Bezzy[ベジー]|アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

INTERVIEW

30年来の仲だから分かり合える、単独ライブを続ける理由とは

友達っていうより、もはや兄弟。バナナマン設楽統×バカリズムが語る互いの「変わらなさ」

2025.09.03 19:00

2025.09.03 19:00

全ての画像・動画を見る(全14点)

バナナマン・設楽統とバカリズム。今やテレビの世界では見ない日がないほどの人気芸人であり、MCであり、そしてコンスタントに単独ライブを続ける“コント師”でもあり。かつ、駆け出しの頃から30年近くの付き合いという仲でもある二人。

そんな彼らが主催者(MC)を務めたのが、現在プライムビデオで配信中の『賞金1億円の人脈&人望バトル トモダチ100人よべるかな?』。プレーヤーが自らの人脈を活用し“トモダチ”に電話をかけ、番組の趣旨や情報は一切伝えず、制限時間内に最も多くの友達を集めた人が賞金1億円を手にできるという前代未聞のマネーゲームだ。番組のルール作成などから関わったという二人にとって、撮影は面白くも過酷だったようで──。

『賞金1億円の人脈&人望バトル トモダチ100人よべるかな?』本予告②

自分に置き換えると「羨ましい」とは思わない(笑)

──呼ばれた方々の豪華さと繰り広げられる人間模様のリアルさで、壮大な人体実験を見ているようでした。収録が終わったあと、お二人の中にどんな感情が残りましたか?

設楽 終わった瞬間は“疲労感”でしたね。

バカリズム とにかく収録時間が長かったんですよ! 12時間でしたっけ? 14時間か!

設楽 その前からいろいろ打ち合わせとかもしていて、「こうしたらいいんじゃない?」なんて一緒に作っていた感じもちょっとあって……なんか“お祭り”みたいな感じで終わったよね。

バカリズム 収録中僕らは休みがないんですよ。現場で何が起こるか分からないから、ずっと見ていなきゃいけない。お弁当もその場で食べましたし、ちょっと隙を見てタバコを吸うぐらいで、ずっとあそこにいなければならなかったから。

設楽 だってモニター何個あっただろうね? モニターに同時進行で映されてる場所が20ヵ所くらいあって。各セクションには担当のディレクターさんがいて、僕らもいて。僕らも見ているけど、何か起きそうなところへ入れてもらったりして、ずっとそういう状態でやっていました。

バカリズム プレーヤーに使わせたお金、最後は僕らに入るべきだったんじゃないかと思いましたよ(笑)。

設楽 確かにね。そしたらもっと過酷になったよね、意地悪なことたくさんやったのに(笑)。

設楽統(バナナマン)

──プレーヤーの河合郁人さんが呼んだ木村拓哉さんの登場とかすごかったですよね。木村さんがたい焼きを持ってお二人のところに来るというハプニングもあったり。

設楽 すごかったんですよ。あれも本当に急に来たから、「テレビの中から出てきちゃった」みたいな感じで。本当に驚いて、それでたい焼きをくれて……。

バカリズム また僕ら、お弁当食べたあとでね。

設楽 僕は美味しくいただきましたよ?(笑)。でもほんとね、スター。

バカリズム スターでしたね。あんなところにいると違和感がありました。

バカリズム

──配信記念イベントで「(プレーヤーの)Mattさんの友達関係が別世界すぎる」とおっしゃっていましたが、プレーヤーの方々の人間関係に対して意外だったことはありますか?

設楽 皆さんすごいなと思ったのは、あの場に居てくれる友達をよくあんなに持っているなと。自分に置き換えると「羨ましい」とは思わないんだけど(笑)、人望とか人付き合いとかしっかりしてるってことですよね。そういう面ですごいなと思いました。

──番組のルール作りにも携わったそうですが、賞金総額がここまで減るとは想像していましたか?

設楽 あそこまで減るとは思わなかったですね。

バカリズム 時間が経つと、集まってくれた友達への差し入れのアイテムが高くなるというルールがあったので、そこまで頼まないと思ったんですよ。ただ、そこもそれぞれプレイヤーで違って面白かったですね。賞金を残したい人もいれば、友達をとりあえずもてなしてあげたい人もいて。

『賞金1億円の人脈&人望バトル トモダチ100人よべるかな?』より
©︎2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.

──このプレゼントの価格を打ち合わせで釣り上げたのはバカリズムさんの案とのことですが、設楽さんはどう思ってたんですか?

設楽 お金に関してはどっちでも良かったかな。お金を使わせても、その分を自分がもらえるわけじゃないから(笑)。でも集まった人同士が対立構造になる方が面白いなと思ったので、縄跳びとかやったらいいんじゃないかと思いました。いろんなゲームとかも考えてたんですけどね、実際始まってみると「何かをいっぺんにやらせる」って意外と大変なんですよ。集まったメンバーは「何をしたらいいか」がわかってるわけじゃないから。だからできなかったこともたくさんあったし、自然とドラマが生まれた感じ。

バカリズム みんな勝手に喋るしね(笑)。

設楽 あと、たまたま集まったメンバーなのに、すごいリーダーシップでこちら側が「言ってほしいコメント」とか言ってくれる人もいるんですよ。那須川天心君とかすごかったですね。かと思えば、もちろん見当外れなことを言う人もいるし(笑)。

バカリズム 天心君はすごかった。知ってるかのようにこちらが言ってほしいことをバシバシ言ってくれる。

次のページ

ずっと変わらないお互いの“根っこ”とは

全ての画像・動画を見る(全14点)

作品情報

賞金1億円の人脈&人望バトル トモダチ100人よべるかな?

(C)2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.

(C)2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.

賞金1億円の人脈&人望バトル トモダチ100人よべるかな?

Prime Videoにて2025年8月1日より独占配信

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

主催者:設楽統(バナナマン)、バカリズム
プレイヤー:森田哲矢(さらば青春の光)、河合郁人、Matt

主題歌:「トモダマシ」みゆな

バナナマン

アーティスト情報

1993年、設楽統と日村勇紀によってコンビ結成。翌年デビュー。
デビュー以来開催している単独ライブはチケット入手困難のプレミアライブとなっている。
バラエティ番組にも多数出演し、番組のメインMCも務める他、定評のある演技力が評価され俳優や声優としても活動の場を広げている。
主な出演番組に「バナナマンのせっかくグルメ!!」(TBS)、「YOUは何しに日本へ?」(テレビ東京)、「沸騰ワード10」(日本テレビ)、「奇跡体験!アンビリバボー」(フジテレビ)、「バナナマンのバナナムーンGOLD」(TBSラジオ)などがあり、設楽は「ノンストップ!」(フジテレビ)で帯番組のMCも務める。

バカリズム

アーティスト情報

TVレギュラー番組を中心に活動するかたわら、定期的に単独ライブを開催。
発売と同時に即完売となる人気を誇るピン芸人。他にもナレーションや俳優、脚本など多方面で活動中。市川森一脚本賞奨励賞、第36回向田邦子賞を受賞するなど脚本家としての評価も高く、映画『地獄の花園』の脚本も手掛けた。 TVレギュラー番組は「バズリズム02(日本テレビ)」「家事ヤロウ!!!(テレビ朝日)」「私のバカせまい史(フジテレビ)」など多数。「IPPONグランプリ」史上最多23大会連続出場、初代王者。「R-1ぐらんぷり」5年連続出場、うち4回決勝進出など実績多数。

RANKINGランキング

RELATED TOPICS関連記事

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram

COLUMN & SPECIAL連載&特集

ALL SERIES

RANKINGランキング

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram