でも、そうですね。ドラマ『十角館の殺人』は印象的でした。ミステリー研究会のメンバーが密室で次々死んでいくのに、自分たちを殺している犯人が分からなくて、お互いを疑い合いながら共同生活をするというお話で。私が演じたミス研のアガサはヒステリックで、人を責め立てることが多い役だったんですが、私にとっては新しいチャレンジだったし、演じていて気持ちよくて(笑)。自分にはない方法で、自分の中に眠っている感情を解放するのはとっても健康的だなと感じることができた経験でしたね。

──普段出てくることない一面を出す、ある種のデトックスですね。

そうですね(笑)。普段と全然違う役はうまくいかないこともあるんですが、逆にしっくり来た時に、すごく楽しいです。

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作品情報

海⽼名⾹葉⼦追善公演『東京の空』

海⽼名⾹葉⼦追善公演『東京の空』

2026年3月11日(水)13:30/17:00(2ステージ)
会場:日本教育会館 一ツ橋ホール
チケット前売り・当日 ⼀般:6,000円(全席指定)
2026年2⽉25⽇(水)12:00〜販売開始

チケット購入はこちら

キャスト&スタッフ

原案:海⽼名⾹葉⼦
出演:⻑濱ねる
上演台本・演出:倉本朋幸 プロデューサー:⽥中あやせ、林家まる⼦
協力:一般社団法人 時忘れじの集い

俳優、1998年9⽉4⽇⽣まれ。⻑崎県出⾝。
幼少期を五島列島で過ごす。2019年に「欅坂46」を卒業。その後、俳優として活動し、2023年NHK連続テレビ⼩説「舞いあがれ!」に出演。以降「ウソ婚」、「若草物語 -恋する姉妹と恋せぬ私-」、「いつか、ヒーロー」、「おコメの⼥ -国税局資料調査科・雑国室-」などの話題作に出演し、『未来電車 “あの日”を知らないあなたへ』で主演を務める。その他、日本テレビ「news zero」のコメンテーターや、J-WAVE「NTT Group BIBLIOTHECA~THE WEEKEND LIBRARY~」のナビゲーター、エッセイ執筆等、マルチに活躍。
3月配信「ストーブリーグ」、7月公開「ラブ≠コメディ」の出演が決まっている。

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