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INTERVIEW

上演中の『マリー・キュリー』で初共演した互いの印象は?

「本読みでこんなに感情が高ぶったのは初めて」昆夏美と鈴木瑛美子が語る“寄り添える”ことへの感謝

2025.11.04 17:00

2025.11.04 17:00

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瑛美子ちゃんはこう見えて実は妹気質なところがいっぱいある

──今回も地方公演がありますが、お二人は長丁場の公演の時にコンディションはどう整えていますか? ‎

昆 うーん……吸入? あと、鼻うがい。

鈴木 わかる(笑)。

昆 でも、やっていても風邪ひく時はひくんですよね。本当に。こんなにやっているのに風邪ひくと「無駄かよ!」ってなる。

鈴木 (笑)でもね、しょうがないよね。

昆 本当に風邪ひいていいことはなに一つないので、ひかないようにしようと思うんですけどね……なかなか。

──お二人はメンタル的なところはどうですか? ‎

鈴木 それ言おうと思ってた! 病みやすいんですよ、私。

昆 え、そうなの?!

鈴木 そうなの、特に稽古中なんだけど。もう考えすぎで止まらなくなっちゃって。くだらないことも、ちっちゃいことも大きいことも、ずっと何かしら考えているから、本当にメンタルが落ちやすくて……だからバイクに乗ったりとか、好きなことをするというのが完全に息抜きですね。あと家に帰って、ひたすらゲームをするとか。

昆 そうなんだ(笑)。

──その時出演している作品のカラーは関係しますか?

鈴木 そこは作品関係なく、それこそどんな明るい作品でもそうでなくても、ですね。でも今年出演した『LAZARUS』はいろいろ考え込む作品だったから、あれはやばかった……。なんとか病まないように、その作品前後はなるべく「ヤッホー!」ってテンションでやっていたんですけど、もう残りあと2日間っていうところで、それまで保っていたのが急にダメになりまして……駅降りてから歩けなくなっちゃって、本当にそんなことは今までで初めてで。たまたま母が私の家に来ていたので、電話して迎えに来てもらったんですよ。初めてそんなことになってから、ちょっとこれは今後気をつけようと。

昆 だから稽古場でずっと「誰かと喋りたい」って言ってたんだ!

鈴木 そうなのよー! これは放出していかないとヤバいと思って。また黙っていると考えちゃう。

昆 なるほどねー、頭の中でグルグルしているものを断ち切ろうとしているわけだ。でもびっくり、だって瑛美子ちゃん、元気ですよ!? ほんといつも朝から元気だなーって、アンヌ役にぴったり!って思ってましたもん。でも今回、私たち初共演なんですけど、アンヌ役が瑛美子ちゃんで良かったなあと。本当に、誰にでも好かれるタイプだと思うんですよね。

鈴木  いやいやいや、そんなことないですよ。

ミュージカル『マリー・キュリー』より(撮影:田中亜紀)

──このインタビューのだいぶ前に先に写真だけ撮らせていただいて、確かその日がお二人の初対面だったと思うんですけど、撮影中、鈴木さんが昆さんのことを可愛い、可愛いとずっと言っていたのが印象的でした。

鈴木 はい! 今でも思ってます、言ってないけど。稽古中も、席に座ってる姿とか横向いて喋る時とか、ずっとかわいいなあ、かわいいなあって思ってる。

昆 いやいやいやいや! 瑛美子ちゃんこそかっこいいよ、本当に年下とは思えない。でも、こう見えて実は妹気質なところもいっぱいあったりすると思うんですよ。

鈴木 ある。めっちゃある!

昆 でも見た目でこう、「鈴木瑛美子です!」みたいな感じっていうか(笑)、姉御な感じが一見あるじゃない? でも絶対ね、甘えん坊なところがあるんですよ。

鈴木 そうなのー! 人に寄り添って生きていくタイプなんです……!

昆 もうね、こういうところが、めっちゃかわいい(笑)。

──昆さんは長丁場の舞台では、メンタル面ではどうですか? ‎

昆 私はあまり落ちたりはしないかもしれないですね。でもそれも、年々そうならなくなってきたのかも。私が一番発散できるのは人とご飯食べに行くことかなあ……だからコロナ中は本当に辛かった!

鈴木 え、ご飯行きましょ!?

昆 行きましょ行きましょ! 本当に、誰かとおいしいご飯を食べに行くことが私の一番のストレス発散なんですよ。なのでよろしくお願いします(笑)。

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作品情報

ミュージカル『マリー・キュリー』

ミュージカル『マリー・キュリー』

【東京公演】
2025年10月25日(土)~11月9日(日) 天王洲 銀河劇場
チケット(全席指定・税込):S席 13,500円 A席 9,500円

【大阪公演】
2025年11月28日(金)~11月30日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
チケット(全席指定・税込):13,500円

企画・製作:株式会社アミューズクリエイティブスタジオ

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

脚本:チョン・セウン
作曲:チェ・ジョンユン
演出:鈴木裕美
翻訳・訳詞:高橋亜子

出演:昆 夏美 星風まどか(Wキャスト)/松下優也 葛山信吾(Wキャスト)/鈴木瑛美子 石田ニコル(Wキャスト)
水田航生 雷太(Wキャスト)
能條愛未 可知寛子 清水彩花 石川新太
坂元宏旬 藤浦功一 山口将太朗 石井 咲 石井亜早実 飯田汐音(Swing)

1991年6月28日生まれ 東京都出身
2011年9月、数多くの候補者の中から『ロミオ&ジュリエット』ヒロイン・ジュリエット役に抜擢されてプロデビュー。その類まれな歌唱力を武器に、その後も、『ハムレット』オフィーリア役など大作で次々にヒロインを務める。
近年の主な出演作に、【映画】『ぐるり1200キロ、はじまりの旅』(20)、ディズニー映画『美女と野獣』(17)プレミアム吹替版ベル役、【舞台】 『この世界の片隅に』(24)、『Tootsie』(24)『ミス・サイゴン』(22・17・14)、『The Last 5 Years』(21)、『マリー・アントワネット』(21・18)、『人類史』(20)、『星の王子さま』(20・15)、『レ・ミゼラブル』(19・17・15・13)、『アダムス・ファミリー』(17)などがある。

鈴木瑛美子

アーティスト情報

2017年高校在学中に出演した「湖池屋」ポテトチップスTV CMで話題となり、映画『恋は雨上がりのように』の主題歌「フロントメモリー」などに抜擢、デビュー前から注目される。2019年8月にメジャーデビュー。TVアニメ『キングダム』エンディングテーマ曲「kIng」やアンジェラ・アキ作詞・作曲・プロデュースによる「カナリアの歌」などをリリース。また高い歌唱と表現力を評価されミュージカルにも進出。
『LAZARUS』(25)、『SIX』(25)、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』(24・23)、『東京ローズ』(23)、『RENT』(23・20)、『ジェイミー』(21)、『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~』(20)などに出演。2024年の5th Anniversary Live「Nobody knows」のワンマンチケットは完売し圧倒的なパフォーマンスで魅了。6周年を迎える2025年は、ワンマンライブにミュージカルに、そして梶浦由記全国ツアーにと更にフィールドを広げている。4月の「6th Anniversary Live」に始まり、8月にはワンマンライブの集大成「SO SIX」を開催。更に9月には松本隆氏作詞活動55周年記念「風街ぽえてぃっく」に出演。また現在公演中の韓国発の創作ミュージカル『マリー・キュリー』で、本年3作目のミュージカル出演。そして年末を飾るに相応しい締めくくりは、梶浦由記初のディナーショー「Yuki Kajiura LIVE Special edition ~クリスマスディナーショー2025~」に、ゲストボーカルとして参加決定!鈴木瑛美子の新しいステージがまた一つ幕を開ける。

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