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INTERVIEW

映画『金髪』の2人が語るリアルな学生生活とイマドキ度

「おじさんなんで」は自虐じゃなく自己防衛?岩田剛典×白鳥玉季の“ジェネギャ”を測る世代観トーク

2025.11.28 18:00

2025.11.28 18:00

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中学生の頃はよくセンター街にいました

──岩田さんは男子校育ちということですが、となると授業中に手紙の回し合いはしたことがない?

岩田 ないですないです(笑)。

白鳥 逆に何があったんですか。交換日記とか?

岩田 ないない(笑)。

白鳥 消しピンはやりました? 消しゴムをピンって指で弾き飛ばして、相手の消しゴムを落とすみたいな。

岩田 やった。今もやるんだ?

白鳥 やります。定規を使ったやつとか、進化したバージョンもあるんですけど。

岩田 バトえんはさすがにもうないでしょ?

白鳥 ばとえん……? どういう遊びですか?

岩田 バトル鉛筆。鉛筆をサイコロみたいに転がして戦うやつ。

白鳥 知らないです。

岩田 ないんだ。悲しいね。『ドラクエ』とか、いろいろ種類があって、それはよく学校で遊んだな。

白鳥 ドロケイは?

岩田 ドロケイはずっとあるでしょ。あれはもうジャンケンみたいなものだから(笑)。

白鳥 絶対やりますよね。時代を超えた遊びだと知れてよかったです。

──今振り返ると恥ずかしい中学時代の思い出はありますか? 

岩田 なんだろう。いっぱいあるんだろうけど、前すぎてもう思い出せないな。

映画『金髪』より岩田剛典演じる市川、白鳥玉季演じる板緑
©2025 映画「金髪」製作委員会

──岩田さんも中二病をこじらせたことはあるんですか。

岩田 ありますよ。中学生はみんな通りますから(笑)。

白鳥 みんなそうなりますよね。

岩田 具体的に何と言われると思い出せないけど。僕らって、SNSもまだなくて、雑誌全盛の世代。トレンドは雑誌から生まれていて。僕も雑誌のモデルさんが着ているものを調べて渋谷まで買いに行ったりしてました。

──当時はどんな服装をしてたんですか。

岩田 いや、もうめっちゃダサいですよ(笑)。

白鳥 ドラゴン描いたTシャツとか?

岩田 的(てき)な感じです(笑)。もう今見たらヤバいと思う。平成初期な感じの。

──ギャル男ではなかった?

岩田 ギャル男もやったことありますよ。

白鳥 へえ〜!

岩田 当時はもう似合う似合わないとかじゃなくて。流行ってるものがいいみたいな価値観だったんです。で、そういう格好をしていると、そういう友達ばっかり集まってくるから、それはそれで楽しかったけど。他校の友達もいたし。それが渋谷で出会うんですよ。

白鳥 いいですね。

岩田 いや、でもあんまり健康的じゃないかもしれない(笑)。本当、ずっとセンター街にいました。

──「センターGUY」という言葉もあった時代です(笑)。

岩田 ありましたね(笑)。

──他の学校のカバンを持ったりとか。

岩田 そうそうそう。

──取引されるんですよね。

白鳥 えー!全然わからない。すごい時代ですね。

──では逆に今の10代のトレンドをお二人がどれくらい追えているかをチェックしてみたいと思います。今年、女子中高生の間で流行ったものを挙げていくので、知っているかどうか教えてください。まずはパペットスンスン。

岩田 知らない。

白鳥 知ってます!

岩田 マジで?

白鳥 たぶん見たらわかると思います。

岩田 キャラ?

白鳥 そうです。青色の、ちょっと毛むくじゃらの。

岩田 こっちはラブブで精一杯ですよ(笑)。

白鳥 ラブブは知ってるんですか。

岩田 知ってる。

白鳥 私、ラブブ知ったの最近ですよ。

──ちなみに岩田さん、パペットスンスンはこれです。(と、画像を見せる)

白鳥 見たことありますよね?

岩田 あ〜〜〜〜。ない(笑)。

白鳥 えー!

岩田 クッキーモンスターみたいだね。

白鳥 そうです。めっちゃ可愛くて、私は好きです。

──じゃあ、これは岩田さんもご存じだと思います。森ガール。

岩田 森ガールは知ってますよ。

──2000年代後半に流行した、蒼井優さんに代表される、ナチュラル系のふんわりファッションですが、最近再燃しているそうです。

岩田 そうなんですか?

白鳥 聞いたことはあるんですけど、私が流行に疎いタイプで、全然わからない……。

──じゃもう一つ。入れ違いグッジョブ。

白鳥 わからないです。

岩田 それはわかります。

白鳥 え。知ってるんですか。

岩田 写真の撮り方でしょ?

白鳥 こういうことですか?(と両手でサムズアップして胸の前で交差する)

岩田 それ!

白鳥 えー。これを入れ違いグッジョブって言うんですか。

岩田 この間、テレビ番組でまったく同じくだりがあって。それで覚えました。

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おじさんにならないために大切な意識

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作品情報

金髪

©2025 映画「金髪」製作委員会

©2025 映画「金髪」製作委員会

金髪

2025年11月21日(金)全国公開
※第38回東京国際映画祭 観客賞受賞
2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/103分/G
配給:クロックワークス

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

主演:岩田剛典
白鳥玉季、門脇麦、山田真歩、田村健太郎、内田慈

監督・脚本:坂下雄一郎
音楽:世武裕子

1989年3月6日生まれ、愛知県出身。
2014年『クローズEXPLODE』で映画デビュー。『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(16)で映画初主演を飾り第41回報知映画賞新人賞、第40回日本アカデミー賞新人賞俳優・話題賞、第26回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞した。2018年には、映画初単独主演作『去年の冬、きみと別れ』などで第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞石原裕次郎新人賞を受賞。同年、「崖っぷちホテル!」(18/NTV)でドラマ初主演を務めた。その後も「シャーロック」(19/CX)、『名も無き世界のエンドロール』(21)、『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』(22)といった話題作への出演を重ねる。近年では、NHK連続テレビ小説「虎に翼」(24)や「アンチヒーロー」(24/TBS)、「フォレスト」(25/ABC)、『パリピ孔明 THE MOVIE』(25)、「DOCTOR PRICE」(25/NTV)での活躍で知られる。そのほか主な出演作に『AI崩壊』(20)、「金魚妻」(22/Netflix)、『ウェディング・ハイ』(22)、『死刑にいたる病』(22)、「あなたがしてくれなくても」(23/CX)、『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』(23/Netflix)、『聖☆おにいさん THE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団』(24)など。
アーティスト業においては三代目 J SOUL BROTHERSとして活動しながら、2021年にはソロアーティストとしても歌手デビュー。11月から自身初となるアジアツアーも開催が決定しておりソロアーティストとしても活躍の場を広げている。

2010年1月20日生まれ、東京都出身。2016年、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」でドラマ初出演。同年、西川美和監督の『永い言い訳』で映画デビュー。約800人の候補からオーディションで役を勝ち取った李相日監督の『流浪の月』(22)での好演をはじめ、大河ドラマ「どうする家康」(23/NHK)、映画『正欲』(23)といった話題作への出演が続く。昨年は今泉力哉監督作『からかい上手の高木さん』(24)や『アイミタガイ』(24)に出演。そのほか主な出演作に「凪のお暇」(19/TBS)、『ステップ』(20)、「テセウスの船」(20/TBS)、「極主夫道」(20/YTV)、『極主夫道ザ・シネマ』(22)、「御手洗家、炎上する」(23/Netflix)、「0.5の男」(23/WOWOW)、「いちばんすきな花」(23/CX)、「水平線のうた」(25/NHK)、現在放送中のドラマ「ぼくたちん家」など。

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