共演に花乃まりあ、大野拓朗、古河耕史、駒⽊根隆介ら
Travis Japan川島如恵留主演舞台『すべての幸運を手にした男』全キャスト&キービジュアル解禁
2025.09.26 18:00
2025.09.26 18:00
川島如恵留(Travis Japan)が初単独主演を務め、11月14日(金)から12月2日(火)まで東京グローブ座で上演される舞台『すべての幸運を手にした男』の全キャストが決定し、キービジュアルとキャラクタービジュアルが公開された。
世界的な劇作家アーサー・ミラーによる戯曲『すべての幸運を手にした男 (The Man Who Had All the Luck)』は、構成や登場⼈物の成⻑に寓話のような構造を取り⼊れながら愛と不安、希望と孤独が交錯する普遍的な人間ドラマを描いたミラー初期の名作。1944年にニューヨークで初演されて以来、繰り返し上演されている本作の主人公はアメリカ中西部の小さな町で自動車整備工場を営むデイヴィッド・ビーブス。彼の人生はある夜を境に幸運に彩られ次々と幸運が舞い込むが、周囲の人々が困難に直面する中で自身の成功だけが続いていく状況に不安を募らせていく。
高いダンススキルと知性を兼ね備えた川島如恵留が主人公デイヴィッド・ビーヴス役を務め、幸運に恵まれ続ける青年の数奇な運命を繊細かつ力強く演じる。演出は『死と⼄⼥』(アリエル・ドーフマン)の世界初演でローレンス・オリヴィエ賞最優秀作品賞を受賞し、イギリスの名だたる劇場で長きに渡り活躍を続けるリンゼイ・ポズナーが担当。戯曲を丁寧に分析し登場人物やシーンをしっかりと立ち上げていくポズナーは俳優たちからの信頼も厚く、日本での演出は『十二人の怒れる男』『みんな我が子』に続き3作目となる。

共演には、デイヴィッドの恋人であり後に妻となるヘスター・フォーク役に元宝塚歌劇団花組トップ娘役の花乃まりあ。野球選手としての成功を夢見る兄エイモス・ビーヴス役を大野拓朗が演じる。そして、誠実な整備工ガスタフ・エバーソン役に古河耕史、家庭の問題を抱え酒に溺れる男J.B. フェラー役に駒木根隆介、不慮の事故で足が不自由となった元兵士のショーリー役として永島敬三が出演し、それぞれがデイヴィッドの運命に関わっていく。
また、デイヴィッドの叔母のベル役に栗田桃子、デイヴィッドにビジネスの機会をもたらすダン・ディブル役には内田紳一郎。さらに、大石継太がヘスターの父アンドリュー・フォークと野球のコーチであるオーギー・ベルファストの2役を演じ分け、エイモスに夢を託し続ける父のパターソン・ビーヴス役として羽場裕一が出演する。また、今回発表された花乃まりあ、大野拓朗、羽場裕一らキャスト9名からのコメントも到着した。
コメント一覧
花乃まりあ(ヘスター・フォーク役)
どこへ転がっていくのか、どこに着地するのか、ずっとドキドキしながら台本を読みました。これぞまさに人生・・・!
ヘスターはデイヴィッドの可能性や葛藤を深く理解し、愛し、支えとなる人物だと捉えています。彼女の存在もデイヴィッドのひとつの「幸運」であるよう演じたいです。
リンゼイさん、そして川島さんはじめとする素晴らしいキャストの皆様とご一緒させていただけることがとても楽しみです。
⼤野拓朗(エイモス・ビーヴス役)
本作のエイモスは報われません。でも、僕自身は幸運をいただきました。アーサー・ミラーの初期の作品に挑めること、そのご縁に深く感謝しています。運命・努力・幸運 三つがぶつかり合う物語の中で、人間の喜びや苦しみを感じながら、リンゼイ氏の演出のもと、日本のお客様に、心を込めて真っ直ぐ届けたいと思います。
古河耕史(ガスタフ・エバーソン役)
尊敬する劇作家アーサー・ミラー氏の作品の上演に参加できることに、大きな喜びと光栄を感じております。”すべての幸運を手に”する人間を、今の日本の私達は一体どんな風に受けとめるのでしょうか。主演の川島さん、演出のリンゼイさん、そして素敵なキャストとスタッフの皆さんに、早く稽古場でお会いしたいです!
駒⽊根隆介(J・B・フェラー役)
「すべての幸運を⼿にした男」いいタイトルですね。
常々、自分がこうして演劇やら何やら好きなことで生活できているのは、本当に「幸運」だと思っているのですが、今回も素敵なご縁をいただきまして、少しでも作品の力になれればと思っています。
主演の川島如恵留さん、演出のリンゼイ・ポズナー氏とは初めての創作となりますので、どのような現場になるかとても楽しみです。
アーサー・ミラー作品も初めてのわたくし、頼もしいことは重々承知の共演者の皆さまと一丸となって、この座組でしか作れない世界を丁寧に構築していきたいと思っています。
永島敬三(ショーリー役)
まず、今回アーサー・ミラーの戯曲に初めて挑めることがとても有り難い機会だと思っています。
そして英国の演劇界を代表するリンゼイさんとの創作や、川島さんはじめとても強力な俳優の方々との共演も、大いに楽しみです。
「運命」という言葉がキーワードになる作品ですが、様々な障壁や迷いの中で翻弄される登場人物たちがどういった運命を辿るのか、自分自身もきちんと考え、迷いながら役を深めていけたらと思っています。
栗⽥桃⼦(ベル役)
演出家のリンゼイさんとは、3年前アーサー・ミラー作「みんな我が子」という作品で初めてご一緒させて頂きました。異国の方の演出を受けるのが初めてで、緊張していたのですが、リンゼイさんはとてもとても優しくて、一緒にその役のことを考えて柔らかく対応して下さいました。
今回またご一緒させて頂けること、本当に嬉しいです! 私は今回ちょっとの出番ですが、キャスト全員の方が初めまして、の皆さまとリンゼイさんと、観てよかったと思って頂ける作品になりますよう頑張ります。
内⽥紳⼀郎(ダン・ディブル役)
東京グローブ座の舞台に立つのは、な〜んと21年ぶり! 『スカパン』 『スタンド・バイ・ミー』そして今回の『すべての幸運を手にした男』ん? 頭文字がみんなSで始まってる!!初めて自腹で観た芝居がアーサー・ミラーの『セールスマンの死』 これもS!?なんとも不思議な縁(えにし)に導かれたようで・・・。素敵なスタッフ、キャスト、そしてお客様と一緒に幸せな舞台を作って行きまっしょう!!!
⼤⽯継太(アンドリュー・フォーク/オーギー・ベルファスト役)
アーサー・ミラーの作品は「THE PRICE」に次いで、2本⽬です。
アーサー・ミラーの人間ドラマを演出家のリンゼイ・ポズナーさん、キャスト、スタッフで創りあげて行くのが今からとても楽しみです。僕は二役! に挑みます! どちらも物語を波及する役です。
どうする?! いやぁウキウキです。臆せずチャレンジしていきましょう! 楽しい稽古場になる様カンパニー全員で走り出します︕
⽻場裕⼀(パターソン・ビーヴス役)
こんにちは⽻場裕⼀です。
役どころは、主⼈公デイヴィッドの⽗パターソン・ビーヴス。
デイヴィッドの兄エイモスを⼤リーグプレーヤーにする為に⼼⾎を注いでいる男です。
そんな男を演じる私は野球をまったく知りません。そもそもスポーツ自体に興味がないのです。筋金入りの文系なのです。
さて、この役、どうしましょう。私でいいんですかねー。
あっ、⼤⾕翔平は知ってます。確かドジャース・・・だったよね。