2025.10.10 19:00
2025.10.10 19:00
人のためになることをずっとやっていきたい
──5曲目の「時が止まればいいのに」は、1st LIVE「KAIHOU」でも披露していたメロウ&スウィートなラブソング。2024年12月に配信リリースされました。
歌詞だけ受け取ると純愛に見えますけど、実は共依存をテーマにした楽曲となっています。MVと合わせて完成する作品にしたくて、MVは部屋にカメラをつけられて彼氏に監視されている女の子をコンセプトにしています。自分自身のルーツに照らし合わせると、私は漫画が大好きで、とにかくコミックにものすごく課金するんですよ。翌日がオフの日は、仕事が終わって帰宅すると夜中から朝の4時頃までずっと漫画を読み続ける感じで。そんななかで出会ったとある漫画からインスピレーションを受けて書いた楽曲です。
──それが共依存的な関係性を描いた作品だったわけですね。
それと一時期、TikTokのショートドラマを観るのにハマっていたんですけど、ドロドロ系の恋愛の話のコメント欄に「私もこういう経験したことある」みたいなコメントがたくさんあるのを見たんですよね。私にはそういう経験はないけど、共依存でスマホを見られてもいいし、それで愛されていることを実感するタイプの女の子を書いてみました。
──そして6曲目が、分厚いブラスサウンドに彩られたファンキーなアップチューン「MISSION」。
この曲はBRADIOさんをイメージして楽曲を作らせていただきました。ああいうブラスセクションの入ったバンドサウンドにハマったのが大学生の頃なのですが、当時の私はアカペラサークルに所属していて、楽曲を聴いてアカペラ用に楽譜を起こして編曲する作業を担当していたんです。そこでブラスセクションを楽譜に起こすのがすごく楽しいことに気づいたんですよね。そういう要素をこの曲にも入れられたらと思い、サビの“All is well どぅわりたらら”のところに、アカペラのコーラスでよく使う「デュワ」や「パララ」というフレーズを入れ込みました。
──その意味ではアカペラのルーツが入っているわけですね。
それともうひとつ、大学時代に所属していたミュージカルサークルの話にも繋がっていて。歌詞の内容としては恋の駆け引きをテーマにしているように見せかけて、実はミュージカルのチケット争奪戦の話を歌っているんですよ。ミュージカルのチケットは値段の変動が大きくて、再上演されるくらいの人気作は結構高くなったり、そもそも購入しようと思っても抽選に当たらないんですよね。そのミュージカルの運営側やチケットの販売側と、ただのミュージカルオタクだった私をはじめとするファン側との心理戦を描いた曲になります。
──かなり捻りの効いた曲ですね(笑)。そして本作を締め括るのが感傷的なバラード「余韻」。
いつか王道のバラードを歌いたい気持ちがあったので、今回チャレンジさせてもらいました。私、楽曲の中で一番好きなのが失恋ソングで、理由はわからないんですけど、多分わかりやすく心を動かされるところにグッとくるんですよね。この曲にもそういう部分を詰め込みたくて、「時が止まればいいのに」の共依存カップルのお話の続編として、その二人がもう二度と会えない別れを経験した時の感情を想像しながら歌詞を書きました。

──なるほど。そういえば“改札前”など、共通するシチュエーションが歌詞に散りばめられています。
そうなんです。あえて似ているワードを並べてみました。それと私、イベントやライブの終わりにはファンの方に「いつかまた会おうね」という意味を込めて「またね」と必ず言うのですが、その言葉が歌詞に入ってたら喜んでくれるかな?と思って、1サビに“「またね」と手を振り背を向けた”というフレーズを入れてみました。ファンの方なら親近感や共感を感じてもらえると思いますし、私自身いつも「またね」とは言っていますけど、いつ会えなくなるかは誰にもわからないと思うんですよね。大切な皆さんにもう二度と会えないかもしれない。そんな気持ちも受け止めながら書いた曲です。もちろん曲の捉え方は人それぞれなので、自由に聴いてもらえると嬉しいですけど。
──とはいえ、青山さんが込めた想いはファンの方にも伝わると思います。ここまでお話を聞いて感じたのは、青山さんは自分の人生を全力で謳歌しようとひたむきに進んできた方だということ。それこそデビュー曲「解放」の歌詞は“ああ一度きりの人生 心の蓋開けて さあ今こそ咲きほころう”で始まりますが、青山さんが自分の人生に求めているものを最後に聞いてみたいです。
私は目標がないと生きていけない人間で、大切なものがなくなるとすごく落ち込んでしまうんです。例えば、私は鳥が大好きで、小学生の頃からセキセイインコを飼っていて、今の子は4代目なんですけど、インコの寿命が来て家にペットがいない期間は激やせするんですよ。私にとっては鳥が生きがいなので、その愛する鳥がいなくなった瞬間にご飯を食べる気もなくなるし、笑う回数も減って、音楽も聴かなくなる。だから、何か生きがいや目標がないとダメなタイプなんですよね。だからこそ私は、何か人のためになるようなことをずっとやっていきたいなと思っていて。私がいるからこそ誰かが「頑張ろう」と思ってもらえるような人物になりたい。というか、そうならないと自分が生きていけないんだろうなって感じます。

──それこそ芸能の世界に入る前の夢は、紛争地域の人たちの人権を守る仕事に就くことで、それを目指して大学の進学先を決めたというお話ですよね。
はい。紛争地域に小学校を建設する活動というのがあって。私は子供の頃からクラシックバレエを習って、部活にせよ、受験にせよ、親に好きなことをやらせてもらっていたので、自分がすごく恵まれていることがわかっていたし、その幸せな気持ちを少しでもみんなに味わってほしい気持ちが根本にあるんだと思います。1人でも笑ってすごせる人が増えてほしい。それが私にとっての生きがいなのかもしれないです。
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